2024-07-17

猫の話

それだとて、今日もサヨリは元気です(笑)

「猫ちゃん、いくつ?」「忘れた」 意図的に、僕は愛猫サヨリの年齢を考えない。永遠の十歳くらいで留めておきたい。そうでもしなけりゃ、やってられない。それなりの老猫だけれど、まだまだイケるっしょ? そんなぶらり散歩気分で、毎日を過ごしたい。こいつの頭を撫でていたい。 猫ブームが始まってすぐ、猫を飼い始めた人々も、たぶん、同じ気持ちで生きている。僕は、そう思いたい。 ところが……だ。 思わぬ方向から、サヨリの年齢を考えさせられた───オカンである。 話は変わるが、オカンの飼い犬は僕のことが大好きだ。ちなみにメス犬である。その愛情表現があからさまで、飼い主のオカンが苦笑いするほどなのである。恋する乙女...