2024-11-07

小説の話

僕とサヨリに応援歌

───今日のお昼は、うどんを食うか? ラーメンか? それとも抜くか? そんな選択の連続が、日々の営みなのでしょう。その中には経験上、人生のターニングポイントと呼ばれる分岐点も含まれます。柄にもなく、無茶を承知で……僕が小説を書き始めたのも、知人からの連絡があったからです。その真実を知らなければ、僕は何も知らずに淡々と、出口の見えないトンネルの中で、ブログを書いたことでしょう。そして……サヨリ亡き後、このブログは存在意義をなくします。 自然消滅なのも当然の帰結で、そうなるはずの運命でした。人にも猫にも寿命があって、サヨリの年齢から換算すれば、それは遠い未来でもなくて。僕の頭も枯れてきて……何もな...