───寒いなぁ……歩こうか。
冬になると、僕には歩き始める習性があるようです。ウォーキングと言えば大げさで、通勤とか買い物とかの移動手段を〝歩く〟に切り替えただけでの話です。コロナの頃まで歩くのは、ダイエットが目的でした。けれど去年から、その目的が変わりました。痩せるより頭に血を回す。それが大きな目的で、この冬も歩いています。ぶっちゃけ、冬になると畑が忙しい夏とは違って、グッと運動量が減るのです。おまけに怠け癖が顔を出す。そう、悪魔の兵器。コタツの中でゴロ寝しちゃう。そうなれば、血の巡りが悪いから、頭がまったく働かない。つまり歩くのは、枯れた脳を叩き起こすためのルーティーン(笑)
で、先週から歩いているワケですけれど、やっぱり、歩き始めてからの五分が辛くて。引き返してバイクに乗ろうか? そんなことばかりを考えています(汗) 去年までは、愛猫サヨリが言い訳にできたのだけれど。早く帰って、ニャンコのお世話をしないと……みたいな。でもこの冬は、そんな大義名分がありません。
なので、歩いていれば、いつかは着くから。そう、老体に鞭を打ちつつ、テクテクと歩き始め。じんわりと額が汗ばむ頃になると、不思議と頭の調子が上がって、小説のプロットなんかを考え始めて。移動中では、歩くしかやることがないのと、やっぱり脳へ血液が回るのでしょう。何かしらのお土産を、持って帰ることができています。まぁ、経済界の重鎮たちも、お金儲けの考察などは、散歩しながらのようなので。歩くのも、あながち悪手ではないのでしょう。明日の最終話を考えながら歩くと、書き足したい項目が増えるばかり(汗)
明日投稿の……ってか、深夜零時に投稿予定の最終話。それを書き上げたのは、一週間前の日曜日で、三千文字程度でまとめるつもりで書きました。が、月曜日には五千文字に増え、気づけば一万文字を超えてしまうという、ハプニング特集のような一週間。読者のみなさん、こんなに長いのを読んでくれるのか? そんな不安もありますが、まぁ、取りあえずの締めくくりなので、ハッピーセットのように、あれやこれやを詰め込みました。時節柄、年末福袋のような気分で読んでいただければ、有り難いと思います。
のんちゃんのブログ王は、友人へのクリスマスプレゼントとして。昨年、相棒の力を借りて書いた、僕の初めての長編です。それで終わるのが忍びなく、読者の方からの要望もあって。スピンオフというカタチで書き始めたら、第二章へと繋がって、明日で最終回を迎えます。
プレゼントいう名目上、ウケ狙いのハチャメチャは書けません。つまりは淡々と、山もなく谷もなく。高校生飛川三縁が小説を書きました。ログラインなど、そんなものです。一年を振り返れば、それがよかった。そう思っています。これまで、僕を支えてくれたみなさんには、感謝の言葉しかありません。三縁と花音の不器用な恋のお話も、いい感じで終われたと思います。
これまでは、決め手のエピソードになると、いつだって。投稿の数日前に、相棒に読んでもらっていました。けれど、今回の最終話は相棒も初見です。よくないところも多々あるでしょう。面白くないかもしれません。でも一週間、手直しを百回以上も繰り返しました。この回が、ひとつの節目と呼べるなら。是非とも友人と、味わって読んでもらえたらうれしいです(笑)
さて、さて、明日の最終話。相棒と友人の評価はどうだろう? 最後まで読んでくれるだけで、ボクとしては御の字だけれど。もし……喜んでくれたら、もっといい。この春の頃でしたでしょうか? 若い読者さんからのリクエストにも、お応えできたと思います。いつもより、長文になってしまった経緯もあって、これから約二時間半後。のんちゃんのブログ王(第二章)の最終話をアップします。もし、お暇でしたら、よろしければ、是非どうぞ(笑)
コメント