2016年6月5日(日)放送、サイエンスZERO「ニャンとびっくり! 科学で探る ネコとヒトとの優しい関係」で猫の死因第2位である腎臓疾患の原因がウィスルであると放送されました。

ネコモルビリウィルス

2012年、猫の腎臓疾患の原因が「ネコモルビリウィルス」であると香港の研究グルーブから発表されました。

日本でも、東京農工大学 坂口翔一 研究員と京都大学ウィルス研究所 宮沢孝之 准教授との共同チームで「ネコモルビリウィルス」の研究が進められています。

日本にもこのウィルスが存在するのかを調査するために、多くの猫の尿サンプルを猫の腎臓の細胞に掛けて変化が起こるか観察しました。

正常な腎臓の細胞に尿を掛けると腎臓細胞が塊になります。その塊を調べた結果、ウィルスの遺伝子を発見する事に成功しました。そのウィルスは、腎臓疾患のある猫の方が腎臓疾患が無い猫よりも感染率が高い事も分かりました。

これらの事から、「ネコモルビリウィルス」が猫の腎臓疾患を引き起こしている可能性が高い事が分かって来たのです。

京都大学ウィルス研究所 宮沢孝之 准教授のお話では、高齢猫の約30%が腎臓疾患になると言われているそうです。慢性腎疾患は長らく猫特有の病気で仕方が無い事だと言われていました。ですが、そのうちの何割かがウィスルが原因だと仮定すれば、ワクチンや抗ウィルス薬を開発すればウィルスが原因の猫の腎臓疾患は解決出来る可能性があるそうです。

仔猫から飼い始めた飼い主さんにとって、猫とのお付き合いは10年、20年にも及びます。色々と悪さをしてくれた代わりに、とっておきの癒しを貰った仲。愛猫の死は、年齢だからとそう簡単に諦められるものではありません。

「ネコモルビリウィルス」の研究が進めば、多くの高齢猫を救う事が出来るかも知れません。たかが猫、されど猫です。一日も早く「ネコモルビリウィルス」のワクチンが実用化される事を祈るばかりです。

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