犬は人間に腹を向けて撫でてくれと要求する動物。一方、猫が人間に腹を向けていたとしても、軽々しくお腹を触ってはいけない。高確率で腕が前足に掴まれる。その際、引っ込んでいた鋭い爪は全開に伸びているのでマジで痛い。それだけなら軽症で済むが、さらに日本の後ろ足で猫キックがさく裂!。猫の爪切りを怠れば人間の腕はタダでは済まない。冗談抜きでマジで痛いから気を付けろ!。
まさに、
「猫を舐めて掛からぬ事だな。」
このセリフがピッタリなのだ。さっきまでゴロゴロ鳴いてた猫から急に攻撃されたり、ゴロゴロ鳴きながら攻撃されたり。今思えばわが家の猫様(以下、サヨリちゃん)もそうだった。今のような関係になる前は、一瞬たりとも気の抜けないヤツだと思っていたし、猫を飼う上でそれが正解だと今でも思っている。
猫のお腹は触っちゃダメを無視した結果
サヨリちゃんと真冬のコタツ生活に入った頃、初めて猫のへそ天というのを見た。
残念ながらへそ天写真は無い。幼少の頃から、
「猫は、コタツで丸くなる~♪」
という教育を受けて来た身としては、コタツの中の猫の寝姿に大きなカルチャーショックを受けた。それは、コタツの中に頭を突っ込んで大笑いしたほど。
コタツの中でこんな感じになっている猫。みなさんならどうするだろうか?。わたしは迷わず腹を撫でた。撫でてやった。そしたらどうだ、さっきまでイビキをかいて寝てはったサヨリちゃんが一変しての激オコ。
無茶苦茶起こったねぇ~。もうね、
「私の存在の全てを賭けて、お前をぶっ潰してやる!」。
映画バトルロワイヤルの栗山千明ちゃんかっつうくらい全力での攻撃。
不幸にも猫の爪を切るという知識すら無かったものだから、腕に10本の爪が突き刺さってるワケ。それと同時に噛みつき攻撃。アベノミクスが三本の矢を放つように、猫の攻撃も三本目も矢が放たれる。そう、これが噂の猫キック!。キックも爪付きだった。
サヨリちゃんの激オコぶりに、人間様だって超激オコ。数秒間、お互いに本気で攻撃しあったのも、今では楽しい想い出。
あのバトルから3回目の冬がもうそこに。今では、サヨリちゃんのどこを触ろうが撫でようが鬼オコまで行く事は無くなった。ただ、お腹と尻尾はあまり触られたく無いようだ。虫の居所が悪いと口を半開きにして、
「お前、たいがいにせんと、いてまうニャ~!。」
って顔をしている。しかし、お互いの手の内が分かっている間柄なので大きな争いへと発展する事も無い。
これから猫を飼う方、すでに猫がやって来てしまった方。
猫は犬とは違います。相当慣れるまでの間、猫は小さなモンスターだと考えて間違いありません。お腹を触られると激オコモードに入る子も。怪我をする前に爪切りだけはして置きましょう。猫に本気で引っ掛かれると、無茶苦茶痛いですから万全の注意が必要です(笑)。
Related Posts