猫のクーラーボックスから氷を抜いたら激怒したサヨリさん

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腹を割って話そう
うちの猫の話

北半球の上で巨大な玉子を割って乗せたら、良い感じで目玉焼きが焼けそうな猛暑日が続く日本列島。この暑さも愛猫サヨリに無関係で、僕がこさえたクーラーボックスの中で悠々と夏を謳歌している。寒くなればボックスから出て床に転がり、暑くなればボックスに戻る。もうね、ビールとマッサージのサービスでもあれば、健康ランドとかスーパー銭湯の中年オヤジのような生活だ。

キャットハウス 冷房仕様

このクーラーボックスは優れもので、室温34度の事務所内に対し中では25度が保証されている。たった2本の凍ったペットボトルで8時間ほどこの環境が持続されるのだ。エコだよ、エコ。我ながら良きものを作ったと自画自賛しているのだけど、たった一つ致命的な弱点が存在する、結露だ。結露対策としてバスタオルを敷いているのだけれど、今日見たら…めっちゃ湿気ていた。

さらに、水滴防止のバスタオルの下に敷いているダンボールもしんなりはん。このまま放置すれば、いずれカビが生えて来るだろう。そうなると後々面倒な事になる。何でも先手必勝だ。流行病対策は特にそうだ。ボヤボヤしている間に大変な騒ぎになるものだ。そこで、すぐにタオルを天日干しした。この陽気、小一時間でバスタオルもパリパリに乾く事だろう。

ボックスから出て来た寝起き姿のサヨリさんを抱き上げてみると、それは良い感じに冷たくなっていた。「しばらく床の上に転がっていなさい」次に入る時は今よりずっと快適になっている事だろうよ、多分。

サヨリさん、怒る

バスタオルを干している間、2個のペットボルは冷蔵庫で再氷結の時を待つ。事務所の床で転がるサヨリさんの体温も徐々に上がり始め、20分を経過したあたりからサヨリさんの挙動が怪しくなった。フタを開けられ乾燥中のボックスの入り口をジッと見つめ始め異変に気付く。この子も馬鹿では無かったらしい。一応、我慢してくれるようだ。

でも、我慢も限界を超えたのだろう。サヨリさんは一目散に小さな四角形を目掛けて飛び込んだ。大丈夫か?爺さん。お尻がつっかえてんぞ。しばらくジタバタした挙句、ようやく侵入に成功したボックスの中。サヨリさんは、一瞬のうちに悲壮感漂う表情に変化した。「お父ちゃんの顔が見える…」いつもは見えない僕の顔。あるはずの無い天井から僕を見つめながら、その瞳の奥からは不満しか感じ取れなかった。もうね、半沢直樹のような目でグッと睨む。「やられたらやり返す!倍返しにゃ」

あら、可愛い。

バスタオルの乾き具合を確認しに外へ出て見ると、「昔の夏って、こんなに暑かったっけ」地球に玉子は大袈裟だったけれど、今のアスファルトの上なら目玉焼きが出来そうに思えたし多分出来る。国道でラクダが歩いていても違和感など感じないだろう。さて、お目当てのバスタオルなのだが、もう少しで僕の理想どおりに仕上がりそうだ。
よし、よし。もう少し、もう少し。

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引き返してサヨリさんに状況を報告。灼熱のボックスの中では、古美門研介と化したサヨリさん。「そんなに暑いところが好きならば、浜松の電車の先に縛られて、一日中走ってくればいい。少しはマシににゃるだろう!。昨日は40度を超えたらしいにゃ〜」とでも言いたげだ。

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すぐにでも氷を入れてあげたい気持ちは山々なのだけれど、もうちょっとなので、心を鬼にして待って頂く。その代わり、キンキンに冷えたミルクをご用意致しました。良く言えばサービス、悪く言えば時間稼ぎ。

いつものミルクのお皿を出すと、サヨリさんはボックスから出て来ていつもの場所でお座り。うん、単純で助かった。お皿にミルクを注ぐとピチャピチャと音を立てて飲み始めた。口の横からミルクが漏れている。相変わらず、食べるのと飲むのがヘタクソな子だ。人間だって高齢になれば、そうなるのだから怒ってはいけない。笑って手伝うのが優しさだ。お父さんの半分は優しさで出来ています。ミルクを半分飲み終えた頃、バスタオルもパリッパリに乾いていた。残りのミルクタイムの間にクーラーボックスを再セット。

ミルクを飲み終えたサヨリさんの汚れた口を綺麗に拭いて、「ご用意出来ましたよ、王子様」と言うと、「うむ、大儀であった」的な顔をして、のっし、のっしとボックスの中へ姿を消した。いやいや…そこは、ダッシュで入る場面じゃ無いのかな?、
サヨリさん、別に良いけど。

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