屋島山上でウォーキングした結果は約5000歩

屋島中町にパーラーエメラルドというカフェがある。そこで知人夫婦とランチ中に突如浮上した提案がサヨリちゃん。

「屋島へ登らんか?、猫を連れてウォーキングしよう!。」

今日の天気は抜群に良い。

気温もまぁまぁ高め。

ウォーキングにもってこいの気象条件は整っている。

春休み前の屋島山上を体験しておくのも良いだろう。だがしかし、あの山道をサヨリちゃんを連れて登るのは頂けないし頂きたくも無い。なぜならば、猫は犬とは別物でみんなが思っている以上に猫という生き物は歩かない。

ニャンニャンと嬉しげに歩くのは最初の数分だけだ。その数分間だけはとても楽しげに歩く。そして自分の気が済んだら、あとは陽だまりにうずくまって日向ぼっこを決め込む彼の姿が目に浮かぶ。これまでもそうなのだから、これからもそうなのだろう。

必然的に7キロオーバーな彼を抱っこして山道を登る僕の姿は火を見るよりも明らかだ。それはウォーキングとは言わない、筋トレだ!。これらの理由から、徒歩での屋島登山だけは勘弁してもらった。全力で却下したと言った方が正しいかも知れない。

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春休み直前の屋島山上は絶景にゃう!

結局、バス停までウォーキング?

僕らが持つ屋島山上へ向かう方法は、

  1. 徒歩(却下済)
  2. マイカー
  3. バス

この3つ。

当初、マイカーで屋島山上まで登ると決め込んでいたのだが、知人のウォーキングへの想いが強かったのだろうか?。徒歩でコトデン屋島駅前のバス停からバスに乗る事になった。

(やっぱ、歩くんかい。)

内心そう思ったのだけれど、相手は目上の方なので無言で7キロの猫が入ったペットキャリーを担いでバス停まで歩いた。たかが7キロ、されど7キロ。せめて自転車で移動して欲しかった。

僕は屋島山上へ月に1度は仕事で訪れる。普段は自動車での移動なので、バスでの移動は約1年ぶりだった。

その間に屋島ドライブウェイは無料化され、バスもおニューになっていた。以前のバスとは違って、お年寄りや身障者にもやさしいバリアフリー仕様のバスである。

座席も広々としていて窓ガラスも大きいせいなのだろうか開放感も得られた。同じバスなのに乗り心地が全然違う。揺れが小さくなったのもありがたい。

時刻表も新しくなっていたが、ダイヤが変更されたのかは記憶に無いので分からない。一方のサヨリちゃん。お出掛けには慣れたもので、ペットキャリーの中で香箱を作って待機中。

春休み前の屋島山上は、遠足園児とお遍路さん

3月に入ったとはいえ、平日の屋島山上はまだまだ本気モードに入ってはいない。今日のメインのお客様は、お遍路さんと遠足に来た幼稚園児たちだ。

何度も屋島山上へ遊びに来た事のあるサヨリちゃんだが、屋島寺へ足を踏み入れるのは初めての経験。未開の地である屋島寺で彼が起こす行動はマーキング。ゴロンゴロンしまくりだ。

オス猫はマーキングの行為としてオシッコを噴霧するそうだがサヨリちゃんはオネエ系ニャンコ。なのでオシッコの発射は一切しない。その代わり、ゴロンゴロンとスリスリの物凄さはいつも以上に激しくかつ丁寧。

特にお守りや御神籤を販売している建物の太い柱が気に入ったようで、これでもかと自らの頬を柱に押し付けていた。その顔はマタタビのそれと似ていて、柱にマタタビに似た成分があるのかと思うくらいのスリスリぶり。

屋島寺でひと時を過ごし、展望台へと足を進める。屋島寺で満足感を得たサヨリちゃんが素直に歩くわけも無く、僕に抱っこされながらの移動である。

今日は空気が澄んでいたのだろう、屋島山上から見下ろす眺めは絶景だ。瀬戸大橋だって見えている。一方のサヨリ氏、風景には目もくれずせっせとマーキング作業に勤しんでいた。

自由奔放な彼にも、身構える天敵というものが存在する。電車と子供だ。先程も述べたとおり、現在、この地には数十人の幼稚園児が屯している。その位置は、屋島山上水族館の中とれいがん茶屋前の広場。それは、我々が位置する展望台から目と鼻の先だ。

マーキングワークに酔いしれているサヨリ氏へも子供達のカン高い声が届く。そして気づく。気づいてしまう。小さな小さな人間たちの存在に。それ以降、サヨリ氏が行うべき行動は決まっている。『逃げる』だ。子供達とは逆方向へ移動し、手近な隠れ場所を探さなければならない。時は一刻を争うのだからモタモタなどしていられない。

しかしここは観光地のど真ん中。彼が隠れるのに適した場所はどこにも無い。あったとしても届かない、首から伸びたリードの長さが全然足りない。結局、僕に抱っこされてバス停まで歩く事になる。猫というのは面白いもので、安全圏に入ったと認識した途端に強気な態度に打って変わる。もはやオラオラ状態だ。

そんなオニャオニャ覚醒中のサヨリ氏、自分よりも低い位置からこちらを見ている幼稚園児たちを眺めて得意顔。

やはり猫だなとつくづく思う。

小一時間、屋島で歩いた道のりは5000歩

今回、我々が屋島山上で歩いた道のりは、バス停から屋島寺を経て、こじんまりとした土産物街かられいがん茶屋の展望台。さらに、桃太郎旅館前の展望台をとおりバス停へ。それに所要した時間は1時間。丁度次のバスの時間にピッタリだ。しかし、数分前にバスが出てしまったため20分間の足止め。血の池経由で廃墟となっている甚五郎から壇ノ浦を眺めてバス停に戻ったところで、丁度下山のバスが待っていた。この時、知人の万歩計の数値は5000を指していたそうだ。

自分ではそんなに歩いた感じはしないのだけれど、万歩計を信じるとするのなら、屋島山上で小一時間ウォーキングをすると約5000歩になるという。どうでも良いけど、知っていても損はしない小ネタがひとつ得られた。

屋島山上で猫の散歩をする人は皆無であるが、犬の散歩へ来られる方は思いの外多い。ワンチャンと飼い主さんとのストレス解消と体力アップに屋島山上でのウォーキングもアリだと思う。それほど山の空気と眺めにはリフレッシュ効果があるのだから。