今からここを、キャンプ地とする!

「今からここを、キャンプ地とする!。にゃ、にゃ、にゃ。」

「何やってんのサヨリちゃん、そこはデスクの引き出しですが。お父さんがすぐに出せる大事なものが沢山入っている場所ですが。あーーーー、お財布もサヨリちゃんのお腹の下じゃん。そこはタイムマシンの入り口でも無いですし、キミのベッドでもありません。そこはお父さんの引き出しだ。」

「そんなのボクには関係ありません。『勝手』と書いて『ねこ』と読むのです!。ボクはここが気に入りました。目の前にはテレビ、ボクの体にフィットしたサイズ感、そして、お腹がひんやりしていて心地良いです。そして何よりも、すぐ横にはお父さん。」

「う~ん、ちょっと嬉しいじゃ~ん。」

「でも、どうして今までこの空間に気付かなかったのでしょう?。」

「それは、今まで僕が引き出しを開けっ放しにした事が無かったからだよ。今日は引き出しを閉めるタイミングでお客さんが来たから締められなかっただけだよ。で、今日は、ここがサヨリちゃんのキャンプ地なのですか?。『良い物』があるのだけれど、今日はここで良いのですか?。」

「はい、今日はここがボクのキャンプ地です。お父さんの膝の上は暑いし、デスクの上は飽きました。だから、ここで1日バカンスを過ごします。はい、頭ナデナデして下さい。」

「くつろいでいるのは十分理解出来ますよ。お父さんは、サヨリちゃんのお腹の下のお財布が気になります。ああ見えて、結構入っているのですよ、野口さんが。」

「ちょっと、ボクは忙しいので静かにしてもらえませんか?。ガサガサ…。」

「その姿勢で落ち着きましたか?。お父さんは、やっぱり財布が取れなくて困っていますけれど、サヨリちゃんが満足しているのならお昼ご飯の時間までは我慢します。」

「ところで、『良い物』って何でしょう?。何なのでしょう?。」

「それは、サヨリちゃんが一段落してからのお楽しみ…ってか、

朝一番に気づくかと思って置いておいたのだけれど、しっかり無視してくれちゃったのだけれど、そのままキミは、デスクの引き出しをキャンプ地としたのだけれど、とても『良い物』らしいぞう~。」

デスクの引き出しの中で眠る猫

「聞いてないんかーーーい!。」

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