「可愛いボトルですね、お父さん。」
「まさかのワッツで見つけたんだよ、サヨリちゃん。100円なのにボトルが5つも入っているんだよ。お得だね。」
「こんなの何に使うの?。」
「お皿。」
「ニャ?」
欲しかったのはボトルの底
「ミニチュアボトルの底の形状がね、お皿に似ていたから型に使えないかと思って買ったんだよ、サヨリちゃん。ダイソーとかセリアならあるとは思っていたのだけれど、まさかのワッツであるとはね。しかも5本入りだったからラッキーだったよ。」
「で、お皿は作れましたか?。」
「全然ダメだった。ほら、ミニチュアフードってお皿が出来ないと何も出来ないじゃない。サイズが決まらないから。でも、料理で言うところの食材は準備出来るんだよね。簡単だし。なので、今は食材入れとして使っているよ。中身も見えるし飾っていてもインテリアっぽいから満足出来たよ。」
「確かに良い感じで並んでいますね、お父さん。」
「本来はライスとか衣とかキメの細かい材料をいれるのだけれど、今は材料が少ない状態だからキャベツとかプチトマトなんかも保管しているよ。」
「だったら5本では足りませんね、お父さん。」
「40~50本くらい必要な気がしているよ。でもね、」
「でもね?。」
「ワッツで生産中止になったら終わりなんだわ。そして、ワッツのサイクルが分からなんのだわ。これって結構不安。」
「じゃ、ワッツに頼んで取り寄せて貰ったら良いじゃないですか。50本くらいだったら500円で買えちゃうのですから。」
「サヨリちゃん。今、良い事言った!。そして今日も可愛い。」