高松の釣場調査!サヨリの刺身は愛猫のごはん

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今年はサヨリ釣れるかな
香川県・うどん・遊び場

細い魚と書いてサヨリ(細魚)

細魚の口先は細く長く尖っている。こんな口の細い魚が釣れるのか?。釣れたとしても細長い体で食べる身はあるのか?。そう思うよね、僕もそう思ってた。そもそも、釣りの醍醐味は大物狙い。釣れようが釣れまいが、狙う魚はデカいのが一番。そう思ってた、若い頃…。

あの年は、三善英史の「雨」が大ヒットした年だった

昭和の頃の瀬戸内海はジュディ・オングの「魅せられて」がめっちゃ似合う海だった。エーゲ海くらい美しくて海水の透明度も高かった。それがどの程度だったかと言うと、タツノオトシゴを手掴みで捕獲できるくらい。もしくは、砂浜にカブトガニが転がってるくらい。その頃、カブトガニは天然記念物だったのだけれど、砂浜に打ち上げられたカブトガニの亡骸を天日干しして、自分の部屋に飾っていた小学生は僕です。

そのカブトガニの標本は、小学校3年生の僕の夏休みの自由研究ネタにもなりました。カブトガニは中学までは記憶にあるのだけれど、その後どこへ行ったのか分かりません…。

まぁ、それくらい海が綺麗だったのだから、細魚ごときは網ですくうものという認識。この細いのはザクなのだよザク。なので細魚釣りを始めたのは4~5年前からの話。今ではすっかり高級魚化した細魚なのだけれど、その高級魚を喰らって育った猫がいる。

それは他でも無くて、僕の愛猫サヨリさんだ。

サヨリさんの真の飼い主は僕の息子

知らん

当時の若猫サヨリは、息子が釣って帰った細魚の天婦羅が大好物で、それがサヨリさんの名前の由縁だったりもする。そんな高校生だった息子も所帯を持ち、なんかふわっとした存在だったサヨリさんは僕のところへふわっと訪れた。

それはよくある話なのだけれど、血気盛んなサヨリさんも今ではすっかり後期高齢猫の仲間入り。もうね、ずっと寝てる猫。高齢化と共に、カリカリとかキャットフードを受け付けなくなってしまった。大好きだったちゅーるも拒む始末。ただ、鮮魚となると話は別で、お刺身だけを好んで食べている。

猫にとってマグロは飲み物

今のお気に入りはマグロのお刺身

でも、マグロは優しくない。僕の財布に全然優しい存在ではない。なので、これからの季節になるとサヨリさんの細魚を釣りに海へ行くのがなんとなくルーティン化。

で、

今日は、牟礼町寄りの庵治町へ仕事に向かうついでに、釣り場の視察がてら海を眺めに行って来ました。見て下さい、今日の高松は絶好の釣日和なのです。

庵治丁場

東に庵治丁場。

屋島

西には屋島がそびえ立つ釣スポット。

割と人も来なくて…というより、ここまで来たら庵治の鎌野港にみんな行くから静かな釣り人が集う場所。でもね、普通にチヌとか釣れるのだから、あながちバカに出来ない場所だと勝手に思っている釣スポット。

 

お客さんの会社へ行く事が月に数回あって、5月の末頃から海を眺める機会も多くなる。細魚は潮に乗って海を移動する回遊魚なのだから、ここで細魚の群れを見つけられたら細魚釣りを始める合図。例年なら6月ごろになると、鉛筆サイズのエンピツサヨリの群れを目撃出来る。僕はそれを見てから仕掛けの準備を始める。

細魚釣りの仕掛けは簡単

細魚の仕掛けは簡単で、長い竿と小さな針に軽い浮。それで仕掛けは出来上がり。撒き餌で細魚が湧いたら餌すら不要でジャンジャン釣れる。なので、小学生などの釣入門にもってこいのお魚なのです。僕も最初は50匹くらい釣りあげてホクホクして帰っていたけれど、細魚釣りに飽きたのと食べきれないのが重なって、サンマサイズのが2~3匹上がったら、その場で捌いてお刺身をサヨリさんに持って帰るようになった。

サヨリさんも一度に沢山食べられないのだけれど、とおい昔、息子が釣った細魚の味を思い出すのだろうか?。細魚のお刺身を懐かしむように食べている。人によっては、

猫に刺身ばかり食べさせて…それは虐待だ!

そう思われるのかも知れないし、それはそうなのかも知れない。ただ、猫だって高齢になると牙も抜けて健康トラブルも多々抱える。それに加えて食べたくないものは絶対に受け付けない。それが猫であって猫なのだ。好きなものを食べさせる事くらいしか出来ないのなら、出来るだけでも幸せだと思う。

腹を割って話そう

猫の平均年齢は15年くらいだと言われている。世の中には20年以上生きる猫もいるけれど、全ての猫が金さん銀さんにはなれない。普通に15歳付近で天に戻ってゆく存在。そう考えれば、

サヨリさんに残された時間もあと僅か。

ならば、食べるものだけでも新鮮で美味しいものをと思うのも親心。新型コロナで始まった2020年前半戦。疫病のダメージから世界は抜け切れていない状況で、アフターコロナの世界では世界的な大不況も実しやかに囁かれている。その一方で、砂漠のバッタが猛威を振う大陸では食糧危機が危惧される2020年後半戦。

僕には世界や経済の難しい事は分からない。世界を救う事も何も出来ない。淡々と日々の生活を過ごすだけでやっとこさっとこ。そんな僕が気になっているのは、今のところただ一つ。

今年もサヨリ、釣れるかな?。

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