極寒のロシアで捨てられた赤ちゃんを救った猫

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猫の雑学

もし、 真冬に乳飲み子を置き去りにしたらどんな結果を招くだろう。そんな事件が2015年1月、ロシア南部オブニンスクで発生した。赤ちゃんは無事救出されたが、その赤ちゃんが助かった背景に1匹の猫が関わっていた。

赤ちゃんの命を救ったメス猫マーシャ

マーシャはロシアの野良猫であるが、その性格の良さから周囲の人たちに可愛がられていた。

2015年1月、マーシャの鳴き声に異変を感じたイルナさんが向かった先。それは、古いアパートの地下室だった。そこで彼女が発見したのは、生後間もない赤ちゃんと、赤ちゃんに寄り添うマーシャの姿だった。

暗くて寒い地下室に置き去りにされた赤ちゃんは、少なくとも数時間、その場に放置されていたものと思われる。

イルナさんからの通報で、赤ちゃんは救急隊員に無事保護された。だが、自分が守っていた赤ちゃんを、突然、知らない男たちに連れ去られたと誤解したマーシャは、鳴き声を上げながら赤ちゃんが乗った救急車を追いかけたそうだ。

赤ちゃんが置き去りにされた場所が、比較的暖かいアパートの地下室だった事も、赤ちゃんが段ボール箱の中に入れられていた事も、猫を飼っているのなら、また、 猫の習性を知っているのなら、その行動にもうなずける。

だがしかし、連れ去られた赤ちゃんを乗せた救急車を追いかけるという行動は、猫の習性だけでは説明が出来無い。やはり、種を越えた母性がそうさせたと解釈するのが最も理解しやすいと思われるニュースだった。

マーシャによって救われた赤ちゃんは男の子で、その後、健康を取り戻し、無事に生活をしているそうだ。そして、赤ちゃんの命を救ったマーシャは、ヒーロー猫として喝采を浴び、ご褒美として沢山のおご馳走を与えられたという。

更に、この報道によって、マーシャや赤ちゃんを経済的に支援したいと名乗りをあげる者も出たと言う。極寒の地下室から赤ちゃんが救出されてから約2年半。その後の赤ちゃんとマーシャはどうなったのだろう。

きっと、幸せに暮らしているに違いない。

お父ちゃん
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謎のお姉さん
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サヨリさん
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