コメダでポメラ

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コメダ珈琲
ぐるめ・試食
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 何処かに集中出来る喫茶店は無いかいな?

 実はそれをずっと探している。おひとり様でやって来て、何かを書いたり、本を読んだり。そんな、物静かな喫茶店を。スタバでお仕事。そのスタイルはうどん県では流行らないらしく、まぁ、普通にザワザワしている。図書館という手もあるのだけれど、何ちゅうか、本中華。巨泉が憩える店が見つからない。これが分かるアナタ、そりゃもう、お友達です(笑)

 先日、コメダ珈琲は何かと集中できるらしい…。

 そんな話を小耳に挟んだ。小説執筆、今は、そこまでカリカリしていない。ゾーンに入れる舞台があるから。ポメラの中には、いつでも秒で思考に潜り込める体勢が整っているのだ。

 ちょっと、コメダを試してみようか?

 昼飯を抜き、その分だけ早く仕事を切り上げて、遅い昼食をコメダ珈琲で取ってみる事にした。混み合う時間をずらしたけれど、やっぱり、コメダの客は多い。おひとり様でも大丈夫なのか? ひとり用の席はあるのか?

 不安はあれど飯も食いたい。集中出来なければ、サンドイッチだけ食って帰ろう。そんなぶらり散歩気分でコメダの中に入ってみた。予想通りのザワザワで、今日もサヨリは元気です(笑) サヨリさんは、しろくまのテントベットの中でくつろいでおられます。

 昨今、お客の高齢化が進み、声のトーンが大きくなった。嫌でもその声がイヤフォンすらもを突き抜ける。今のマックは特に酷い。会話の節々から「えぇー?」とか「あぁー?」のバーゲンセールだ。コメダの客層は随分と若いけれど、あまり大差を感じなかった。

 飯を食って帰ろう。無駄足だったけれど…。

 そんな気分で席に着く。そこで気づいたのが仲間の存在であった。仕事や勉強、そして読書。それ目当ての客の比率が高いのだ。サンドイッチとアイスコーヒー。注文が届くと同時に、僕はイヤフォンで耳を塞ぎ、ポメラを開いて小説をいじり始めた。

 予想に反して集中出来た。その理由は簡単である。何かに集中したい人間が集まったからだ。静かにしてくれたまえ。そんなオーラが壁となり、トーク目当ての客が座る席を遠ざけたのだ。

 それが幸いしてゾーンに入れた。

 集中力が途切れたのは三時間後である。もう、周りに同志の姿は少なくなっていた。そして、別の席からの声が聞こえ始める。合コン的な会話とか、世界情勢とか経済だとか。それよりも、夢とか友達とかのワードが多く聞こえた。

 そして何だか、ごもっともな単語ばかりが耳につく。きっと、ビシッとネクタイをしめたご立派なホワイトカラー達の会話であろう。でもまぁ、そろそろ潮時だ。そう思って席を立つ。すると、周りの客層が目に飛び込んだ。

 そっか、そっか。不景気だものな、そりゃそうなる。

 裏を返せば、この時間帯の客層が理解できた。ならば、コメダも悪くない。一般のお客よりも静かなのだから(笑)

 どなたか高松市内で、もの静かな喫茶店をご存知でしたら、こっそりと教えて頂ければ助かります(汗)

 

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