雷電のプラモデルがサプライズ

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雷電のプラモデル
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少し前に購入したプラモデルがある。シャア専用でもなく、アムロのでもなく、戦闘機である。日本が誇る名機雷電(らいでん)。これをですね、大空に飛ばした写真にネタばらしを添えてを驚かせてやろうと考えたのだ。それは友人へのサプライズ企画である。だから撮影完了その日まで雷電の存在を隠す目論見。けれど如月の風に僕の気が変わる。春が近づき、日も長くなり、仕事に畑が付加されたらプラモどころでは無くなるだろう。僕のような怠け者は何事も後回しにする癖がある。

───思い立ったが吉日である。

今書こう、時は待ってくれない。

その前に雷電とは何かを知る必要があった。中身を知らなければ良いものなど作れない。変なこだわりなのだけど、それをやらなければ雷電を作る意味が無い。だってそうでしょう?、雷電をとおして友人と語らえない。つくりました、できました…では醍醐味半減なのだから。いつ出来た?、みんな大好き零戦との違いは?、何のために開発された?。様々な情報をネットで確認し、プラモの箱を初めて開けて、今日のサヨリは悪戯っ子。

───あ、サヨリさんは邪魔ですね。

見慣れぬ箱にテンション爆上げ、箱から愛猫サヨリが離れない。箱の中に食い物ないよ、これは夢と、希望と、願いの詰め合わせなのだから。そう言い聞かせても大きな耳には届かない。落ち着かせようと老猫を抱いて外へ出る。寒空の向こう側には夏目の今夜は月が綺麗ですねであった。それはスノームーンの夜であった。僕の腕から身を乗り出してサヨリも丸い月を眺めていた。

とは言えこのプラモ、どう見ても塗装がいるねぇ。プラモの関する知識が無いものだから、塗装用にアクリジョンスターターセットとやらを返り注文。初心者用の絵の具である。無いよりはマシだろう…雷電を買ったAmazonでポチった。デカールだっけ?、何だっけ?。機体に貼り付けるシールは付いているようだねぇ。昔は水につけて剥がして貼っていたのだけれど、今のプラモはどうなのだろう?。そもそも雷電の色はグリーンで良いのか?。箱が緑だから緑なのだろう。箱の中から見つけた塗装のお手本らしき印刷物。箱の色とは違うような。

───よし、緑!。

塗装経験が無いのだから自己流でやるしかない。かつての粘土細工の経験が生きるかも知れないし。大丈夫、大丈夫。下手でも友人なら笑ってゆるしてくれるだろう。努力だけ認めてくれればそれでいい。プラモの箱はおもちゃ箱。組み立て説明と共に小さな文字で丁寧に雷電についてが書かれていた。ネットで調べなくても良かったのな…。

ポメラの文字は裸眼で全然見えるのに、プラモの説明書きには老眼鏡が必要なのが不思議に感じた。記事を書いてる今だって裸眼なのに。箱の底まで確認すると更に色々入ってる。ナニコレ?、組み立てアドバイス。塗装アドバイスまで入ってる。割と細かい指示があって、一筋縄では出来なさそうで不気味な絶望感しか感じない。でも乗り掛かった船である。やれない事も無いだろう。友人が驚くのならその価値は十分ある。

───やってみるさ(笑)。

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