コタツの中の猫はいつも可愛い顔をしている

「かわいいね、サヨリちゃん。とても後期高齢者猫には見えないわ。」

「喧しいわ、クソおやじ!。」

「何言われても腹が立たないよ、デヘっ!。」

「デヘっ、じゃねーよ!。」

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コタツにネコはよく似合う

「くめさ~ん、こいつ、コタツで丸くなってないですよ~!!!。」

「うるさいにゃ。猫がコタツで丸くなってるワケないでしょ?。この中、何度あると思っているんですか。この中は常夏の国なのですから、そもそも、丸くなる必然性が無いんですよ。ってか、くめさんって誰ですか?。」

「東くめさんも知らないのか?、サヨリちゃん。あの名曲、雪やこんこを作詞したお方だよ。ちなみに、作曲は瀧廉太郎先生だよ。」

「今はいったいいつだと思っているんですか?、お父さん。平成と明治とでは生活様式も違うでしょう。家屋に現在のような気密性も無かったでしょうし、地球温暖化の影響か何かは知りませんが、今の方が温かい冬らしいですからね。」

「雑学に科学で対抗してきたね、サヨリちゃん。コタツの中のサヨリちゃんは、100%の確率で可愛い顔をしているから許してあげよう。」

「でも、お父さんのお手製コタツでは可愛い顔は出来ませんけどね。赤い明かりのせいですよ。夜のお散歩の時と同じです。」

「そうだね。いつも、お目々まるまるだったら良いのにね。」

「それは出来ません。そういう風に猫の目は出来ているのですから。」

「ところで知ってた?、お父さん。」

「何?。」

「平成のコタツって、中を覗いても赤くはならないそうですよ。」

「マジっすか?。」