サヨリの近況報告をば

猫の話
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2024年の8月は、猛暑で始まり台風で終わる。

 最大級とか暴風雨だとか、心の準備に余念はないのだが、空は台風の気配を感じさせない。天を仰ぐと青空までもが顔を出す。これが、嵐の前の静けさか……。30日午前6時。不安の朝が幕を開けた。

 お昼の高松は雨模様。重力に従って風の影響を受けることなく、雨粒は真上から真下へと落下している。それは風の弱さを示唆しているのだが、その静けさが、余計に不安を助長させる。心配事の九割は、現実には起こらない。そんな最新研究報告もあるけれど、今宵の夜勤は地獄だな……未来の危険を察して、お昼を使って記事を書く。台風の影響で何かあれば、ブログどころの話じゃない。自動投稿でセット完了! ブログも準備……そういうことです(笑)

 つーことで、昨日から猛暑は休日。良くも悪くも天からの恵みで、天然のクーラーが心地良い。台風が大気をかき混ぜ、9月と共に猛暑も徐々に落ち着くだろう。つまり、今年も無事に逃げ切れた。他でもない、老猫サヨリの話である。夏になると、うちのサヨリから食欲がなくなるのだ。ちゅーるすら食べない日もある。夏は好きだが夏は嫌い。サヨリの牙が抜けてから、そんな夏を繰り返した。

 おたくのニャンコ、幾つになるのかって? それは、考えないことにしている。サヨリの年齢を認識すると、命のタイマーがカウントダウンをしてしまう。だから、永遠の16歳という設定で日々を過ごす。猫の16歳は、人間の80歳を意味するのだが、そこも考えないようにしている。ちなみに、サヨリのご飯は15歳以上のパウチとミルク。それを一日二回~三回の頻度で与えている。この夏は、残さず全部キチンと食べた。吐き戻したのは二回だけ。えらいぞ、サヨリちゃん(笑)

 とはいえ、結構なお年寄りである。俊敏さは消えてなくなり、長い時間を寝て過ごす。トイレがしたくなると、ゆっくりと起き上がって、のろのろと歩いて行く。抱きかかえる時には、猫の等身大のガラス細工でも扱うように、そ~っと抱えてゆっくりと下ろす。お姫様でも、そうはしない(汗)

 冒頭の毛づくろいの写真は、昨日の撮影したサヨリである。腹が減れば、ごわぁ~んと鳴くし、食欲が途切れることもない。痩せこけた数年前よりも元気に見えるし、事実、彼は元気に過ごした。もし、ラジオ体操のカードがあれば、毎日〝よくできました〟のハンコを押したいくらいに。

 ブログからサヨリの出番が減少してから、長い月日が経過した。老猫の記事を書くのが辛いのだ。それを読者と共有するのも、書き手も、読み手も、気分が暗くなる。それは、僕のスタイルじゃない。だから、今日もサヨリは元気です(笑) なのである。とはいえ、涼しくなれば活動的にもなるだろう。今は、こんな感じで転がっているけど(汗)

 ほら、ふっくらとしたこのお尻。この夏も、アルミクールとザブンとプールが暑さからサヨリを守ってくれた。これは友人からの手土産だ。この夏は、キンキンに氷で冷やしたアルミ板で体を冷やし、寒くなったらザブンへ移動。この行動を繰り返す。

小さな青いボールに、いつも顎を乗せて眠っている。冷やすためのアイテムなのに、きっと、温めてもらっているのだろうな……身も心も。

 現場からは以上でした(笑)

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