先日、何かの拍子に猫友との会話で飛び出したお題。
「うちの猫はチューさせてくれない問題」
なんかね、テレビとかブログとかに出てくれるニャンコたちは飼い主さんが大好きでしょ。抱っこしてる飼い主さんに抱き付いている姿は、もう好き好き一休さん。我が子の塩っぷりに軽く嫉妬心まで湧いて出るわけです。
わが家の猫さまは、あっち側の猫じゃない
で、たまたま居合わせた猫飼いに共通した不満は、
「うちのニャンコはあっち側じゃない」
って事。
「抱っこするニャ!」
っぽくいらっしゃっても、顔を近づけると両前足を顔に押し付けて、
「いやいや、そんなつもりじゃないから!。抱っこだけでいいから!。」
って顔をそむける。それも、猫の柔軟性を全力で使っての仰け反りぶり。そこまで体が反り返ると悲しくなるほどの抵抗を見せるわけです。
で、猫友んちのニャンコも同じらしく、そもそも、抱っこしてよって素振りさえ見せない勇者なのだとか。お気の毒とも思えますが、そんなツン一本槍なニャンコは結構多いそう、もしかしてだけど...我々のニャンコが多数派なんじゃね?。YouTubeのニャンコは特別なんじゃね?。あれって幻想だったりするんじゃね?。
「やっぱ、あっち側のニャンコは少ないんじゃね?。」
「そもそも、うちらのニャンコって仔猫から飼ってないし。」
「そっか、大人になってからじゃ見えない壁も出来るよね。」
「子供だって中二の頃にはお父さん嫌いになるしね。」
「ずっと赤ちゃんみたいに可愛がってるけど、もう、十分大人だしね。」
「今さらチューも照れ臭いのかも知れないね。」
「そうだよね。」
「そうだよね。」
「・・・。」
「・・・はぁ~…。」
というお約束の着地点に向かって、コックピットの操縦かんを操作しているおっさん二人の会話で哀愁漂う夕暮れのオフィス。猫と親父との距離は、まだまだ遠いようです。
帰宅して、わが家の猫様(以下、サヨリちゃん)を抱っこしながらこの話をしたら、大きなくしゃみと共に鼻水をぶっかけられました。
悲しいけどこれ、現実なのよね(笑)。
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