2024-07

雑談

薫る花は凛と咲くをジジイが読んでみると……

珍しく、今日は漫画の話でも。 このブログの前のブログでは、漫画の記事を書いていた。漫画ネタは集客力があるからだ。とはいえ、猫ブログに漫画はいらぬ。つーか、コンビニで立ち読み禁止になってから、漫画との接点がプツリと切れた。こう見えて、ジャンプ、マガジン、サンデー、チャンピオン……ひと通りの雑誌に目を通していたのだ。その当時の僕には、漫画は教養……そいうことです(笑) 漫画と離れた僕にも転機が訪れる。すべては、SPY×FAMILYから始まった。執筆の肥やしにと、相棒が送ってくれたのだ。流行りの漫画の知識くらい、僕のオツムに入れておいてほしかったのかもしれない。「雉虎さんのお友達に、アーニャがとても...
猫の話

ザブンとプール、二度目の夏

地球上に猫が誕生したのは13万年前。中東の砂漠を生息地としたリビアヤマネコだと考えられている。猫が水を苦手なのは、その影響があるからだ。そして、DNAに刻み込まれた生態は今も残る。猫はコタツで丸くなる(ならないけど)のは、猫が寒さに弱いからである。裏を返せば夏が好き。脈々と受け継がれた習性は、しっかりと愛猫サヨリにも残っていた。冬はコタツで越冬だ(汗) 夏は割と快適そうだった。とはいえ、2020年以降になると話は変わる。今でも可愛い顔だが老いには勝てない。夏の暑さが辛そうだった。気温が上がると体調が狂う。───サヨリさんは夏に弱くて…… 過去の記事を読み返すと、そんなことを何度も書いた。この夏...
レビュー

腕のコリにせんねん灸

腕の筋肉がパンパンだ、腕橈骨筋わんとうこつきんがガチガチなんだよ……痛い。もはやこれは職業病である。職業病であるが故、この筋肉を休めることは不可能で、今日もサヨリは元気です(笑) 床に転がる愛猫を眺めて我思う。お前はいいなぁ……ずっと寝てて(汗) とはいえ、この痛み。対策が必要である。美人トレーナーさんが、毎晩、腕をモミモミしてくれたらよいのだけれど、そんな都合のいい話はどこにもない。だから、セルフマッサージに勤しむけれど、回復には及ばない。左手に痺れが出始めて、脳の病気を勘ぐるほどだ。六十近くなれば、そんなこともある。それこそ、半年以上もそんな感じが続いていた。そして、ふと……思い立つ。──...
畑の話

今年はミニトマトが豊作らしい(2024)

日曜日に畑に行った。 お目当てはきゅうりである。三日ほど行けなかったけれど、そこそこ採れるんじゃね? そんなぶらり散歩気分で、今日もサヨリは元気です(笑) 畑を見た瞬間に異変に気づく。一番最初に畝に植えたきゅうりが……完璧に枯れていた。摘芯すると、きゅうりは一気に実をつけ、一気に枯れると耳にしていた。そのとおりの展開だった。思ったよりも早く感じるのだが……仕方ない。残った苗にがんばってもらおう。畑やってりゃ、こんなこともある。 きゅうりの隣で元気なのがミニトマトだった。アイコ(ミニトマト)とフルティカ(中玉トマト)を交互に植えている。去年の経験上、そうすると出来がよかったからだ。 トマトの畝を...
ブログ王スピンオフ

のんちゃん、初めてのさぬきうどん

サヨちゃんを追いかけて、四国の大学へ進学したのんちゃんには夢があった。それは、サヨちゃんと本場のうどんを食べること。それが叶う前日の夜。わたしは、明日の予定をサヨちゃんに訊いた。そう……わたしがまだ、小学五年生だった頃の話である。「サヨちゃん。明日もグリム? グリムでのんちゃんと会うの?」 わたしは訊いた。「明日は、のんと一緒にゲンちゃん行くけど。のんちゃん、ずっと我慢してたんだって。さぬきうどんを食べるのを。だから、食べさせてあげようかと思って。ツクヨも行くか?」「あわわ……」 わたしは一瞬、固まった。わたしだって五年生。子どもみたいな野暮などしない。わたしに構わず行ってこい!「いーよ、サヨ...
ショート・ショート

琥珀と涼子の恋バナ

お好み焼き屋のカウンター席で、私は緑川涼子みどりかわりょうこと談笑をしていた。涼子は同じ大学に通う親友だ。唐突に、涼子は私に質問を投げた。「なんで琥珀こはくは、アイツなの?」 それは、涼子からの剛速球のストレートだった。「何が?」 一瞬、私は答えに困った。アイツとは、同じ大学に通う赤城純主あかぎよしゆきのことである。「どうして琥珀が、あのバカなんだろう……って、思ってね。バカと言ったのには悪意はないのよ。でも、バカでしょ? 赤城君」 アイツをバカと呼べるのは、私の専売特許なんですけどぉ……その気持ちを私は抑えた。大きな会社のご令嬢が、あのプライドの塊が、庶民の恋愛事情に興味を示したのだ。それだ...
小説の話

名作か? それとも迷作か?

日曜日、新作の滑り出しを確定させた。とはいえ、いつも最初が難しい。いつまで経っても決まらない。下手すりゃ最後まで決まらねぇ(汗) プロローグと第一話の原稿を、そっくりそのまま相棒へ送る。締め切りなしの期限なし。ゆっくり読んで下さいね。そんなぶらり散歩気分で送ったけれど、翌日に回答メールが飛んできた(汗) プロローグは短文で、エピローグも短文で、第一話は長文で、今日もサヨリは元気です(笑) プロローグはフックの役目で、第一話は主人公とヒロインの紹介だ。今回は登場人物がガチで多い。主要キャラの全員を登場させたパターンは、すでに相棒に送信済み。けれど、どう考えても今回は長丁場を避けられない。初回に対...
雑談

喫茶アンデルセン

きゅうりってのは、放っておくと大変なことになる。どんどんデカくなって味が落ちる。その成長速度も早い。一本残らず収穫しても、三日もすれば、今日と同じ光景が目の前に広がるのだ。既視感(デジャブ)なんて甘い話じゃない。もはやこれはループである───今年のきゅうりは強敵だ。 きゅうりの貰い手を考えないと、冷蔵庫が飽和する。ついでに、僕の胃袋だって、そこまで寛大にはできてない。農作物が金を介さず流通するのが田舎である。捨てるなら、誰かにあげよう畑の野菜。それは美しい考えだ。けれど、分ければ余る、奪えば足りない。この現実に直面する。今年はきゅうり余りの年なのだろう。その証拠に、どこのきゅうりも葉がデカい。...
猫の話

飼い猫信長と野良猫家康(浮気発覚)

降り続く雨の中、茶色い猫は屋根に通った。友だちと会うために。しかし、家康が姿を見せることはなかった。雨雲を眺めて信長は思う。きっと晴れたら、家康も姿を現すだろうと。 翌朝。信長が窓の外を見ると、空いっぱいの青天だった。よし、晴れた。今日は家康に会えるだろう。信長は、ご主人様が準備してくれたカリカリを少しだけ残し、猫砂の上に用を足し、外の世界へ飛び出した。いわゆるこれが脱走である。───いた! 家康だ。 信長は、家康めがけて一目散に駆け寄った。「家康ぅ! 家康、家康ぅ!」「久しぶり。秀吉」 いつもどおりの〝秀吉〟に、信長は少しうれしくなった。それでこそ、家康だ。「信長じゃ!」 信長は涙目だ。うれ...
レビュー

パイロットの万年筆のインクが切れた

ほ? マジで……。 万年筆が書けなくなった。いや、いや、いや……あれだぞ。今月、買ったばっかやん。6月12日の記事に書いたばっかやん? ない、ない、ない。壊れるには早すぎだ。 もしかして、これがインク詰まりというやつか? つまり、ペン先をぬるま湯に浸けたら復活するやつ? そう思ってやってみたけど、お湯に浸けても復活しない。あ、そうですか。これはまさかのガス欠ですか。万年筆をバラしてみると、カートリッジが空っぽだった。でも、スペアなんて買ってない。だって、そうでしょ? そんなに早く、インクが切れるなんて想定外で、今日もサヨリは元気です(笑) 予想の3倍、インクが早くなくなった。 インク切れを認識...
畑の話

トウモロコシ(ゴールドラッシュ)を収穫しました 2024

2024年6月26日(水)。 トウモロコシ(ゴールドラッシュ)を収穫した。とはいえ、苗の成長速度がマチマチなのだ。五本だけの収穫だった。素人菜園の落とし穴(汗) 一昨年から書いているけど、僕はトウモロコシをその場で食べる主義である。煮たり焼いたりするよりも、それが最も美味いからだ。野良仕事の合間にトウモロコシを採ってかぶりつく。一度でもそれを味わえば、これ以外の食べ方を僕は知らない。だから、畑から持ち出したトウモロコシに興味が持てない胃袋になった。だって、そうでしょ? ガリッと齧るとコーンの粒が口の中で弾け飛んで、ジュワッと甘い果汁が口いっぱいに広がって、穀物よりもジュースなのだ。最高の贅沢が...