長編小説、一週間で書けるのか?
一週間で小説一本を書き上げる。 プロならともかく、初の長編に挑む僕にそれが出来るのか? そもそも十万文字に届くのか? それは、やってみないと分からない。やらずに出来るわけもない。でも書くしかない。今、そんな状態。 9月1日。 相棒へ送った原稿に付け加えた文章が三万文字ほど。それ以前のボツ構想が二万文字ほど。計五万文字。それらを使う方向であった。けれど、時間の経過と共に考えが変わる。 なんだろ? 頭の中で考えた、三つのストーリーが融合する。不思議なことに、それらの整合性が取れてしまう。よくよく考えれば、全てが一人の人間から生まれた物語。無意識のうちに、きっと何処かで繋がっているのだろう。 前作、...