2023-12-27

小説始めました

のんちゃんのブログ王〝025 エンドロール〟

025 エンドロール  友だちと、家族と、恋人と……夜の動物園は賑やかだ。  その人混みに溶け込むように、俺たちの向かう先はシロクマだった。それが、彼女の2度目のおねだりだったから。 「一緒にシロクマさんが見たいです……あ、嫌なら……ごめんなさい……ホッキョクグマの水中トンネルで、シロクマさんが間近に見られて、肉球が……あ、そんなの嫌ですよね……ごめんなさい」  2度目のおねだりは、のんの生声。これはもう、2度目の初めてのおねだりだと俺は思った。 「そんなのお安いご用です」  俺は心の中で叫んだ。100万回だって、喜んで!  白い雪に反射したイルミネーションの輝きが、クリスマスムードを盛り上げ...