2024-09-10

小説の話

今が一番若いから(笑)

魂をガッツリと削られた。太宰の〝人間失格〟に続いて、三島の〝金閣寺〟で道草をしている。どんなに遅読な僕だとて、そろそろ読み終えてよい頃なのに、三分の二の辺りでうろうろしている……おっぱいが金閣寺。その後で、主人公が金閣寺を燃やしちゃると決断した辺りでうろついて、今日もサヨリは元気です(笑) たくさん、夜のご飯も食べました───エラい!  どうにもこうにも先に進めないのは、三島が語彙の魔術師だからだ。悪魔的と言ってもいいほどに、サラリと読み流すのがとても惜しい。美しい音韻の数々が、きっと何処かで使えるはずだ。なので最初から、基本中の基本の勉強法で金閣寺を読み進めた。  気になる言葉をノートに写し...