「お父さん、お父さん。お父さん。それ何?。」
「ニヒヒヒ…サヨリちゃんのお帽子だよ。お父さんの猫の帽子1号さ。」
「帽子に見えなくは無いのですが、白いのがビヨ~ンって伸びているのが気になって仕方がありません。」
「あぁ。これはね、最初と最後のおしまい方が分からなかったので、毛糸はそのままにしているんだよ。帽子をサヨリちゃんに合わせて見てから考えると。おっと!、何してくれんねん!。」
「ボクは…ボクは、その白い毛糸を見ると条件反射的に攻撃してしまうんです。だって、ひもだから。」
「そっか。サヨリちゃんは、ひもが大好きだったよね。うわぁ~、めっちゃじゃれて来るわぁ。これは面白い!。でも、写真に撮れないジレンマ。うぅ…人間が1人足りない・・・。」
お父さんの猫の帽子1号
「でも、いつの間に帽子をこさえたんですか?。」
「昨日の夜に作ったよ。父さんがぁ~♪夜なべをして、帽子ぃ辛を編んでくれたぁ~♪。お陰で一時間残業したわ。」
「マフラーは2~3時間ほど掛かっていましたが、帽子はどれくらいの時間が必要でした?。マフラーよりも大変だった?。」
「んにゃ。マフラーよりも簡単だったよ、サヨリちゃん。最初の一時間で何度か戸惑って毛糸を解いたりしていたのだけれど、軌道に乗ったら全然簡単だった。次に作ったら1時間で1個出来るね。楽勝、楽勝。毛糸も半分くらい余ったから、もう1個作れるね。」
「そっか!、編む長さが短いから時間も短くなるんですね。」
「そういう事。分かりやすいようにお立ち台で写真を取り直してみたよ。」
「ホントですね。もう1個作れますね。大きな耳をつけたり、目やお鼻を付けたりすれば、ゾウさんやクマさんが出来ますね。」
「帽子と余った毛糸を合体させたら犬みたいになりました。お父さん、何気に気に入っている一枚です。という事で。」
「という事で?。」
「帽子をかぶってみようかね?、サヨリちゃん。今から贈呈式だっ!。」
大きな計算ミス発生!
「やっちゃったぁ~。」
「やっちゃったぁ~。」
「どうしよう、これ。」
「どうします?、これ。」
「帽子が小さすぎて入らないわ!、サヨリちゃん。」
「ダメですねぇ~。ダメやん!。どんなに無理をしてもかぶれませんねぇ~、お父さん。」
「もっと、ザックリと編めば良かったのかなぁ~。帽子があんまり伸びないわ。」
「でも、努力を無駄にしてはいけませんよ、お父さん。知恵を絞って考えましょう!。ここは強行突破です!。」
「えっ、何すんの?。」
「どうと言う事は無い!、アムロ君。お父さんの猫の帽子1号(改)の開発を急ピッチで急ぐのだ!。」
「『はあっ、ランバ・ラル大佐!』って、編み物はモビルスーツじゃ無いのだけれど…。」
☆ ペットボトルメーカー
☆ Miu(ミュー)
☆ 作製時間:2時間(実質1時間)
購入元:セリア(100円ショップ)
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