雉虎細魚

月曜日(畑の話)

アスパラガスが、今年初めて1ニョッキ(笑)

月曜日は畑の話。  へいへい……行きますよ。  オカンから、マンバを採ってきやがれのリクエスト。ちなみに、マンバとは高菜である。マンバマニアのワーちゃんに、前回、採ったマンバをあげてから二週間が経過している。もう、そろそろかな……? そんなぶらり散歩気分で畑に行くと、できてる、できてる、できちゃっていますなぁ~。マンバは予測どおりの出来栄えで、今日もサヨリは元気です(笑)  それは、今日から一週間前の3月11日(月)の出来事であった。  てか、その二週間前に植えたじゃがいも。一本も芽が出ていない……ふ……不吉だ。今年は雨が多かったからなぁ……種イモ、土の中で腐ったかい? 今は、それに悩んでいて...
日曜日(ブログ王スピンオフ)

さよなら忍ちゃん

ツクヨ、小二の春休み。  ツクヨの顔から、いつもの笑顔が消えていた。今にも泣きそうな顔である。俺はツクヨに問いかけた。 「どうしたぁ? 腹でも痛い?」  ツクヨは首を左右に振った。どうやら深刻な悩みらしい。 「お前、もしかして……いじめられてんのか?」  一瞬、ツクヨの瞳孔が開く。そうなのか? いじめなのか? 「忍ちゃんが……」  毒舌の、あの子ならやりそうだ……。いじめだろうか? 喧嘩だろうか? 「忍ちゃんが、福岡に行っちゃうの……明日、お引越しなの……」  そう言うと、ツクヨは大声で泣き始めた───春の風物詩、転校である。  翌朝、ツクヨと俺は忍ちゃんへ挨拶へ出掛けた。お別れの挨拶である。...
土曜日(ショート・ショート)

巨大なUFOの黒い影

俺たちは土手にいた。  お日様は暖かいし、やることねーし。川の土手に寝そべりながら、青い空にぽっかり浮かんだ白い大きな雲を眺めていた。俺の隣で寝転んでいるのは、職場の同僚、鈴木である。今年で入社三年目。金なし、趣味なし、彼女なし。こうして転がってりゃ、金もいらない。コンビニでパンとコーヒーを買ってきて、土手でランチがお似合いだ。 「佐藤さんよ、彼女できたか?」  鈴木が俺に聞く。知ってるくせに、そんな上等なのいるワケねぇ。 「そんなのいるわきゃねーべ、知ってるくせして……」  不機嫌気味に俺は答える。 「そうだよなぁ、俺たちいつも一緒にいるもんなぁ」  鈴木が大きくため息をついた。 「なーんか...
金曜日(小説の話)

小説は、取りあえず書けばよろしいのでは?

金曜日は小説の話。 ───小説を書くコツってある?  そんなことを問われた……。 「うん、こっちが訊きたい」  決まって僕は、こう答える。  だって、そうでしょ? 事実だもの。包み隠さぬ僕の真実。それは、僕のブログを最初から最後まで読めば理解できるだろう。書評の類など皆無だから。読書の量も少なければ、本を読んだ感想なんて、おこがましいにも程がある。書評は苦手。この人、スゲーなと思うくらい。それは多分、小説を楽しめていないからだろう。  友人と出会うまで、小説はブログの書き方の教科書だった……ほとんど読めていないけれど。ドラマとかアニメとか、気に入った作品を何度も見て、このシーンを文章にしたら?...
木曜日(雑談)

スマホを忘れただけなのに……

木曜日は雑談の日。 ───あ、スマホ忘れた……。  今朝のトイレは快腸すぎて、ナニの出方が凄すぎて、それで時間を食っちゃったものだから、すっかりさっぱりスマホの存在すら忘れてて、今日もサヨリは元気です(笑)  もう、勤務に入った。スマホを取りに帰れない……か。僕はスマホをフル活用してないし、そんなに電話も鳴らないし、今日は全国的に日曜日だし、ネットに繋ぐ予定もない。お支払いは、猫の財布からお金を出して、いつもニコニコ現金払い。だから、一日くらいなら大丈夫。だって、そうでしょ? こちとら三十路を過ぎてから、ようやく携帯電話が誕生した世代である。だから僕の人生で、携帯電話が無かった時間の方が長いの...
水曜日(猫の話)

猫はうんちで抗議する!

水曜日は猫の話。  うちの猫が変なのか? はたまた、それが猫の習性なのか?  うちのニャンコは、うんちで抗議します。  事務所に戻ると、ニャーニャーの声に心臓が揺れる。それはいつもの日常で、今日もサヨリは元気です(笑) その鳴き声は、年を追うほど大きくなった。赤ちゃん返りでもしているのだろうか? そりゃ、そんなことをされたなら、たとえ老猫だろうが愛おしい。 「寂しかった? 抱っこしちゃうぞ~! この、このぉ~!!!」  って、傍から見れば気持ち悪い行動だってやってしまう。声だって、2オクターブくらい高くもなるさ。 「てか、抱っこよりも飯だろ?」  いつもそう、いつだってそう。僕に抱っこされたサ...
火曜日(レビュー)

「元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件」が面白い!

火曜日はレビューの日。  今日は、Amazonプライムで面白い映画を観たのでレビューします。邦題は「元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件」 2021年公開のスウェーデン&米国合作映画。原題は「Horizon Line(水平線)」なのだが、もうね、題名からしてウケ狙い。なのにAmazon評価は、まさかの〝4.8〟と高評価? 絶対に面白くもなさげな題名なのだが……もしかして? ジャケ買い気分で鑑賞し始めるとアタリであった。否、大当たり(笑)  ストーリーは単純明快。単純が故に、余計な思考を回す必要がない。だって、そうでしょ? 元カレとセスナに乗ったらパイロットが死んじゃった! どうする? 元カレ...
月曜日(畑の話)

十勝こがねの種芋を植えた

月曜日は畑の話。  2月27日(火)。  先日、ホムセンで購入した十勝こがねの種芋を植えた。今年の二月は中旬から雨が多い。雨が多くて植え付けタイミングを逃しそうだ……ま、いっか。三月でも。  そんな気分で過ごしたけれど、月曜から水曜日までは荒れ模様。木曜日、金曜日は雨模様。やるなら火曜日だと目星をつけて、その日のお昼に作戦を実行した。前日まで冷え込んでいたけれど、この日は少し動けば汗ばむ陽気で、今日もサヨリは元気です(笑)  一月に土の準備をしていた。元肥も爆弾も───細工は流々仕上げを御覧じろってもんだ。だから、穴を掘って芋を埋めればそれで終わり。誰にでも出来る簡単なお仕事です(笑)  シャ...
日曜日(ブログ王スピンオフ)

オッツーのホワイトデー

「オッツー、おいで!」  オッツーは、アケミの犬かよ?  ホワイトデーの前日、俺とオッツーが昼休みの弁当を満喫し終えると、疾風の如くそれは起こった。 「え? オレ?」 「いいから、おいで!!」  アケミとゆきがオッツーを連れて教室から出ていったのだ。あの雰囲気から察するに、オッツーが何かをやらかしたのだろう。もしくは、アケミとゆき。どちらかの地雷を踏んだってところだな……お気の毒。  でもそれは、親友の一大事。俺は教室の窓から頭を出して廊下を覗く。すると、廊下の隅っこでアケミが身振り手振りで話をしている。オッツーは頷くだけだ。どう見ても、アケミにとっちめられている感じである。その内容が気にはな...
土曜日(ショート・ショート)

仕事しながら泣く男

その男は、泣いていた。  夜の工場で、泣いていた。  誰もいない深夜作業を会社へ志願し、夜な夜な孤独な作業に勤しむ男がいた。けれど、男の涙を知る者は誰もいない……そう、いないはずであった。ある夜、残業帰りの事務員にそれを見られるまでは……。 「わたし、見ちゃったんです。深夜作業の男の子、泣きながら仕事してるんですよぉ。わたし、びっくりしちゃって……あれは、そう……むせび泣きでした。何て言ったらいいのかしら? 声すら掛けられませんでしたよぉ~」  それが、社長夫妻の耳に入る。  男はバイトである。これまでの真面目さを買われて正社員でもないのに、工場の鍵を預かっている身であった。そんな彼が泣きなが...
金曜日(小説の話)

新しい小説を書き始めました

金曜日は小説の話。  突然ですがストック危ねぇ!!!  ってことで、この記事も午後六時半を過ぎてから書き始めました。小説を書いていない頃ならば、きっと、パニくりながら書いていたでしょう。でも、今の僕なら大丈ブイ。これが分かるアナタ、そりゃもう、お友達です(笑)  もうね、忙しくて、忙しくて。そんでもって、体力ゲージを回復する時間が取れなくて、今日もサヨリは元気です(笑) もうちょっと、体力あるって過信していたのに……歳には勝てなくて残念です。暇を見つけて執筆に充てた隙間時間。それを、体力回復に振り切った結果。無くなりました、記事のストック(汗)  まったく無くなったワケではなくて、ありますよ、...
木曜日(雑談)

貞子VSゲンちゃんうどん

木曜日は雑談の日。だから、今回も作文の練習をしようと思う。僕にはゲンちゃんうどんのキャラがあるから、有名人がお客さんに来たら? そんなイメージで書き進めてみよう。今回は、リングの貞子で(笑) ☆☆☆☆☆☆☆  わたしは呪った。  わたしを苦しめたあの人を、母をいじめたあいつらを、この国の人間を、全世界の人類までも。わたしは、この世の全てを呪っている。深くて冷たい井戸の底から呪い続けた。呪いのビデオに恨みを込めて……。ビデオからDVD。DVDからネット動画。わたしだって、時代に合わせて進化している。そうやって、今の地位まで上り詰めた。それが、ジャパニーズホラーの女王の座。これが、わたしの勲章だ。...
水曜日(猫の話)

老猫飼いに言わない方がよい一言

水曜日は猫の話。 ───痩せたねぇ……  猫でも、犬でも、年老えば痩せてくる。人間の年齢に当てはめて、七十代、八十代の老体で、ぽっちゃりさんは割と少ない。飼い主が食事に気を遣うのと、猫も食が細くなるからだ。我が家の老猫サヨリも例外ではない。食は太いが体は細い。ガリガリではないのだが、ほっそりとしたスリムな体系を維持している。たぶん、現状がベストサイズ。  だって、そうでしょ? この子、僕の知る限りでは、太った経験が一度もないのだ。だから、わざわざ太らせる必要性すら感じない。食べる量は多いのだから、瘦せの大食い体質なのだろう。いわゆる、ギャル曽根体質だ(汗)  そのすべてを理解した上で「痩せたね...
火曜日(レビュー)

iPadにぴったりサイズ!カメの絵柄の手提げ袋

火曜日はレビューの日。  僕の普段使いの手提げ袋は、紺色で緑のラインで猫のイラストが描いてある。かれこれ、一年半くらい使っているだろうか? その手提げ袋は友人からのいただきものだ。僕は荷物を持ちたくない。たくさん持ち歩くと、あれだ……何かを忘れてしまいそう。否、きっと忘れて帰るだろう。ジジイは自分を過信してはいけない。自分を信じては墓穴を掘る。だから、外出時の手荷物は最小限に努めている。  大荷物の日は赤いリュックで、小荷物は猫柄手提げで。去年から、それがボクのお出かけスタイルになっていた。それは、それで、まるで問題などないのだが、畑にミラーレスカメラを持ち運ぶ日には気を遣う。だって、そうでし...
月曜日(畑の話)

フライングにも程がある!超極早生玉ねぎゲットだぜ

月曜日は畑の話。  プロ農家の人にノートパソコンをあげた。Amazonで購入した中古ノートパソコンだった。その後で購入した、レッツノートの使い勝手がよすぎで予備機に回したパソコンで、今日もサヨリは元気です(笑)   CPUは非力なセレロンながらも、ネット程度なら十分遊べる。Microsoft officeもインストール済み。だから、そこそこ使えるだろうけれど、銭をもらうと後々面倒。だって、そうでしょ? 「お前から買った」つーて、不具合が出ると絶対言われる。もう歳だから、そういう面倒からは遠ざかりたい。これが分かるアナタ、そりゃもう、お友達です(笑)  敵もさるもの引っ搔くもので 「ナンボや? ...
日曜日(ブログ王スピンオフ)

銘菓ひよこがランチのデザート

高二の昼休み。  ゆきがアケミの教室に遊びに来た。その目的は、アケミと一緒に食後デザートを食べること。それは、特別なことでなく、週に何度も行われている女子会のようなものであった。俺とオッツーにとっては、アケミがゆきの教室へ来てくれるほうが有難かった。ゆきの隣は俺たちの教室だからな、おこぼれデザートにありつけるのだ。今日は、アケミの教室か……非常に残念に思いながら、俺とオッツーはゆきの背中を見送った。 「ねぇ、ねぇ、アケミちゃん。これ、どこから食べる?」  ゆきは、カバンの中からお菓子の包みを取り出した。 「あー、ひよこ! 九州のお土産? ひよこって、福岡だっけ? 東京だっけ? どっちでもいっか...
土曜日(ショート・ショート)

死神チハル

1982年、春。  彼女は生と死の狭間を彷徨っていた。  午後3時。確かに信号機は青だった。手を振りながら、彼女が俺に向かって横断歩道を走り寄る。俺も手を振りながら彼女を待った。横断歩道の真ん中で、ドン! という鈍い音。同時に彼女の細い身体が吹き飛ばされた。事故である。白いワンピースと黒い路面が、彼女の血液で赤く染まった。あらぬ方向に折れ曲がった腕と足。その光景に、誰しもが彼女の死を直感した。  ───それでも、彼女は生きていた。  彼女の息はあったのだ。今日俺は、彼女にプロポーズをするつもりだった。なのに、ボロボロになった彼女を抱えて、俺は救急車の到着を待っている。それは、途方もなく永い時間...
金曜日(小説の話)

小説アイデアパクられ問題とスタースシステム

金曜日は小説の話。 ───お前のアイディア、パクられないか?  いえいえ、ご心配には及びません。そんな凄いの書けないし(汗)  僕は思い付いたことをブログに書き殴るタイプだけれど、そこを心配する人がいる。でも僕は、ブログは書いてナンボだし、アイディアなんて、すでに世の中に出尽くしたと考えているし、今日もサヨリは元気だし(笑)  つまり、やった者勝ちなのだ。  たとえるなら恋愛ストーリー。男と女、百合と薔薇、想定されるパターンはこの程度。付け加えるなら宇宙人とか、異世界人とか、獣人とか……その程度。おじいちゃんと孫娘はあかんやつだ。おっさんとJKもたぶん無理。それを自分に当てはめると、僕はそこま...
木曜日(雑談)

ベジータVSゲンちゃんうどん

木曜日は雑談の日。だから、作文の練習をしようと思う。僕にはゲンちゃんうどんのキャラがあるから、有名人がお客さんに来たら? そんなイメージで書き進めてみよう。今回は、ドラゴンボールのベジータ王子で(笑) ☆☆☆☆☆☆☆  なっ───なにぃ!  一瞬で、うどん屋の前に行列ができやがった……。  ゲンちゃんのパワーがこれほどとは……。1000、1500、2000……スカウターの数値がドンドン上がっていやがる……。これが、うどん民族サヌキ人のパワーの源か? それにしても、この殺気は……侮れんな。ふははははは……面白い。好きにしろ、ゴミどもがどれだけ足掻いても同じことだ。落ちこぼれのお前たちでは、越えら...
水曜日(猫の話)

キッスは目にして

水曜日は猫の話。  うちのにゃんこはキス魔である。  腹が減るとキス魔に変身。隙あらば、僕の唇を奪おうとする。キスと言ってもディープな方で、今日もサヨリは元気です(笑) 猫の糸状乳頭が唇に当たると痛いのだ。糸状乳頭しじょうにゅうとう……エロい響きだ。その正体は猫の舌に標準装備されているザラザラである。猫の舌で指を舐められても痛いのに、そんなのが口の中に入ると激痛だ。昔はチューなどしなかったのに、むしろそんなの嫌がっていたのに、突如、去年の夏ごろからやり始めた。それは、老猫の気まぐれ? 新たに見つけた愛情表現? それとも、NNN(ニャンニャンネットワーク)からの指令だろうか? そうなれば、サヨリ...