サヨリは今、僕の膝の上で眠っています。今夜はずっと、そうするつもりで、サヨリの体を抱きしめています。辛気臭いのは嫌なので、文面に嫌な表現や不謹慎などがあればお許しください。
2024年10月8日22時34分。
サヨリは虹の橋に向かって旅立ちました。僕はずっと、サヨリの隣にいたけれど、少しだけ目を離した隙に、眠るように……苦しむこともなく……静かにこの世を去りました。いつもの「今日もサヨリは元気です(笑)」が……もう、永遠に書けなくなりました。
「ひと言ぐらい、言って逝け」
そう思うほど、サヨリは安らかな顔をしています。とても静かです……寝てんじゃね? サヨリの小さな体を揺すってみたり、何度も胸に手を当てて、小さな呼吸を探してみたり。今にも動き出しそうな、寝顔のような……でも……もう二度と、動かない。サヨリは今、僕の胸の中で静かな夜を過ごしています。不思議ですね、涙が出ません。僕は鬼畜なのかもしれません。人間のクズなのかもしれません。後でグッと来るのかな? そうなれば、しばらくブログはお休みのようです。連続投稿記録も、千日超えたから、ま、いっか(汗)
もうすぐ、今日が終わります。まだ、サヨリの体は温かいんですよ、ホントにね。サヨリの体が、今にも動き出しそうな気さえします。これが何かの間違いで、僕のいつもの勘違いで、実はサヨリは生きていて、動き始めたらいいのにな……そんな、自然の摂理に反するワガママを、今宵だけは言わせてください。
もうすぐ日付が変わるので、サヨリの未来を考えましょう。てか、サヨリに最後の言葉を伝えないと……ですね。しっかりと、これから僕の言うことを、キミには覚えておいてほしいのです。だってまだ、そこにいるんだろ? サヨリちゃん。
話によると、これから天に昇ると、キミの前に虹の橋が見えるそうです。それは七色に輝く、美しい光の橋なのだとか。それを渡れば天国があります。僕はね……お父ちゃんはね。その時のために、あちらの世界に、サヨリをお願いしている人がいるんですよ。だから、虹の橋のてっぺんで、───ちゃん! と叫んで欲しい。そうしたら、遠くに小さな機影が見えるから。それが、キミに向かってドンドンと近づいてくるから。お父ちゃんにはね。あっちの世界にも、頼れるお友だちがいるのです、凄いだろ?
その飛行機は、雷電つーてね。ほら、去年。キミと一緒に作ったプラモデルの戦闘機。それの本物に、お父ちゃんの大切なお友だちが操縦桿を握っています。キミにサブンとプールをくれた人です。この夏だって、キミはサブンとプールで寝ていたでしょう? そして、沢山の「可愛い」をキミにくれた人です。その人が、コックピットの窓を開いて、両手を広げている姿が見えるはずです。こわくない、こわくない。勇気を出して、その人の胸に飛び込んでください。
「サヨリです。お願いします」
ちゃんと、ご挨拶をしてくださいね。お父ちゃんのお友だちは、とても優しい人だから、涙を流しているかもしれません。その時は、キミがお友だちを励ましてあげてください。そっちの世界の時間の流れは、あるようで、ないような。お友だちと楽しく過ごせばそのうちに、未来で、ひょっこり僕も顔を出すでしょう。虹の橋の真ん中で、───ちゃんって叫ぶから、今度は一緒に迎えに来てね。今まで、ホントにありがとね。これから僕は、ひとりぼっちになるけれど、相棒がいるから大丈夫。キミは僕のお友だちと、真っ直ぐ前に向かって進みなさい(笑)
サヨリは天に召されましたが、ブログの中で、小説の中で、僕はサヨリを書き続けます。これまで、サヨリちゃんを応援してくださった読者の皆様。本当にありがとうございました。気持ちが落ち着き次第、いつもの「キジとら」を再開します。元気なサヨリを文章に乗せて……だから少しだけ、僕にお時間を……くださいね。
それでは、最後の散歩に行きますか?───俺のダチ公!(笑)
雉虎細魚。
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