PSB培養完了(1回目)

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PSB培養完了(1回目)
自家菜園

 2023年3月20日。

「えっ、こんなに沢山?」

 弟くんからPSB(光合成細菌)をもらった。大きなコーラのペットボトルと普通サイズのコーラのペットボトル一本ずつ。大雑把に見積もって3リットルのPSBを手に入れた。これを千倍くらいに希釈して野菜に与えると良いのだそうだ。昨年はシーズンの終わり頃にPSBを段取りした事もあり、野菜が元気に育ちます!。そんな実感を持つことが出来なかった。試験的に培養にもチャレンジしたのだけれど、スタートの遅さから面白味も感じられなくて、今日もサヨリは元気です。

PSB(元株)

 でも、今年は違う。

――貞子くらい増やしたんねん。

 鼻息を荒くして気温が上がるのを待った。日照時間も気温もまだ足りない。良い感じに気温が上がり始めた4月8日に培養を開始する。PSBに手間暇かけた呪いのサービスをしてやろうじゃないか(笑)。今年初めての培養である。欲張ってはいけない。だから単純に倍に増やす。3リットルの水道水を畑に持ち込んで培養作業に勤しんだ。畑の周りでは農家ばっかなのに、この赤い液体を誰が見ても無反応でガッカリだ。少しばっか注目されるかなと思ったけれど、ガッカリの3乗ほどの喪失感あった。

PSB培養開始(2023)

 PSBはドブ水の香りがする。10人中、10人が嫌な顔をするだろう。でも、慣れてしまえばそうでも無い。逆にPSBが生きている実感が湧く。うん、臭いだなぁ~、これが。日当たり抜群なVIP席には、よつぼし苺が置いてある。その横に培養したPSBを並べて置いた。よつぼし苺には遠く離れた友人の、PSBにはその友人の友人の。どちらにも完熟トマト100%ジュースくらい濃厚な想い出が詰まっている。だからVIP扱いしない方がどうかしている。二つの赤いを並べて、畑に来るたびに様子を伺っていた。

――4月22日。

 苺も、PSBも、完熟までにはまだまだ先のようである。今年は気温が高いと言われているけれど、もっと気温が上がらないとダメなのだろうな。直火ってくらい熱くないと。ちなみに、その日は九条ネギの花。葱坊主にみつばちがやって来た事を記事に書いている。野菜つくりをしていると、みつばちの存在はかなり重要で、この子らがいないと、あれだ……人工授……もとい、午前9時までに人工授粉をしないといけなくなる。そんなのなんて出来やしない。みつばちはですね、早朝から無償で働いてくれる強力な助っ人なのだ。顔を見ただけでガッツポーズ。この気持ちが分かるアナタ、そりゃもう、お友達です。

――それから5日後の4月27日。

PSB培養完了(1回目)

1粒だったけれど、人生初の苺狩りを楽しんだ昨日。PSBも良き色に仕上がっていた。PSBがうまく出来ないという話も良く耳にする。PSBは地球の食物連鎖の最下層に位置する生物である。つまり、細菌やバクテリアが混入すると試合終了。だから僕の場合は、ペットボトルは死ぬ気で洗い、カラッカラに乾燥させた状態で水道水を満杯にしてカルキで殺菌する。その後に培養作業を行った。それが良かったのかどうかは知らないけれど、同じ方法で次はこの倍に増やそうと考えている。

――無料で増やせるお遊びは大好きです(笑)。

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