金曜日(小説の話)

小説は人が増えると難しい(汗)

金曜日は小説の話。  文章で熱量が出せるのか? 畳みかけるような勢い。そんな表現が可能なのか? 出せるものなら出してみたい。ブログ王では大人しく書いたけれど、今回は熱を帯びた物語を書きたくて、今日もサヨリは元気です(笑)日々、それを考えているのだけれど、その答えが見つからない。そもそも設定からして無理ゲーなのだ。うん、困った(汗)  極端なセリフ回しとパワーワード。そんなキャラ付けも試してみた。それは相棒へも打診している。でも、何かが多くて、何かが足りない。そんな登場人物が、頭の中で10名ほど動き回っている。各場面のビジョンは映像になるのだけれど、それらが一斉に話す場面を文字にするのが難しい。...
木曜日(雑談)

昨夜の地震について

───木曜日は雑談の日。  2024年4月17日23時14分ごろ。豊後水道で最大震度6弱の地震が発生しました。この地震で被害に遭われた皆様にはお見舞い申し上げます。四国地方で発生した大きな地震ということもあり、僕へご心配のご連絡をくださいました皆様。ありがとうございました。こちらは、大きな揺れを感じることもなく、僕もサヨリも元気で過ごせています。とはいえ、市からの緊急放送で「巨大地震が……」というワードは初めての経験であり、仕事帰りで何の情報もないまま、地震の到達を待つだけの状況でした。ご心配をおかけした皆様へ、ご報告も兼ねて昨夜の状況を記録として残します。  地震発生の5分ほど前。仕事を終え...
水曜日(猫の話)

猫を初めて目撃した農夫の証言

───水曜日は猫の話。  この文献はUMA(未確認生物)を目撃した、とある農夫の貴重な証言記録である。そして、この証言記録は紛れもなくフィクションである……。  あれは蒸し暑い夜の日の出来事でした。妻が私に言うのです。 「ネズミの姿を最近見かけない」  と。皆さんもご存じのとおり、ネズミは穀物を食い荒らします。農夫の私にとって、ネズミは敵である存在です。去年もネズミにかなりやられましたから、ネズミが姿を消したのは大歓迎です。でも、あの年は異常でした───あんなにいた、ネズミが忽然と姿を消したのですから……。 「これは天変地異の前触れに違いない」  ってね。あまりにも妻が心配するものですから、私...
火曜日(レビュー)

最高に面倒で、最高にうまいラーメン。が最高すぎて、いと旨し(笑)熊本 濃厚黒マー油豚骨

火曜日はレビューの日。  今日は、ご機嫌なカップラーメンのご紹介です。名前が少し長いのだけれど〝最高に面倒で、最高にうまいラーメン。熊本 濃厚黒マー油豚骨〟。これは知人からの頂き物で、今日もサヨリは元気です(笑)  世界初のインスタントラーメン。1958年(昭和33年)、日清チキンラーメンの発明から66年もの月日が流れた。日本初のカップ麺。日清カップヌードルが登場したのは、1971年(昭和46)の出来事である。その間、共に進化をし続けてきたインスタントラーメンなのだが、こんなところまで進んでいたのかと、驚くばかりの商品だった。だって、そうでしょ? カップ焼きそばじゃないのに〝湯切り穴〟が標準装...
月曜日(畑の話)

枯れた苺も諦めなければ花を咲かせる

月曜日は畑の話。 ───どうしよう、どうしよう、どうしよう……。  あれが、これ? 枯れた苺に顔面蒼白な僕がいた。  その原因は水切れだった。定期的に雨は降った、でも、それでは足りなかった。ベリーポットでは保水力が少なすぎたのだ。つまり、僕の管理不足が原因だ。猛省しながらも頭を回す。僕は諦めの悪い男なのだから。頭に過ったことは全てやる……そう、脳汁絞って全部やる。今すぐに! でなきゃ、あんなによつぼしに歓喜した友人に申し訳が立たねぇーよ!!  赤く染まった茎を切り、根っこを畝に植え付けた。まだ少しだけ緑の部分があったから、可能性はゼロじゃない。可能性は自分で決める! このよつぼしだけは特別だ。...
日曜日(ブログ王スピンオフ)

オッツーのライダースーツ

オッツーは待っていた、何日も何日も待っていた。 日曜日の午後の時間帯。ある男が道の駅で休憩する。そんな噂話を聞きつけて……。そこで、彼が自動販売機でコーラを買うらしい……雨の日も、風の日も、オッツーはひたすら彼を待ち続けた。あの人にオレはなる! そんな闘志を心に秘めて。  小6の夏休み。道の駅で張り込みを始めてから半年後。オッツーは、ようやく彼の姿を見つけた。それは、サイクロンで公道を走る仮面ライダーの雄姿であった。憧れの男を目にしたオッツーは、無心で彼の元へと駆け寄った。 「あの……初めまして。僕は尾辻正義と申します。半年間、ずっとアナタを待っていました」 「初めまして、半年も待っててくれた...
土曜日(ショート・ショート)

桃太郎のイヌの愚痴

鬼ヶ島の帰り道。  金銀財宝を積んだ荷車を引きながら、イヌは浮かない顔をしていた。 「どうした? イヌ?」  後からリアカーを押していたサルが、心配そうにイヌの顔を覗き込んだ。 「気に入らない……」  ぽつりとつぶやくイヌに、サルは優しく話しかける。 「オレらさ、何かの縁で鬼退治に行った仲じゃん。それはもう、戦友じゃん? 少なくともオレはそう思ってるよ」  サルの優しい言葉がイヌの心を開いた。イヌは溜まりに溜まった本音を吐き始めた。 「だって、おかしいだろ? モモタロさん。待遇が違うんだよ、待遇がっ!」  サルにはイヌの言葉が理解できなかった。 「ごめんな。オレ、お前の言ってる意味が分からない...
金曜日(小説の話)

気合入れのグレンラガンで、まさかの情緒不安定?!

金曜日は小説の話。  新作は、バカでいいから勢い欲しい! 根拠も理由もなくていいから、なんかこう……アツいお話しに仕上げたい。ワケもなくアツいといえば、バカっぽいけど心震えるのは、僕の中では天元突破グレンラガンしかあり得ない。十年以上も見てないけれど、気持ちだけでも盛り上げよう。そんなぶらり散歩気分で視聴したのが悪手であった。こんなことになるだなんて……最悪の一手だった。  天元突破グレンラガンは、2007年にTV放送されたロボットアニメである。制作はエヴァのガイナックス。そのログラインは、少年が仲間と共に成長しながら人類を救う物語。昭和の熱血根性とロボットアニメを合体させて、笑いを散りばめた...
木曜日(雑談)

サツマイモの根出完了!

木曜日は雑談の日。  去年、相棒からサツマイモをもらった。 ───水でしっかり洗ったから……。  そう、土を洗い流したサツマイモの発芽率は極端に落ちる。だが、温存しておいた二本から芽が伸びる。天を突くように、勢いのある芽であった。詳細は、去年書いた記事のとおりである。  これで可能性はゼロではなくなった。でも不安は残る。二年越しの越冬でサツマイモにできるのか? このまま枯れてしまうのか? サツマイモの芽出しに幾度も失敗した僕が故の不安であった。とはいえ、事務所の中では寒かろう。何よりも、今日も元気なサヨリにいたずらされても怒れない。  安全を考慮して、猫の食器セットが入っていた箱の中でサツマイ...
水曜日(猫の話)

謎のミミズ腫れ

水曜日は猫の話。  人は問う……。  己とは何か? 命とは何か? 宇宙とは何か? そして……猫とは何か? それに明確な回答を示した者はいるのだろうか? 高名な学者でさえ、今でも難解な問題であろう。すっと家庭に潜り込み、人をしつけ、意のままに人を操る。それに気づかぬまま、人は日常を繰り返す。猫とは永遠の謎なのかもしれない……。 ───なんでなん!  我が家に愛猫サヨリが潜入したころ、僕は謎のミミズ腫れに悩まされていた。目覚めると、決まって右腕の肘から手首にかけて10センチほどのミミズ腫れができているのだ。ジンジンして焼けるような痛みで目が覚める。定期的ではないにせよ、数回続くと不安にもなる───...
火曜日(レビュー)

サッポロ一番 塩とんこつラーメンに胸騒ぎ

火曜日はレビューの日。  僕は豚骨ラーメンが食べたいですよ!  今の気分は、あっさりしたやつ。喜多方風とか、熊本風とか、そっち系の店もある。あるにはあるけど、バイクを飛ばして小一時間。15の夜でも遠いじゃん? そこまでして行きたくないじゃん! そんな、ぶらり散歩気分で三日ほどが経過した。相変わらずのフットワークの重さである。でも、そろそろ……うまかっちゃんでも買おうかな?  そんなことを考えていると───お荷物です! 事務所にゆうパックがやってきた。段ボールを開いてみると、いろんな食べ物が入っている。ありがてぇー!!! キンキンに冷えたビール。悪魔的! それを、握りしめたカイジの気持ちがよく分...
月曜日(畑の話)

何よ、あの女?!

月曜日は畑の話。  きゅうりの種がようやく芽吹いた。プチトマトと中玉トマトの芽も顔を出す。発芽を確認したのは三月末のことであった。マルナカで買ったきゅうりの苗は順調である。だから、きゅうりで焦る必要などまるでなかった。きゅうりで失敗した経験がない。その成功体験が、僕を大船に乗せていた。そう……いつだって、きゅうりの苗など余るほどできるのだ。育つはどうかは別だけれど……。  根拠なき自信から、きゅうりのポットをコンテナから出す。コンテナを空にしたい気持ちが強かったからだ。よーし、いい子だ(笑) それを、植え付け予定地に並べて置いた。あとは、本葉が出るのを待つだけだ。任務終了だ! ヒューストン。こ...
日曜日(ブログ王スピンオフ)

昭和喫茶、来夢来人

「あれ? ツクヨは?」  じいちゃんが俺に向かって声をかけた。ツクヨを探して辺りをキョロキョロと見まわしている。 「ツクヨは、アケミたちとタピオカ飲みに喫茶に行ったよ。今日は畑に来ないよ」 「タビオカ?……ってのが流行っているのか?」  ツクヨが来ないと知ると、じいちゃんは残念そうな顔をした。 「タビじゃなくてピ! タ・ピ・オ・カ。なーんか、女子の間で流行ってるらしい……知らんけど。そういえば、あの来夢来人ライムライトって喫茶店。ずいぶん昔からあったらしいね?」  俺もタピオカの話を詳しく知らない。それよりも、ずっと昔から存在する喫茶店の歴史を俺は知りたくなった。 「来夢来人か……。先代の現役...
土曜日(ショート・ショート)

マロカン(弐)

「お父ちゃん。小五郎ちゃん……今日、お店に来なかったね……」  恵子は店の暖簾を片付けながらため息をつく。 「どうしたんだろうねぇ、小五郎さん。昨日は今日も来るって言って帰ったのに……」  食器を片付ける洋平も心配げだ。 「昨日、恵子があんなことを言ったからかな?」  恵子は昨夜の態度に後悔を感じていた。恵子は思う。もっと優しくすればよかったのにと。 「そんなことはないだろう……小五郎さんにだって、小五郎さんの都合があるだろうし……もしかしたら、昨日の約束だって、忘れちゃったのかもしれないよ。ああ見えても小五郎さん、今年で百歳だからね」  厨房で食器を洗う洋平は、優しい声で恵子をなだめた。 「...
金曜日(小説の話)

ブログ王、ゆいの原点はせいこママ

金曜日は小説の話。  長編小説未経験の人類代表ただのおっさん原作。のんちゃんのブログ王で反響が大きかったエピソード。それが〝007 ゆいとのん〟でした。女子高生視点描写に注目が集まったようです───アイツの背後にゴーストライターがいるらしい……そんな噂が広がったとかなかったとか。まことしやかにリアルな世界で囁かれました。  どうやって書いた? あれ。ほんと、あれ。どうやって書いたのでしょう? もう一度、あれを書けと言われたら、再現できる気がしません(汗)  でも、一発書きではありません。何本も書いて相棒に読んでもらいました。その中の一本目。それを今回は掲載しようと思います。本作と違って設定も別...
木曜日(雑談)

アスパラガスを生で食べるという贅沢

木曜日は雑談の日。  今日は、自分で栽培したアスパラガスを存分に自画自賛しようと思います(笑)  皆さんは、アスパラガスと聞いて何をイメージされるでしょうか? 僕が真っ先に思い浮かぶのは「喜んでぇ~」でお馴染みの、居酒屋のベーコン巻きです。カリカリに焼き上げたベーコンが織りなす濃厚な脂味と、その後で口に広がるグリーンアスパラの爽やかさ。バターやチーズを絡めれば、ピザやパスタを生んだヴェネツィアの風すらも感じさせることでしょう。  シンプルに塩や醤油だけでも満足度は高い。そんな意味でも、和風、洋風、中華風……全ての料理に合う資質を持っている。それが、アスパラガスの魅力なのです。日本全国で繰り広げ...
水曜日(猫の話)

コタツ恋しき冬も終わり

コタツ恋しき冬も終わり……か?  水曜日は猫の話。  事務所の室温が20度を維持し続けている。日が沈み外の気温が下がろうとも、鉄筋コンクリート造の建物は夜の室温が高くなる。そんな性質があるのだろう。夏になると嫌でも体感できるのだけれど、室温32度を超えた記憶がまるでない。そんな意味からも、この部屋は割と快適だと思っている。  狭いコタツで冬を過ごした愛猫サヨリも、室温の高さに乗じて室内でウロウロしている。つーか、気に入った場所を見つけては転がっている。床、デスク、コタツの天板、リクライニング。ノマドワーカーのように移動を繰り返しながら、気がつけば僕の膝の上───お前、絶対に太ったろ?……僕の太...
火曜日(レビュー)

ホワイトアスパラを贅沢に使いすぎた焼きそば

火曜日はレビューの日。  3月28日(木)に収穫したホワイトアスパラをその日に食べた。だって、そうでしょ? 魚でも野菜でも、うどんでも……こういうのはね、新鮮だったら100パーセント美味しいものだ。先日のアスパラガスの豚バラ肉巻きが旨くて旨くて恋しくて、あの食感をもう一度。そんな懐メロ気分で調理を始めて、今日もサヨリは元気です(笑)  結論から言おう……失敗だった……。  豚バラ肉を買えばいいのに、半額だった豚のコマ切れ肉が失敗の原因だ。短いんだよ、肉がっ! ホワイトアスパラが太くて全然巻けない。そんなこともあろうかと、半額ベーコンだって買ってある。覚悟しやがれ、巻いてやる! やっぱりホワイト...
月曜日(畑の話)

ホワイトアスパラガスの収穫

月曜日は畑の話。  3月28日(木)に畑にちょいと顔を出した。3月24日(日)ぶりである。4日も空けたのは長雨が原因だった。昨日は晴れたが仕事で行けず、今日の午後から雨マーク。行きたくないけど、行くっきゃない! 僕には行くべき理由があった。マンバ(高菜)とアスパラガスが気になったのだ。今のうちに収穫しないと、せっかくの野菜が無駄になる。30分だけ畑に寄ろう。  そんなぶらり散歩気分で、畑を見渡すとマンバは収穫時期に入っていた。マンバを収穫すると、レジ袋がパンパンになった。上出来だ。その横で、畝の上を九条ネギが独占している。ネギ坊主は春の準備を始めていた。ついでに九条ネギも採って帰ろう。このネギ...
日曜日(ブログ王スピンオフ)

ブログのアクセスを増やす方法

ゆきは密かに目論んでいた───静かに……その時を待っていた。わたしはブログの女王になるのよ……と。そう、新たなる自分を目指して、己の可能性を信じて、ゆきは高校デビューを画策していたのだ。  公園の桜の木の下で、それをアケミに語るゆきの姿があった……。ぽかぽかとした春の日差しに桜の花は満開であった。 「マ、マ、マジでぇ~! 私、ゆきちゃん応援するよ」  ゆきのビジョンにアケミの鼻息が荒くなる。アケミの瞳は、子どもがおもちゃを手にしたような、ギラギラした眼差しであった。 「だったら、これからサヨちゃんのライバルね!」  ゆきのブログに便乗して、アケミは遊ぶ気満々なのだ。 「そんなんじゃないわよ、ア...