スイカの種まき(2025)

畑の話
この記事は約3分で読めます。

───2025年4月8日(火)

 ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば……もうちょっと、風流に鳴いてくれないか? 山のふもとでせわしなく、カラスとホトトの大合唱。おまけに暴風だって、春何番だよ?……営業妨害も甚だしい(汗) それに加えて玉ねぎの葉が倒れてる……つまり、待ったなし! これそまさしく、収穫のサインなのである。

 やりたくないけど、やりますかぁ!

 おやおや……アスパラガスは初物だ(笑)

 玉ねぎを収穫すると、うねがひとつ空き家になった。実に寂しい……サツマイモを植えるべく、古い黒マルチを剥がして、牡蠣殻かきがら石灰を振り撒いた。そして丹念に土を耕し、新たに黒マルチを施した。蔓ボケするから肥料はあげない。

 後は、サツマイモが芽吹くのを待つのみ。とはいえ、畝が機能するのは5月の中旬頃だろうか? 毎年そうなのだから、きっと今年もそうなのだろう。一ヶ月ほど、畝を遊ばせるのも忍びない。

───だったらさ、ビニールトンネル作ろっか?

 嫌でも黒マルチで地温が上がるのだから、長めにビニールトンネルを張ってしまえば、温度も維持できそうな気がする……否、イケる! ビニールもストックある。じゃ、やるかい? 何をって? 決まってんじゃん、スイカの種まき。倉庫の中を確認すると、種まきの土、ポット、スイカの種……播種の材料が揃ってる。

 おめでとう……じゃん!(笑)

 厳かに、僕はポットにスイカの種をまく。友人が好きな小玉スイカだ。ポットひとつに種をふた粒。両方芽吹けば片方は間引く。芽吹かなければ、再チャレンジ。ジャンジャンやれ! 種はあるから、遠慮はいらぬ。いつだって、種の仕込みには不安がある……今年もちゃんと、芽吹くのかい?

 シャキンとスマホを開いて去年の記録を読み返す。ブログとは便利なものだ。去年の記録が詰まっている。記事には、五月に播種はしゅすれば問題なく発芽したと書いてある。一ヶ月ほどフライングになるのだけれど、黒マルチとビニールトンネルとの相乗効果で、まさかの未来があるやもしれない。いざ勝負! これもまた、友人がわくわくしながら読むだろう。こういうのが好きな子だから。

───だったら、プリンスメロンもやろうじゃないか!

 スイカのついでに、プリンスメロンの種も仕込んだ。こっちは、ポット四個分。去年初めて放任栽培してみれば、それはそれは面白いように採れちゃって───しかも、実割れしない。味も僕の好みとバッチリ合って、こんなに簡単なら、やるっきゃない(笑)

 ナス、トマト、キュウリ、ピーマン。これらの苗は植え付け済みで、新たにミニトマトの苗を二本を植えた。一本は七十円の安いやつ。もう一本は、期待を込めてスイーツレッド(笑) 品種の違い(価格差)で、どこまで味が変わるのか? そろそろ品種選定なんぞもしなければ……です!

 場所がよかったのか? 肥料が合ったのか? 今年のよつぼし苺の元気さたるや、ピーン! と、お腹に付くほど垂直に。暁の少年のような、一本筋が通ったパワーすら感じて、否応なしに収穫への期待が高ぶってしまうのです……追肥しました(笑)

コメント

ブログサークル