わが家の猫様がまだ半分野良猫だった頃の話。

気の向くままに外へ出て、気の向くままに家に帰る。

「サヨちゃん、帰ってる?。」

これがわが家の愛言葉だった。

ただ、夏場になると足を濡らして帰る事が多く、

「海で魚でも獲ってるんかねぇ~。」

「獲ってんじゃね?、猫だし。」

そんな会話も日常の一コマ。

初めてお昼間に散歩した時、その秘密が解明された。

夏になると、猫が足を濡らして帰る理由

2016-07-05 アスファルトの上の猫

猫様を連れて散歩に出かけた。

午前中にも関わらず、今日は暑い。

わが家の猫様は自転車の荷台に乗って移動できるスキルを持っている。じっとしてくれないだろうと思っていただけに、これは嬉しい誤算だった。自転車で5分ほどの場所にある公園に連れて行き散歩を開始。

2016-07-05 木陰で寝そべる猫

ほどなくして、草むら目がけて歩く猫様。木陰で寝そべって動く気配も無い。犬とは違い猫の散歩はこんなもの。しばらく歩いて安全が確認出来ればその場で転がる。転がっているかと思えばまた歩く。その繰り返し。

そもそも、猫の散歩には目的が全く無い。強いて言うなら気分転換。猫様にとって、散歩の意義はそれだけだろう。草むらを徘徊し続けて散歩は終了。涼しい場所で仕上げはブラッシング。これはお約束だ。

猫様の背中をクシで撫でながら、猫様の足をグッと握ると肉球が熱かった。もしやと思い砂浜へ行き猫様を歩かせると、ジャバジャバと海に足を浸けて幸せそうな顔をしている。

数年前、猫様が足を濡らして帰って来た理由はこれだったのか!。涼しげな顔をしている猫様の横で、汗だくなわたしが妙に納得した瞬間だった。額から噴き出す汗をタオルで拭きながら、

「おまぇ~、これやってたんかぁ~?。」

っと猫様に問うてみると、猫様は、一瞬、こちらをチラ見して瀬戸内に浮かぶ島を眺めた。

・・・やっぱり猫だな。


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