猫を撫でると人間の脳は活性化される!

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猫の雑学

2016年6月5日(日)放送、サイエンスZERO「ニャンとびっくり! 科学で探る ネコとヒトとの優しい関係」にて、東京農大学 内山秀彦 准教授が光イメージング脳機能測定装置を使った猫とのふれあいで人間の脳にどのような変化が起こるのかを実験しました。その結果、猫に触れると人間の脳が活発化されるという事実が判明しました。

猫を撫でると脳が活発化!犬の2倍の実験結果が明らかに

香箱座り

光イメージング脳機能測定装置を40人の被験者に装着。5分間、犬と猫を撫でてもらいます。その平均値をグラフ化したところ、猫の方が人間の脳が活発化する事が分かりました。その差は犬の時の約2倍!。猫に触れるだけで、人間の脳は活発化されるという結果が出ました。

受験勉強や仕事などで集中力が必要な場合、猫の力を借りるのもアリかな?。そんな気すら起こりますね。でも、猫は勉強や仕事の邪魔をする可能性が非常に高い動物。作業効率向上への補償はありません(笑)。

人間は猫を人間以上の存在として見ているフシがある

2016-07-09 もはや社長待遇な猫

猫に命令をして出来た時と、出来なかった時の脳の活動を調べる実験では更に興味深い事が分かりました。

実験に協力したのは家猫のユキさん。とてもお利口さんな猫です。お手は出来ませんが、タッチが出来ます。この子凄いんですよ。なんと、左右ハイタッチと両手でハイタッチ出来る子なのです。人間の脳よりも、ユキさんの脳の方に興味が出るくらいです(笑)。

さて、この実験により分かった事は、命令を聞いた時よりも出来なかった時の方が人間の脳は活発化されます。活発化された部位は前頭葉の右下。この部分は、人間同志のコミュニケーションを取る場合に使われます。特に、表情などから相手の考えなどを探る非言語コミュニケーションに関わる部位。ユキさんが命令に従わなかった場合。人間は、一生懸命コミュニケーションを取ろうと努力した事が伺われます。

これらの実験結果により、人間は猫とコミュニケーションを取る場合に対人間。もしくは、それ以上の存在として猫を見ている可能性が高い可能性があるという結果となりました。

東京農業大学 太田光明 教授が過去に行った実験では、犬の場合は逆だったそうです。それは、犬が人間の指示に従うという固定概念があるからだそうです。

また、猫を撫でた時に犬よりも脳が活性化された件については、犬よりも猫の方が圧倒的に触り心地が良いからだとも推測しておられました。

私の家には犬と猫が住んでいます。私の感覚では、犬は硬くて猫は柔らかい印象があります。私の経験上、猫のふにゃふにゃ感は触り心地が良いのは確かです。それは、ずっと触っていたいほどの心地良さ。

【参考】脳の活動が分かる光イメージング脳機能測定装置の仕組み

光イメージング脳機能測定装置は近赤外線を使い、頭部の血流に含まれる酸素化ヘモグロビンの濃度を計測する事が出来ます。脳の活動が活発化すると酸素の消費量が増え酸素化ヘモグロビンの量も増えます。それをグラフにする事で脳の活動の変化を知る事が出来るのです。

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