猫の舌のザラザラの名前は糸状乳頭と言います。でも、赤ちゃんニャンコにはありません。

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猫の雑学

猫を飼う人にとって常識。猫に慣れてない人にとっては驚愕。猫なんてどうでも良い人にとって、もはやどうでも良い話。ザラザラで、チクチクで、痛い…それは猫の舌の話。猫は飼い主の顔や手を舐めます、舐めます、舐め回しやがります。猫を知らない僕にとって、それは当たり前で普通の仕草なのだけれど、実はこういう行為には猫との信頼関係とやらが必要だったのだとか。

その事実を知るまで愛猫サヨリと出会ってから5年以上の月日を要する事になります。この記事の初版を書いたのは2017年。現在は2021年。若武者だったサヨリちゃんも、すっかりと落ち着いて15の夏を迎えようとしています。月日の流れ。その速さを感じざるを得ません。そして、あまりにも文章が貧弱で、チャチくって、イラっとしたのでリライトしています。

話は戻って猫の舌。スリスリとすり寄ってペロペロと舐められる僕の指先。それは至福の刻のようにご想像される方もいらっしゃるでしょう。それは間違いです。むずまゆく、こそばゆく、次第にえすかーレートして…痛い。鑢(ヤスリ)で擦られている感覚。もしくは目の粗い紙やすりで指を擦られている感じ。気持ちよきというよりも…いと痛し…。

ポカリスエットのポカリの意味は?

猫が飼い主を舐める理由のひとつに「人間の汗を舐めて塩分補給」という説があります。愛情よりも塩分。甘えているふりをして塩分補給。バランスイオン飲料水、アクエリアスやらポカリスエットと同じ存在なのかも知れません。ちなみにキジとらは、ポカリスエットのポカリの意味なんかも書いている雑記ブログです。ではでは…ニャンコのベロのザラザラの正体について書き進めましょう。

猫の舌の無数にある突起物の正体

あきれ顔の猫
サヨリさんは、もうすぐ15歳なのです。

「ベー!」最近ではさっぱりペロペロしてくれなくて、軽く寂しくもあるのだけれど、それはさて置き、猫の舌を見ると無数の突起物が並んでいる事が分かります。それは病気でも無く、変異でも無く、呪いでもありません。れっきとした名前を持っています。その名前はナショナルジオグラフィックに記載されているとおり。

ネコの舌は糸状乳頭という鋭い突起に覆われており、これがザラザラとしたヤスリのような質感を生み出す。この突起が毛布に引っかかっていたわけだ。ノエル氏はフー氏とともに、絡まった毛布の繊維(や自分の毛)をとかすのに、糸状乳頭が適している理由をくわしく探ることにした。

ナショナルジオグラフィック「猫の舌、毛づくろいに唾液活かす仕組みを解明」より引用

ナショナルのジオグラフィックさんが申されているとおり、糸状乳頭(しじょうにゅうとう)は、現在のネコ科の動物の進化の途中で獲得した生きるための武器です。その糸状乳頭の役割は毛繕いのブラシの役目の他に、

  • 食べ物を口の奥に運ぶ
  • 食料の生肉を骨からはがすため
  • 水を飲むため
  • 体温調節のため
  • 猫同士のコミュニケーションのため

主にこれらの役目を果たします。どうりでエキサイトすると腕の皮がはがされる感覚になったのか…。そして、糸状乳頭の役割の中に「人間を舐めて愛情を表現する」という文言はありません。一匹の猫の舌の上にある糸状乳頭の数は約300本。糸状乳頭は離乳食を食べる頃から生えて始める為、生まれたての赤ちゃん猫には糸状乳頭はありません。仔猫に舐められると文字どおり桃源郷とかエデンの園へと誘われます。もうね、幸せちゃん。

写真クラスの乳飲み子は乳歯さえ生えていません。数時間おきにお腹が空くと、一生懸命に指をチュパチュパと吸い付きます。捨て猫を保護した時に、一度だけ体験したのだけれど、仔猫の舌は可愛らしくて柔らかくて、サヨリちゃんは激おこでシャーシャー鳴いている中、「猫の赤ちゃんのベロってザラザラしないんだぁ」と身をもって体験しました。現在、11匹の仔猫たちは全員無事に新しい家族の元で暮らしてます。Twitterとかで目にすると、よその子なのにウルっとするのも不思議です。

何が言いたのかと言うと「モノのように猫を捨てるなよ!」です。

お父ちゃん
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謎のお姉さん
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サヨリさん
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