ココイチ値上げ!なので今のうちにテイクアウト

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CoCo壱 テイクアウト
お買い物・レビュー

───カレーハウスCoCo壱番屋が6月1日から値上げする。

もうね、値上げの春から値上げの夏。その10円が地味に痛い。加えて、絶賛猛プッシュ中のさつまいもの品薄感も半端ない。野菜価格も高騰の予感。畑に植える野菜を考えている今日この頃。みなさん、値上げは辛いねぇ〜。

───倹約モードは6月から。

ココイチ値上げの情報を得て、今のうちにとテイクアウト。たまに食べたくなるんだよねぇ、猛烈にココイチの刺激が欲しくなる日がある。だから値上がり前に食べておく。そう決めたから、今夜のご飯はココイチのカレー。辛さは普通の3辛で抑えよう。畑疲れが抜けきれなくて、4辛5辛の自信が無かった。翌日の朝が心配だった。

いつになく弱気である。

───予算は千円未満、ボリューミーな組み合わせを添えて。

フィッシュカレー&3辛&400グラム&ソーセージのトッピング。千円でおつりがもらえる予算内。気を抜くと千円を軽く越えてしまうのがココイチである。「ご利用は計画的に」なのだ。

───サクサクの揚げ物と痺れる舌への刺激。

僕がココイチを好む理由はこの2つ。

熱々でサクサクの衣の食感と、舌を痺れさせる辛さを求める夜がある。カップめんのゲキカラとは別で、ココイチの辛さはココイチでなければ味わえない。それを求めてのカレーである。その意味では、僕にとって唯一無二の存在。けれど、幾度も繰り返される値上げから、財布とココイチとの距離が遠ざかる。

───もう、高級品だな。

昭和の時代から、最低でも月1で食べて続けたけれど、この先、ちょっと分からい雰囲気。最後の晩餐ならぬ、最後のココイチのような気分で口にスプーンを運んだ。

CoCo壱 フィッシュ&ソーセージ

───そうそう、これこれ。

4辛でも良かったかな。

少し物足りない舌先への刺激。ライスが余る可能性が否めない。フィッシュと、ソーセージと、カレールーとのペース配分に気を配る。地味に大事な作業の中で、ふと、20代の頃に食べたココイチの情景が目に浮かんだ。

───20世紀のココイチは殺伐としていた。

嫌でも目に留まるポラロイド写真。ほどんとが男性で、写真自体には華はない。その代わり、夢とか、勇気とか、男気とかはあった。おめでとう!、1300グラム「大盛りチャレンジ」の覇者たちである。

───20分以内に1300グラム完食で無料。

笑顔、真顔、青ざめた顔。それぞれの想いを胸に、空になった大皿を手に持って、それぞれの顔で写真に収められていた。

───やりおったな!。

知人の顔を見つけては大食い話に花が咲く。携帯電話の無い時代。アホだな、バカだな、カッケーな。口コミで話がどこまでも広がった。

───大らかな時代の記憶が懐かしい。

だってそうでしょう?、今でこそ、2キロ、3キロ当たり前の大食い界隈。けれど、一般人に1キロは厳しい。食べる量に自信ありがちさんな僕だったけれど、その領域に足を踏み入れる事なく1300グラムカレーは姿を消す。

───喰って良いのは、喰われる覚悟のある奴だけだ。

賛否呂論あったらしいけれど、ココイチに青春に1ページを刻んだ若武者は多い。入り口の貼られた勇者の写真。それを眺めるのもココイチの醍醐味でもあった。今は受け入れられないのだろうけれど。

───1皿のカレーに熱くなれた空気感。

もう、あの時代は戻らない。

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