大根の試し採り(2024)

畑 (2024年12月12日)
畑の話
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 2024年12月12日。

 去年の大根は、葉っぱを根こそぎ虫に食われて、それはもう散々でした。葉っぱがないから育ちやしない。この冬も気温の高い日が続きます。つまり、期待値はかなり低くて、それでも、ふたつの畝に大根の種をまきました。きっと虫の餌食だな、夏野菜もしっかり虫に食われたし……その絶望的な予測に反して、今年の葉っぱは───めっちゃ元気です(笑)

 畝を隠すように覆い茂った葉を見るだけで、大根への期待が爆上がりするのも、これもまた、野菜の価格高騰の煽りを食らった僕にとって、朗報以外の何物でもありません。つまり、この冬は大根買わねぇ! それだけでも有り難く、出汁をしっかり吸い取った、おいしいおでんが食べられます。

 心残りがあるとすれば、キャベツをどうして植えなかったのか? 先日、スーパーでキャベツを見ると、ひと玉400円なのに特別価格とはこれ如何に? 田舎でこの金額ですから、もしかして、都会じゃ千円超えてんじゃーねの? そんなことまで考えました(汗) 来年は……否、この春は。キャベツも視野に入れないとです。そうでなければ、安心してお好み焼きが食べられません!

 ウキウキ気分で大根の葉を眺めると、土の中が気になるもので、これもまた悪しき人の本能なのでしょう……試しに大根を採ってみたくもなるものです。畝の中から太い大根を探して、エイ・ヤ! っと抜いてみると、根の先が艶っぽくも割れていて……その細い足に、全部がこれかい? そんな不安に駆られて、さっきまでのテンションが急降下。ガタガタと希望が絶望へと変わります。「空が落ち、海が割れ、大地が砕ける」とは、このことです(汗) だから、不安をかき消すためにもう一本。二本目は、大根の形状を維持しています。記憶の中から一本目の記憶を消去して、葉っぱを美味しくいただくことに。これで、心のリセットも完了です(笑) つまり、今年の大根は豊作だぁ~! たぶん。

 大根の畝と畝との間の玉ねぎも、それなりにスクスク育っているように見受けました。とはいえ、じゅんこ、まさこ、ももえ。初年度の畑のアイドルの勢いには及びません。やっぱ、友人の力は偉大だな……折を見て、友人から愛情たっぷりな助言をいただくとしましょう。今は自力でなんとかします(汗)

 冬野菜は、大根と玉ねぎとマンバ(高菜)です。マンバは放置プレイで大丈夫なので……むしろ、放置プレイを喜ぶようなので、収穫の頃にマンバにスポットを当てるとして、春のお楽しみのよつぼしは、かなり順調な気がしています。なんかねぇ……今期のよつぼしは、少年漫画くらいの線の太さを感じています。白いつぼみが大きくて、葉っぱも天に向かって伸びていて、春には大きなイチゴが採れそうです(笑)

 朗報と言えば、もうひとつ。夏の全滅を免れた、第一世代のよつぼしも、復活して白い花を咲かせました。春へ向けて、この花たちは間引きますが、ランナーは残します。だって、そうでしょ? このよつぼしは再来年の春への架け橋だから。こちら敗者復活戦なのですよ(笑)

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