うちのニャンコの四十九日
───11月26日(火) 今日の高松は、愛猫が逝った日と同じような、朝から雨の一日でした。数日もすれば、12月だというのに、サヨリの居ない事務所では、コタツを出すこともありません。出す気配もありません。この季節になるといつだって、僕の膝の上にいたモフモフが、遠い昔のように思えるのが不思議です。 今日は、うちのニャンコの四十九日。とはいえ、特別に何かをするでもなくて、いつもと変わらぬ一日を過ごし、あの夜と同じようにデスクに向かい、この記事を書き始めました。この瞬間も足元で、サヨリが僕を見上げているような。そんな既視感を感じながら、今宵はサヨリとの想い出に、想いを馳せるつもりです。もう一度だけ、抱...