熊本地震 復興祈願で折り鶴なのです

地震・災害

「千羽鶴・古着・生鮮食品は要りません」 被災地が困る「ありがた迷惑」な物とは」

Yahoo!ニュースでこの記事が目に留まった。記事内容を要約すると、むやみやたらと個人での支援物資は送らないで欲しいという内容。熊本地震発生翌日に書いた記事でも触れましたが過去の震災では、

  • 古着
  • 生鮮食料品
  • 千羽鶴
  • 寄書き

などが送られたそうです。熊本地震でも、全国から個人救援物資が続々と送られていますが大丈夫なのでしょうか?。

救援物資は被災地を襲う第二の災害である

上記の救援物資の他に、洗濯していない布団や毛布などもこの中に含まれています。これらの物資は廃棄するほかに道がありません。そのために大切な人員も割かれます。さらに処分費なども発生し、善意の気持ちがかえって被災地の迷惑になってしまいます。

95年の阪神淡路大震災では、約43万個に及ぶ「個別包装」の救援物資が神戸市に届いた。震災に伴う交通網の乱れから、市は24時間体制での対応を余儀なくされたほか、膨大な物資の仕分けや配布に多くの人手を割く必要が出てしまった。また、西宮市では使用できない支援物資の処分に2800万円の費用を投じている。

Yahoo!ニュース「千羽鶴・古着・生鮮食品は要りません」 被災地が困る「ありがた迷惑」な物とは」より引用

過去の震災の教訓から学ぶ事も必要です。同じ失敗を繰り返さないためにも、個人での支援物資の提供は慎重に行いましょう。人為的な第二の災害にならないように我々は気を付ける必要があります。

物理的に送れなくても情報は送れます

熊本地震 復興祈願 折鶴 4

生鮮食料品や古着は別として、千羽鶴や寄書きを送りたい人は、自分の気持ちを伝えたいのでしょう。実物を送る事は上記の理由で推奨しかねますが、画像として被災地の皆さんに送り届ける事は十分可能です。今や大切な家族や友達に直接写真を送れる時代なのですから。

さて、この記事を読まれているみなさんは、

「記事の内容がおかしいんじゃね?。」

そんな事を思われる事でしょう。

「スマホから画像を送る。そんな簡単な事は常識」

そう思われるかも知れません。しかし、インターネットを使えない。もしくは、使わない人たちもいるのです。例えば、高齢者の方々、そして、小学生以下の子供たち。さらには、ごく普通のおじさん世代。

私は必要に迫られてケータイやネットを使っています。ですが、許されるのなら全ての通信機器を解約したいという願望を常々持っている人間のひとり。同じような考えを持っていたり、実際にケータイやスマホを持たない人たちは現実に存在します。

その人たちの中に千羽鶴を送ってあげたいとか、寄書きを被災者の方々に渡したいという要望を持たれる方がいても当然です。

がまだす

被災地への想いは、Twitterの「#くまモン頑張れ絵」を描く人々と同じ。気持ちを込めてイラストを描く。その気持ちは折り鶴を折る気持ちと同じなのですから。

熊本地震 復興祈願 折鶴 2

デスクの片隅に千代紙がありました。そこで、久しぶりに下手くそですが折り鶴を折ってみました。一日でも早く、熊本地震が沈静化しますようにとお願いしながら。

ネットニュースを見ていると、今現在は個人的な支援物資よりも募金の方がよいと書かれているケースが多く見受けられました。参考までに熊本県と大分県公式ホームページの情報をリンクします。熊本県は義援金。大分県はふるさと納税という形で受け付けています。

あくまでも個人的な意見で恐縮ですが、長い目で見れば熊本県と大分県の地元企業商品を購入する事が一番の支援だと思います。地元に仕事があれば、将来への希望や夢を持てます。仕事が無ければお先真っ暗です。そのような事が無いように、被災地の企業を応援するのも私たちのお役目では無いのでしょうか?。

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