今夜の猫鍋のご飯はカツオの刺身

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かつおの刺身(長崎県産)
うちの猫の話

───猫鍋の挙動が怪しい…。

他でもない、愛猫サヨリの事である。

まんぷくパウチを突っぱねる。大好きだった筈なのに食べてくれない。正確に言えば、僕の指を通さないと食べない。知ってる、それ反抗期でしょ?。つき合い長いからな、言葉が無くても気持ちは通じる。

───まんぷくパウチに飽きたんだろ?。

猫だって、同じものじゃ、そりゃ飽きる。今夜は特別にお刺身を買って帰ります。意気揚々と出たものの、便乗だか不漁だか知らないけれど、刺身の値段も最近高騰。仕方ない、さらば英世と心に決めて、刺身コーナーでカズダンス。ゴーーーール♪。心のゴールネットに大きなカツオが突き刺さった。

───まさに、ミラクル。

だってそうでしょう?、今は午後の5時だもの。こんな奇跡、滅多と無い。幸せシールの担当者さん、いつもお勤めごお疲れ様です。とは言え、若干フライングじゃありませんか?。今夜は大切な予定でもありましたか?。例えば、デートとかデートとかプロポーズとか。お陰で僕らは大物をフライングゲット出来ました。ありがとうございます。

───パワーシティの午後5時には、幸運のケセラン・パサランと出逢えるかも知れない。

記憶を心に刻み込み、情報をスマホに記憶して、僕は猛ダッシュでサヨリの元へと向かった。あれだ…夜の海、素潜り、無人島、獲物を持って有野の元へ帰る濱口の気持ち、今なら少し分かる気がした。

───とったどー!。

突然ですが問題です。

コーナンのカツオと長崎のカツオ。あなたが落としたカツオはどっち。

しばらくの間、本丸といつものを両方を見比べて、困った顔で固まった。もう、そんな事されたら切るしかないでしょ。とは言えこのサイズ。半分だって食べきれない。まずは3分の1だけ切り分けて、サヨリの調子をみてから決めよう。

───にゃんだこれは!。

お待たせし過ぎたのかも知れません。

一口食べてカツオの記憶が蘇り死んだ目に光が戻った。ガツガツとした食べっぷりは、伝説の酔拳(ジャッキーチェン)の食事シーンのようでもあった。普段は無言で食べているのに、今日はうにゃうにゃと何かを口ずさみながら食べている。喋るようであり唄うようであり。それだけで伝わるご満足度。それは、リピ確決定の声明なのだろう。

いつもなら食事が済んでもしばらくの間、もの申したい表情で、座って僕を睨むのだけれど、今夜はあっさりと引き下がる。肩甲骨からもご満悦度が伝わった。

───じゃ、これで。

猫鍋

最近のマイブームは猫鍋らしく、悠々とアルミの中に身を潜め、ニャンモナイトを上手に作って、おやすみにゃん。冷房ハウスの出番が少ないのは悲しいけれど、いいじゃないの幸せならば。2022年夏、サヨリのキャンプ地は主に猫鍋の中である。

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