「その辛そうなのは何ですか?、お父さん。」
「ペヤング激辛焼そばだよ、サヨリちゃん。」
「それって辛いの?。」
「さぁ、ペヤングだから本気を出しては来ないんじゃないのかな?。」
「本当に?。」
「本当に、知らんけど。」
ペヤング 激辛やきそば食べてみた
「めっちゃ辛そうですね、お父さん。血圧が上がっても知りませんよ。」
「おいおい、脅かしてたって無駄だから。ちゃんと身体の調整をしてから挑んでるから大丈夫だよ、サヨリちゃん。」
「ちぇっ、面白くありませんね、お父さん。ところで、激辛どこで買って来たの?。」
「元気になったら口が悪くなったんじゃね?、サヨリちゃん。元気になったのは良いのだけれど、口が悪くなったよね?。」
「そうですか?。」
「そうですよ。」
「まぁ、気にしないで、次!行ってみよう!。」
「長さんかよ?、ドリフかよ?。」
「出来ましたね、お父さん。」
「お湯を注いで3分待って、お湯を捨ててソースと混ぜるだけだから。小学生にだって作れるから。」
「まぁ、まぁ。食べてみてくださいよ、お父さん。三途の川が見えるかもしれませんよ。」
「おいおい、脅かしっこは無しにしようぜ、サヨリーヌ。」
「なんか洋画のセリフみたいになってませんか?、オヤジーヌ。」
「昔っからいつもいつもお前はそうだ!。なんでそうなんだ!、もう、うんざりなんだよ!!!。」
「まぁまぁ、少しは落ち着きな、ブラザー。お前はそんな奴じゃ無かっただろう?。家でママがあったかいディナーを作って待ってるぜ。」
「あぁ、悪かった。オレ、どうかしちまってたんだな。許してくれサヨリーヌ。」
「オッケー、オッケー。分かってくれたらそれでいいんだ。サヨリーヌじゃ無いけどな。」
「コイツ、いつものペヤングと違うぞ!。紅い何かが混ざってる。」
「そりゃそうですよ、お父さん。ゲキカラなんだから紅のだって混ざってますよ。さぁさぁ、ズルッとやっちゃってみて下さい。」
「ズルッとな。」
「如何ですか?、お父さん。辛い?。」
「ピリッとしたよ、サヨリちゃん。でも、それほどの辛さじゃないわ。」
「とかなんとか行っちゃって。後で辛さが襲ってくるタイプなんじゃ無いですか?。」
「残念。何も後から襲って来ないね。辛辛魚に比べたら、全然大丈夫。誰でも楽しめる辛さじゃ無いだろうか。」
「本当に?。」
「本当に。」
「マジで?。」
「マジで。」
「つまんにゃい!。」
「おい!。」
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