猫の爪が取れました

「取れちゃった。」

「取れちゃった。」

「あぁ~あ、取れちゃった。」

「取れちゃった。」

「痛くないの?、サヨリちゃん。」

「何でですか?。」

「爪が取れたから。」

スポンサーリンク

サヨリちゃんの爪が取れました

「そんなの痛いワケが無いじゃないですか、お父さん。ボクら猫にとって、爪が取れるのは当たり前の事ですから。そう言えば、ボクの取れた爪を初めて発見した時のお父さん、ボクの指を一本ずつ数えて『後ろ足の指が4本しか無い!』とかって顔が真っ青になっていましたよね。ウケる~。」

「『ウケる~』って何やそれ?、今時のJK言葉かい。お父さんはね、猫の爪が取れる事も、猫の後ろ足の指が4本しか無いことも、すべてまるっと知らなかったんだよ。何で前足の指は5本あんだって逆に知りたいわ。」

「まぁまぁ。お父さん、落ち着いて下さいな。今から美味しいものを作ってあげるから。あげぽよ~。」

「お前はオカンか?。火種をまいたのはサヨリちゃんの方だよ。今でこそ爪が取れても驚きもしないのだけれど、初めて猫を飼う人にとっては衝撃的な出来事なんだから。さらに、後ろ足の指が1本足りないって思ったら、頭のなかで動物病院へ連れていくスケジュールを組み始めるのがビギナー飼い主の心理だから。笑ってはいけませんよ。」

「でもね。」

「でもね?。」

「ボクら猫の足の指の数なんて、飛鳥時代~奈良時代にかけて日本にやって来たボクの遠いご先祖様の頃から決まっているのですよ、お父さん。遺伝子レベルで決定されていた事なのです。それを今更ながら言われてもねぇ~・・・って感じ?、ウケる~。」

「あくまでも今回はJK言葉なんだね、サヨリちゃん。それはそうなのだけれど、猫を飼う経験のある人なんて何だかんだでやっぱり少数派だよ。今時だから肉球の香りを嗅いで幸せを感じる行為がまかり通っているのだけれど、キミさトイレの後に糞尿まみれの猫砂に手を突っ込んでいるよね。それを嗅ぐって・・・。お父さんはそこまでは出来ませんし、する予定もありません!。」

「言い返しますけれど、お父さん。それだって猫の習性というものです。トイレの後に砂をかけるのは自分の存在を消すために必要だった事なのです。自然界というものは、お父さんが考えているほど甘くはありませんからね。弱肉強食の世界なのですから。そんな事よりお父さん、そろそろお散歩へ行きませんか?。週末から台風がやって来ると天気予報でやっていました。お天気お姉さんがそう言っていました。今夜を逃すとしばらくお散歩へ行けませんよ。」

「今日はサヨリちゃんとの論破バトルで劣勢だから、お父さんはお散歩へ行く気分じゃないなぁ~。」

「MJK!」

MJKとは、JK言葉でM(マ)J(ジ)K(カ)の意味です。一般的にSNSでの会話の中で「MJK」単体で返信される場合が多いそうです。
スポンサーリンク

シェアする

フォローする

スポンサーリンク