1円スマホ?ドコモからの電話

【お知らせ】当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。

PC・タブレット・スマホ

───087×××…近所からだな…。

ケータイが鳴った、未登録の番号から。誰からだ?、違和感というより嫌な予感。電話と取ると、スマホの話が始まった。何処の誰とも分からぬ相手、警戒アラーム鳴り響く。知ってる、それ詐欺でしょ?。

昼間の疲れでウトウトしていた矢先の電話。半分頭が回っていない、うまい返しも思い付かない。最初は黙って話に耳を傾ける。だってそうでしょう?、お姉さんの話、何言ってんのか分からない。6月キャンペーンのフレーズだけが何度も飛び出す…知らんがな。

───スマホが1円でご提供出来ます。

おやおや、穏やかじゃないな。そういうのって法律で禁じられて無かったっけ?。もう一度言うてみ?。法螺貝が鳴り、反撃の狼煙が上がった。説明の最中、僕は一切口を挟まなかった、つまり、個人情報を1ミリも与えてはいない。オレオレ系の類なら、そのうち尻尾を出すだろう。話は佳境に入るのだけれど、僕はアナタを信じていない。そもそも、アナタはどちら様?。

───そうなんだ、で…どうしたらいいの?。

ドコモ○○店へ起こし頂き、詳しくご説明させて頂きます。つきましてはご来店の予約を思い、ご連絡させて頂きました。

───繋がった。

行きつけのドコモからの電話だった。だったら、早く言ってよねぇ。僕のケータイ、自慢じゃないけど3G回線で、4年後にはサービス終了。でもね、時間はまだある。サヨナラ3G、機種変は散りぎわこそが美しい。

───それよりも何よりも、僕はスマホを持ちたくないのだ。

今もそう、これから先はもっとそう。物忘れが酷くなる、どんどんどんどん酷くなる。個人情報とか、アレとか、コレとか、それらをスマホと紐付けするだけど、落としても、無くしても、取られても、結構面倒くさい事になる。齢80の母親もスマホを持っているけれど、実はそれも心配のタネなのだ。

───絶対スマホ落とすなよ。

同時に複数のタスクを回し、それをタイムトライアルで展開が僕の現状。だから、可能な限り軽装備で動きたい。持って良いのは、無くなる覚悟のある奴だけだ。持って出るの忘れた、持って帰るの忘れた、どこに置いたか分からない…このタイムロスを防ぐ最も有効な手段。それは、最初から持たない事である。

───そして、もうひとつ。

スマホを持つと、ネットやSNSを頻繁に見るようになる。アプリはそうなるように設計されているし、人間もそうするように出来ている。どんなに意志が強くても、呪いのビデオを見たように、呪縛からは逃げられない。それはアナタも同じでしょ?。そして自分もキットそうなる。だから「スマホ持ったら、画面から小さな貞子出て来るからなぁ…」って感じなのである。

───ガラケー無いの?。

…ケータイタイプの機種もございます。ただ、スマホの方が便利かと。

ここからずっと僕のターン。1円だって、パチモンスマホなら興味ない。通話が出来ればそれで良い。電話嫌いな僕だから、自ら電話を掛けたりもしない。基本、柴咲コウ、着信あり。それだけの事にスマホが必要ですか?。そう問いたいけれど、色々と面倒に思えた、色々と知りたい事もある。だから、僕は老人力をフルで使う。

───おじいちゃんには分からないので、予約を取ってお店に行きます。

月末、行きつけのドコモへ行ってきます。1円の新しいガラケーを持って帰る事でしょう、たぶん。

ブログサークル