猫に着物(和服)を着せてみた結果が姐さんだった件

「グズグズするんじゃ無いよ。」

「ガッテンでぇ!。」

「アタしゃ気が短いんだからね。ところでアンタ、何だか今日は岡っ引きみたいだね。」

「ガッテンでぇ!。」

「どうだい、後ろ姿も似合うだろ?。日本猫には和服だよ、着物を着ると身がキュッと引き締まる思いだネェ。そうは思わないかい?。」

「御尤もで、サヨリ姐さん!。お美しい。」

「声が小さい!。」

「ガッテンでぇ。」

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猫の着物は何処から?

「ところでこんな着物、どこで仕入れて来たんだい?。人間様の和服ならいざ知らず、こいつぁ猫仕様だからねぇ。もしかして、どこかのお屋敷から盗んで来たものじゃ無いだろうね。そうだったら。アタしゃ、承知しないよ!。さぁ、白状おしっ!。」

「滅相もございませんよ、サヨリ姐さん。人様の物に手を付けるざなんて下衆な真似。オイラした事もありませんぜー。この着物はおいでの姐さんからの預かり物で御座いやす。決して怪しい着物じゃござんせんて。」

「おいでさんだって?。そいつぁー怪しいものだね〜。考えてもみなよ。おいでさんは、お遍路白衣だって、自分で作れなかったじゃないか。それが、ここで和服なんてね。アタイには信じられないね〜。」

「サヨリ姐さん、話は最後まで聞くものですぜ。このお着物は、クチュリ姐さんが作られたお着物でござんす。おいで姐さんは、ただ運んでくれただけっスよ。」

「そういう事は先に言うもんだよ。気が利かないねぇ、アタイの顔に泥を塗るおつもりかい?。でもあれだね〜、キチンとお礼をしなくちゃね〜。何、ボーッと、そんな所に突っ立ってるんだい!。ちゃんとお礼を言わなきゃ駄目じゃ無いか。筋が通らなじゃないか!。この世界はスジが1番大切なんだよ。」

「ちーっす。クチュリ姐さん、ありがとうございました。また、改めてお礼に行かせていただきまーす。」

「『まーす』、じゃないよ。ホントにイライラさせるね。で、この着物、如何程だったんだい?。いやらしい話だどね、そういうのはキッチリと知っておきたいタチなんだよ、アタイは。」

「おいで姐さんの話では、三千ニャンくらいだって言っておられました。」

「三千ニャンだってーーー。安いじゃないか。それは、本当のお話かい?。」

「本当も嘘も、おいで姐さんがそう言うのですから、そうなんじゃござんせんか?。」

「でもさ、おいでさんは偶にガセネタぶっ込んで来る時があるからねー。何となくだけれど、信用ならないねー。三千ニャンは安すぎるんじゃ無いのかい?。消費税とか送料とかコミコミなんだろうね?。」

「さっき、サヨリ姐さんの着物姿をLINEで送っときましたんで、明日明後日には、お店に並ぶと思います。値段もその時に分かると思いますぜ。」

「そーかい。それなら仕方がないねー。ウチらはしばらく様子見するしかないようだねー。」

「ガッテンだ!。」

「どうでしたか、お父さん。」

「名女優だねサヨリちゃん、オスだけど。素に戻ると飛んだ悪党面だぁ~。」

「大概な物言いですね、お父さん。ところで、この着物はお遍路白衣と同じ寸法らしいですけれど、こっちの方が動き易く感じます。少し改良が加えられたような気がしますよ。」

「そーだね、和服を着て普通に歩いているもんねー。進化したのかも知れないね。でも、貫禄のあるサヨリちゃんに、女性モノの和服はキビシイねー。お父さんは、コウメ太夫かと思っちゃたよ。今度は男性モノの和服姿が見てみたいわ。チョンマゲもあるからねー、遠山の金さんみたいなお奉行衣装なんて良いかもね。肩のところが格好いいし。」

「そうですね。でも、お父さん。それよりも大切な事、忘れてはいませんか?。」

「何だっけ?。」

「ボクのLINEスタンプ、作るんでしょ?。今月末には申請が通らないとイケナイのですから、早く着手して下さいよ!。」

「ガッテンでぇ!。」

衣装提供ショップ情報
☆ 猫の和服提供:クチュリエールさん
☆ 猫の和服運搬:OIDENYAIさん
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