うちのキジトラ猫は、たまに木に引っかかっていた過去がある

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トムクルーズの名言
うちの猫の話

私の中での猫は忍者。

足音も立てずに素早く屋根の上に登り、瓦の上からジッと我々を人間たちの様子を伺う。必殺仕事人で三田村邦彦みたむらくにひこさんが演じたかんざし屋のひでのイメージがピッタリ。闇の中を音も無くけ抜ける影の一匹狼いっぴきおおかみ。ネコ科だけど狼。

ところが、わが家の猫様は面倒くさい一面を持っていた。たまに木に引っ掛かっているのだ。木から降りられないと判断するや否や、ミャーミャーとSOSを発信する。しかもうるさい。

ちなみに、アイキャッチ画像(上部画像)は、ボツネタ用に作ったもの。勿体ないのでこの記事に転用しました。特に意味はありあません。しからず(笑)。

木に引っ掛かる猫

キジトラ猫 016

猫様と暮らし始めた頃、彼は室内と屋外を自由に行き来していた。出かける時は、自分で玄関の引き戸を開けて外へ飛び出す。お腹が空いたら、自分で玄関の引き戸を開けて帰って来る。

たまに帰宅のさい、玄関のカギを閉める事もあったが、夏には二階の窓から室内に侵入していた。冬は、こたつの中で過ごす事が多い。でも、一日一回のニャンニャンパトロールは欠かさなかった。

元々、外で生活していた猫なのだ。別に2~3日帰って来なくても大丈夫じゃね?。そんな気持ちも強かった。まぁ、猫は猫。人は人だと割り切っていた頃の私の思考回路しこうかいろはそんなものだ。

そんなある日、しばらく猫様の姿を見ない日が続いた。最初は知らんぷりをしていたが、だんだん気になり始めた。今とは違い、猫様を探しに出かけるにも探す場所が分からない。猫様の安否あんぴを気にしながらも数日が過ぎた。

キジトラ猫 013

その日も、いつものように帰宅し、玄関の戸を開けようとすると猫様の鳴き声が。うちの子の鳴き方は、少し変わっていて特徴的。

「アァッ!アッッ!」

と、短く2回鳴く。それが、私の頭の上から聞こえて来た。鳴き声につられて上部に視線を移す。いつもなら、車庫の屋根か玄関の屋根の上に居る。そして、私と目が合うとスーッと降りて来るのがいつものお約束。

しかし今回は、

「アァッ!アッッ!」

「アァッ!アッッ!」

「アァッ!アッッ!」

「アァッ!アッッーーーーーーー!」

声はすれども姿は見えず・・・。声のする方角に目をやるが猫様は見えない。一度、玄関に入って懐中電灯を手にしてから再度探して見る。照らされたライトの光が猫様の目に反射した。そこは・・・木の上だった。

猫様の身体能力を持ってすれば、この程度の木の上からなら簡単に降りられそうなもの。だがしかし、この木のこの枝だけは苦手なようだ。以前も同じ場所に引っ掛かっていた事があった。アルミ製の脚立きゃたつを倉庫から引っ張り出して猫を救助。

いつもなら、助けられた事など無かったようにピョンと地面に降りるのだが、この時ばかりは猫様もダメかと思ったようだった。その証拠にずっと私に抱っこされていたのだから。

その日以降、帰宅の時は、その木をチェックする習慣しゅうかんが付いたのは言うまでも無い。キジトラ猫は野生に近いと言われているが、うちの子のスペックはかなり低いのかも知れない。そう思うと、外での縄張なわばりり争いでやられてはしないものかと心配にもなる。

うちの猫様が何らかのトラブルに巻き込まれた際、

「何でそうなってんの?。」

こんなパターンが非常に多い。

気づけば、コードに絡まっていたり、

気づけば、紙袋の中に頭を突っ込んで抜けなくなってバタバタしていたり、

気づけば、洗濯機のタンクの中に入ったは良いが、タンクのフタが閉まって出られなくなったり。

天然といえばそれまでだが、結構な決死けっしの覚悟っぷりでやらかしてくれる。数ヶ月に数回、こんなドラマを作り出して飽きない猫様。室内飼いを始めてもヤンチャぶりは今も健在。ひも(リード)を付けたままの2度目の脱走劇だっそうげきでは、お向かいの家の屋根の上で紐が絡まって動けなくなってた。

私が、たまたま窓を開けて猫様の名を呼んだから良かったものの、真冬の屋根の上で一晩過ごすのはチョット危険だったねぇ~。これまでの経験から、私が呼べば返事だけはしいていたのが幸いしたねぇ~。黙ってたらアレだよ、風邪ひくかあの世行きかのどっちかだったよ。

キジトラ猫 012

猫様、最近は非常に落ち着きが無いようだけど、脱走だけは勘弁かんべんして欲しいです。夜の散歩で思う存分、ゴロンゴロンはやってるだろうに。父さんさぁ、君が逃げるたびに精神的なダメージ受を結構けてますから。たのむでぇ~、ほんまに(笑)。

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