薫る花は凛と咲くをジジイが読んでみると……

アーニャのどん兵衛
雑談
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 珍しく、今日は漫画の話でも。

 このブログの前のブログでは、漫画の記事を書いていた。漫画ネタは集客力があるからだ。とはいえ、猫ブログに漫画はいらぬ。つーか、コンビニで立ち読み禁止になってから、漫画との接点がプツリと切れた。こう見えて、ジャンプ、マガジン、サンデー、チャンピオン……ひと通りの雑誌に目を通していたのだ。その当時の僕には、漫画は教養……そいうことです(笑)

 漫画と離れた僕にも転機が訪れる。すべては、SPY×FAMILYから始まった。執筆の肥やしにと、相棒が送ってくれたのだ。流行りの漫画の知識くらい、僕のオツムに入れておいてほしかったのかもしれない。「雉虎さんのお友達に、アーニャがとても似ているんですよ(笑)」これが殺し文句だったけれど(汗)

 アーニャは、体ひとつでジャングルを生き抜いたり、死と隣り合わせのテストを繰り返して精神を鍛える女の子(笑) アーニャが、どん兵衛とコラボしていたので、普通に買って食べてみたり。

 SPY×FAMILYの他にも、相棒から多種多様な漫画を頂いた。その中のひとつが〝薫る花は凛と咲く(一巻~十二巻)〟である。現役世代に超人気の漫画なのだとか。僕だって、もう、ジジイ。こんなことでもなければ、決して知ることも、ましてや読むこともない。そう断言できる作品だった。だって、そうでしょ? 恋愛だから格闘ないもの。もっぱら僕は〝グラップラー刃牙〟や〝修羅の門〟のような、格闘漫画ばかりを読んできたのだ。だから、小説に恋愛要素を盛り込むよりも、バトルシーンの方が実は得意科目である。未だ一度も書いたことはないけれど、そろそろスピンオフにバトルシーンを入れたいな。そんなことを目論んでいる(笑)

 で、まじまじと〝薫る花は凛と咲く〟を素直に読み始めるのだが、三巻くらいまで辛さを感じた。自分の小説を棚に上げて書くけれど、まるで実感が湧かないのだ。高校生の恋愛ものは、自分にとって縁がない。だがしかし、読み進めると少し変わった。親視点から読めることが判明したのだ。主人公の親の想いや背景が見えると話しは別で、今日もサヨリは元気です(笑) 凛太郎の父親が登場した(当初、母子家庭かと思ってた)辺りから、読み応えが出ててきた感じだ。依田君の強さの秘密にも興味もあるし(笑)

 そうしているうちに、作者の先生が気になり始める。それは小説も同じだけれど、好きになったら普通に気になることである。先ずは、三香見サカ先生って女じゃね? その疑問から始まった。本作は、週刊少年マガジンに掲載中のようだけれど、どう見ても女性の絵ではありませんか? てか、キャラが着こなす衣装である。薫子ちゃんの私服が毎回違うのだ。デートでは、いつも気合の入った勝負服って感じである。まぁ、今時の若い作家さんなら、男性だってファッションに敏感だろうけれど、細部に渡って、なんか凄いのな。どう考えても女性目線。なのに、服装の好みはおじさん好み……制服ですらスカート長い。それがとても不思議だった。男が書くなら、今時ならば。おっぱいは大きく、スカートは短くのハズだけれど……。

 ネットで調べてみるも、三香見サカ先生の情報はあまりにも薄かった。性別も年齢も分からない。マガポケベースのインタビュー記事に『「なかよし」に載っている少女漫画を沢山読んでいました。』という文面を見つけた。これは勝手な思い込みだけれど、絵の雰囲気とファッションセンス。男子校と女子校との対立関係。そして、スイーツに対する知識等……。総合して考えれば、女性の可能性が高いと思われる。もしくは、お姉さんとか妹とかの、強力な知識の後ろ盾があるのだろう。小説〝キャリー〟では、少女は描けないと諦めていたスティーヴン・キングをバックアップした奥さんのように。キャリーがトイレで生理用品をぶつけられるシーンも、キングの奥さんの発案だもの。

 そんなことを思いながら〝薫る花は凛と咲く〟は、何度も読み返した作品である。ちなみに、薫子も昴もメガネの子も、男心をくすぐるキャラだけれど、やっぱり推すなら、杏子さんだなぁ……。

コメント

  1. 確かに、ジジイが読むとそうなりますね。僕は弟と妹、近くに従姉妹がいたので少女漫画も読んでいました。記憶に残っているのは前略ミルクハウス、ときめきトゥナイト、お父さんは心配性、あこがれ冒険者、笑う大天使。今、読んだら当時とは違う目線になるかも……。

    • まっかべくーん! の、ときめきトゥナイトですね。アニメでは見ていました。少女漫画は、ベルばらと、はいからんと、生徒諸君だけを親戚の家で読みました。生徒諸君がテレビと違っていて、後半はトラウマでした(汗)

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