竜之介動物病院の「電話でのお問い合わせでのお願い」がお見事!

地震・災害

竜之介動物病院「電話でのお問い合わせでのお願い」

熊本地震 電話でのお問い合わせでのお願い April 18, 2016

熊本大震災における支援物資は、本当にありがたいことだなぁ 熊本までの流通経路が困難なので、遠方から陸路を使って持参 してくるんです。もう 本当に恐縮して申し訳ない気持ちです 北は北海道から南の沖縄まで多くの応援の電話を多数頂きます あまりにも感動的な応援メッセージにスタッフが感激の涙で 手が震え診療に支障がでます(笑)私たちは被災地自覚はなく 当り前に目の前の動物を淡々と治療しているだけですから 軽めのよいしょとギャグくらいでお願いします

竜之介動物病院「電話でのお問い合わせでのお願い」より抜粋

猫や犬などのペットを連れて避難所に入れない!。

仔猫ハチワレ

東日本大震災では避難所にペットを受け入れてもらえず、泣く泣くペットを置いて避難所へ入った方々も多かったという。そんな3.11の悲惨な教訓から立ち上がった獣医さんがいる。熊本市中央区にある竜之介動物病院の徳田竜之介院長は、来るべき巨大地震に備え病院の床面積を3倍に拡大。

さらに、1週間分のペットフードと水も備蓄し地震への準備をしていた。その事前準備の成果により現在、200人を超えるペット連れの被災者が避難している。一度に多くのペットを見なければならないだ。電話の応対と言えどももスタッフへの負担は大きい。

竜之介動物病院の「電話でのお問い合わせでのお願い」。この一点だけを取ってみても徳田竜之介院長の人格を垣間見る事が出来る。本当に素晴らしいの一言に尽きる思いだ。

ペットが一緒なので避難所へ入れなくて野宿をしています。

眠れない白猫の仔猫

熊本地震の前震とされる15日の地震は震度7を記録した。テレビメディアは地震発生以降、リアルタイムで地震速報・被災地情を雨を流し続けた。巨大地震で弱った人たちへ「今のお気持ちはどうですか?。」そんな心無いインタビューに嫌悪感を抱きながらもテレビから流れる音声を聞き続けた。

インタビューの中、「ペットが一緒なので避難所へ入れなくて野宿をしています。」そんな声が耳に飛び込んできた。その直後、条件反射的に書いた記事が「熊本地震避難所ではペット原則禁止!対策は無いの?」だった。

回避策は無いものかと、解決策をネットとTwitterで調査したのが昨日の事のようだ。熊本県には「平成27年度 熊本県地域防災計画」あり、その内容を紐解くとペットに対する救済処置も記載されていた。

避難所へペットを連れて入れない場合も、各保健所で一時預かりしてもらえる趣旨の記載もあった。県としての指針はペット擁護の方向性を示していたので、避難所のペット問題は好転するだろうと思っていた。しかし、それは浅はかな予測に終わる。

人に迷惑を掛けたくないという飼い主さんの気持ち。

滅茶苦茶可愛いキジトラ猫の赤ちゃん

人に迷惑を掛けたくない。そんな気持ちから避難所へ入らず野外生活や自家用車の車内でペットと共に過ごす被災者も多かったそうだ。そのような人々にとって、竜之介動物病院は天の救いだった事だろう。

もし、自分の住む地区で今回のような巨大地震が発生したら?。徳田竜之介院長のように地震対策をしている動物病院はあるのだろうか?。多分、無いとしか言えないのが今の現状だ。そう考えただけでも、徳田竜之介院長のペットの飼い主さんへの貢献度は高い。

それだけに、無意味な電話やメールなどは自粛すべきだろう。激励電話などは事態が落ち着いた後でしても遅くは無いのだから。

在竜之介動物病院HPアクセス集中

黒猫の授乳

今、竜之介動物病院へのアクセスは控えるべきだと反省しながら記事を書いている。メディアから紹介された事もあり、現在竜之介動物病院ホームページにはアクセスが集中している状態が続く。

簡単に言ってしまえばサーバーへの負担が大きく、ページの表示に時間が掛かっている状態だった。私のように猛省しないように、今は、ペットと共に被災された方以外は竜之介動物病院アクセスは控えた方が良いと思う。

この点において私自身、非常に反省しています。

2016年5月7日追記

逆に公式FaceBookからご紹介頂いているようです。こちらこそ恐縮です(‘◇’)ゞ

段ボールの中の仔猫たち

42時間で確定!11匹仔猫の里親探し成功ツイートのまとめ

2016年5月3日に保護した11匹の捨て猫。5月6日に保健所へ連れて行かれる事が決定した。Twitterでの呼びかけと知り合いへの声掛けから2日後。全ての仔猫が里親のもとへ引き取られたtweetの記録。ハッピーエンドです。

2016年8月29日追記

竜之介動物病院が2016年9月4日午後11時放送、TBS 情熱大陸に登場します。熊本地震の際、現場では何が起こったのか?。何が必要だったのか?。被災地でしか知り得ないお話も聞ければと思っています。

とにもかくにも、情熱大陸ご出演おめでとうございます(笑)。

ブログサークル