ハンドメイドの猫の帽子(黄金の犬)

「わん、わん。」

「ワンちゃんですか?、サヨリちゃん。金色ですね、超サイヤ犬ですね。サヨリちゃんは、『わん、わん』ってたまに鳴いていたのだけれど、帽子をかぶるとリアリティが出るね。お父さんは、最初はクマさんだと思っていたけど。」

「わん!、わん!、わん!。」

「昔、『黄金の犬』ってテレビドラマがあったのを思い出したよ、サヨリちゃん。」

「えっ、そんなドラマがあったんですか?。どんなドラマ。犬が金色に光ってメッチャ強くなるお話ですか?。」

「この子、ドラゴンボールと話がごっちゃになってるわ。黄金の犬は、西村寿行先生原作の動物サスペンスドラマだよ、サヨリちゃん。犬の帰巣本能を主題とした内容だったような、無かったような。若かりし頃の市毛良枝さんが出ていたような…。」

「お父さん、犬の帰巣本能って、にゃに?。」

「猫に戻ってるよ…。」

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犬の帰巣本能(黄金の犬)

「犬には帰巣本能って言って、どこからでも家に帰って来られる本能があるらしいのね。たとえば、飼い犬を車に乗せて遠い場所に捨てたとしても、自分の力で帰って来られたりします。また、犬や猫を捨てる行為は法律で禁じられています。人道的にも許される行為ではありません。命を預かったら最後まで面倒をみましょう。」

「凄いですね、お父さん。犬って凄いです!ワン、ワン。そして、犬や猫を捨てる人はクソです!、ワォ~ン!!!!。」

「何だか今は、犬に憧れているみたいだね、サヨリちゃん。」

「ワン、ワン。」

「わかった、わかった。はい、お手!。」

「嫌だ。」

「ん?、勢いでやってくれるかと思ったのだけれど・・・キミは猫だから仕方ないとは思います。なので、この件は無かった事にしてあげます。けどもう少し、帽子のお顔を見せてもらえないかな?。」

「どうぞ、わん、わん。ところで、この帽子は誰が持って来てくれたの?。」

「持って来たのはおいで姐さんで、作ってくれたのはクチュリ姐さんだよ。今回は、別に『アーミー柄の帽子』と『赤鼻のトナカイの帽子』もあります。既製品じゃないよ、手作りの帽子だよ。ハンドメイドキャップ。」

「ハンドメイドのお店がタッグを組んでいるのですから、これは販売されるのですか?。おいくらですか?、いつ頃ですか?。」

「いや、犬の帽子を含めた3つの帽子は販売対象外だそうです。これは、サヨリちゃんへのプレゼンドらしいよ。」

「そうですか。それではボクの代わりにお父さんがお礼をキチンと言って下さいね。」

「御意。姐様方、誠にありがとうございます。」

「それはそうと、最近、お二人は仲良しですねぇ~。何かあったの?。」

「それは知らないなぁ。お父さん、他人のプライベートに立ち入らない主義なので。それが礼儀というものですよ。フッフッフッ。」

「そんな事を言っちゃって。単純に面倒くさいだけでしょ?。わん、わん。」

「ちっ、バレたかっ。」

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