何コレ、涼しい。
昨日の晴天とは打って変わって、今週は雨空からのスタートである。とはいえ、台風6号の影響で九州地方は大荒れの予報。大きな被害が出ませぬように。そう思いながら、うどん屋のテレビを見ながら麺をすする。
午後に入ると高松では雨足が緩んで、降りそうで降らない曇り空。だから、水やりの必要ゼロ。だったら、今日は畑を休もう。しっかりと土中に水分をため込んだはずである。明日だって休めるさ。
とはいかない。
冷蔵庫のトマトが切れたのだ。ぼかぁ~ね、トマト嫌いな人間である。トマトにトラウマがあるからだ。
忘れもしない小三の夏休み。オカンが誰からかトマトをもらって帰ってきた。大きな、大きな、大玉トマト。めずらしさも相まって、キンキンに冷やして喜んで食べた。美味しかったよ、一個目は。それが連日続くと話は変わって、今日もサヨリは元気です。
また、トマト?
三日目あたりから苦痛になった。食べないと冷蔵庫の中にトマトが溜まる。トマトが溜まるとオカンの機嫌が悪くなる。そこからは負の連鎖。オカンに気を遣って毎日食べた。僕の夏休みはトマトになった。もうね、それからトマトはそれほどなのだ。
去年のトマトは好奇心。今年はただのリベンジである。去年は大敗、一個も採れない。今年は狂ったように採れている。だから、毎日トマトの日が続く。小三のトラウマが可愛く思えるほど食べている。何コレ運命? それでも飽きないのだからどうかしている。
自慢じゃないけど、僕のトマトは甘くない。もぎたてトマト。それを、お裾分けした知人の言葉を借りるなら、昔懐かしいトマトの味がするらしい。水っぽい薄味が幸いして、毎日食べても飽きないのだ。今ではトマトが水代わり。そのトマトを切らせてしまった。畑に行けば、トマトなんてナンボでもある。行かない方がどうかしている。だってそうでしょう? タダだもの。そんなぶらりコンビニ気分で、畑にトマトを採りに行くと、雨の畑は元気モリモリ。見違えるような青さであった。
雨は野菜のレッドブル?
これでも毎日、ため池の水をたっぷりと与えているのに、天からの恵みには適わないようである。一説によると、雨には何かしらの肥料成分とか、マイナスイオン的なパワーが入っているのだとか。ホントか嘘か知らないけれど、どいつもこいつも元気はつらつ。あれだ…雨の中には、オロナミンCでも入っているのかも知れないな。
特に息を吹き返したが雑草である。自然農ではないけれど、畑では試験的に野菜と雑草を共存させている。この六月、一気に雑草を刈り取った。すると、野菜から元気がなくなった。ついでに害虫まで増える始末。あれから草を刈れども抜いていない。スイカの畝を除いては…。
これらの経験から得た教訓は、冷たくするなら最初から優しくするなら最後まで。「むやみに雑草を引き抜くな」という結論に達している。まぁ、たったの二年の経験値である。来年は違う考察を論じているだろうけれど(笑)
それはさておき、雑草だって美しい。葉の上で、無数に転がる雨つぶを眺めるだけで癒やされる。それは、夢にまで思い描いた景色であった。
去年、ブログに畑の理想を散々書いた。それにエールを贈り続ける人がいた。今年の畑はどうだろう? 自慢のひとつくらいは出来るかな? あと、もう一個。大玉、小玉、今年のスイカは割れてなんだ、一個もね。これって、凄くね?
そんな事を考えながらプチトマトをつまみ食い。塩味を舌先で感じながら。
コメント
沢山の美味しいトマトが収穫できてよかったですね(笑)ところで、うどん屋でテレビを見ながら麺をすする? いいなぁ。美味しいんだろうなぁ。今の季節は冷たいうどんかなぁ?
ありがとうございます。毎日、採りたてのトマト食べています。おおきなうどん屋さんならテレビありますよ(笑)実質十分も滞在しないのでチョロっと見て終わりです(汗)