小説の話

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怖えーわ、文豪

人間失格と金閣寺を読んどいてなぁ~。  現在執筆中の明晰夢の主人公が、作者の僕に宿題を出した。「これから、俺が読む設定なのだから、太宰と三島を読んどけよ」……と。君にとって、作者は神様じゃないの? まさか君が、そんなオーダーを出すなんて、それこそ、想定の範囲外じゃないか!(汗) とはいえ、書いてしまったものは取り消せなくて、今日もサヨリは元気です(笑) 二冊の本を取り寄せて、人間失格から読み始めた。理由は簡単、こっちの本が薄いから。それは、いつものことである。  ざっくり150ページならお手頃だよね。太宰先生のお噂は、友人からの二冊の本で、なんとなく理解している。いざとなったら、先生と同じよう...
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読者だけに見える小説の世界

少し前。輪華りんかのイメージに沿った画像を、ネットから探して僕にくれた読者がいた。輪華りんかとは、僕の短編小説〝邂逅〟で、未来に転生したヒロインの名だ。華やかに輪廻転生を遂げる少女。その思いを込めて〝輪華〟と命名した。初めて手掛けた小説なだけに、彼女への思い入れも深い───  ネットを開けばAI時代。SNSやブログで、AIが生成した画像が毎日のように投稿される。現存する人物の画像に至っては、星の数ほど存在する。その中から読者が選んだ画像となれば、話の次元が大きく変わる。だって、そうでしょ? うちの子をイメージして選んでくれた画像なのだ。うれしいじゃん、作家冥利が天元突破してるじゃん(笑) 嫌で...
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きょう何食べた?

〝フックをかける〟という言葉がある。ビジネストークで使う言葉らしいのだが、ブログや小説の世界では、読者に興味を惹かせるパワーワードの意味を持つ。お笑いなら〝つかみ〟といった感じだろうか?  話は変わるが、同僚ワーちゃんが猛烈にプッシュしている作品がある。それは「うさぎドロップ」と「きょう何食べた?」の二作品。プッシュされてから一年後。うさぎドロップを鑑賞した。けれど、きょう何食べた? を見ることはなかった。見るつもりがなかったからだ。 「俺、BLは……」 「旦那も同じこと言って、見てくれないのよねぇ。でも、そういうのじゃないから! Amazonプライムで見られるから!」 「お前だって、トッケビ...
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本屋に本が無かった日

久々に本屋に行くと、お目当ての本が何処にも無かった。  それは、よくある話である。でも、文豪と称される作家の作品なのですが? 誰もが知ってるタイトルですけど? それがとても、腑に落ちない。だって、そうでしょ? 三島と太宰だもの。いくら教養なき僕だとて、ふたりの名前だけなら知ってるよ。だからこそ、スーパーから〝かっぱえびせん〟が消滅したくらいの驚きだった───ホントに……無いの?  きっと、何年も昔からそうなのだろう。本は商品、売れてナンボ。本を並べるスペースだって、店からすればタダじゃない。その事情も理解している。でも……無いの? あると信じていただけに、少しガッカリした気分になった。学生時代...
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誰もが時間に追い詰められる

セリフが多いのか? それとも、無駄な描写が多いのか? 簡潔に2000文字を目標に、文章を短くしようと試みる。けれど、一行たりとも短くならない。むしろ、何処までも伸びそうで、今日もサヨリは元気です(汗)  連絡メールなら、必要な要素だけを簡潔にまとめればいい。そうすることで、ミスも少なくできるし、ダイレクトに相手に要件を伝えられる。それはブログも同じである。簡潔に要点をまとめたブログが好まれる傾向にある。だから、僕のようにダラダラ書かない。とはいえ、思い出話とか、経験談を交えて記事を書くものだから、どうしたって、文字数が伸びてしまう。昨今では時短がブーム。ドラマでさえも、倍速で観るのだそうだ。誰...
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ボッコちゃんに刺激を受けて

相棒からの小説は、先日書いた〝噂〟と書いてない〝ボッコちゃん〟だった。  どれだけ書籍に疎うとい僕でも、ボッコちゃんは知っている。だって、そうでしょ? 星新一先生は、ショート・ショートの神様だもの。知らない方が、どうかしている。風の便りに、ボッコちゃんのあらすじも知っていた。それ以外は何も知らない。ショート・ショートの醍醐味はオチである。その切れ味に刺激を受けるのも当然だった。ボッコちゃんを読みながら、自分のショート・ショートを考える。普段はシングルコアな脳なのに、こんなときだけマルチコアで、今日もサヨリは元気です(笑)  あー、もう───書く。  途中で本をパタリと閉じて、ポメラを開いてガリ...
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小説を読んでもらうのは難しい

小説を書くのは難しいのだが、誰かに読んでもらうハードルに比べれば、それは些細な問題だ。文章が上手かろうと、下手だろうと。物語が面白かろうと、そうじゃなかろうと。書き上げるまでの工程は、ぜんぶまるっと作者の手のひらの中。作品に羽ばたく翼を与えなければ、ヘラヘラと自己満足で笑っていられる。やっぱりそれじゃ物足りなくて、今日もサヨリは元気です(笑) ブログつー方舟に乗せて、ネットへ何かを飛ばしてしまう……これぞまさしく変態だ(汗)  ショート・ショートの一本目。〝無くしもの〟を投稿したのは、去年の五月のことである。こんな感じかな? こんなもんかな? てか、これって面白いか? そんな手探りで書き始めた...
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小説もブログも、壁打ちからすべてが始まる

一年と少しだけ小説を書いてきた。一年前も、半年前も、同じことを書いたと思う。未だに自分の書いたものが小説と呼べる代物なのか? その疑問が僕の中に常にある。けれど、大問題というわけでもない。どうなんかいな?……実際。その程度のことである。それを気にしちゃ、ブログなんて書いてられない。筆が止まるか折れるだろう。  だって、そうでしょ? ブログなんて、最初は壁打ちテニスと同じで、今日もサヨリは元気です(笑) アクセスゼロの日々の連続。先ずはその洗礼を皆が受ける。アイドル、スポーツ選手、各界著名人を別として。悲しいけれど、無名とは……そういうことだ。  だがしかし、それなりのテクを使えば、アクセスは自...
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やっぱり、スマホは苦手だわ(汗)

音に敏感な人が世の中にはいて、自然の音しか受け付けない人もいる。絶対音感を持つ人は、音が楽譜になって見えるのだとか……そこまで極端ではないにしても、僕も雑音に弱いタイプ。最近、イラッとするのが通知音である───スマホの。ピン♪ 小さな短い音に集中力を切られてしまう。やっぱり、スマホは苦手だわ(汗) 脅迫の煽り運転が半端ねぇー!  これが自分でも面倒だけれど、他人様の通知音にまで反応してしまう。鳴ってもないのに鳴った気がする……これがまさかの依存症? そんな不安も抱いてしまう。小説を考えていると、些細なことでイラッとする。だって、そうでしょ? 「さぁ、書くべ!」そんな、ぶらり気分で書けたら何の苦...
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ブログ読者からのリクエストが有り難い(笑)

〝のんちゃんのブログ王・スピンオフ〟にリクエストがあった。  急がないので、こんな話があったら……。  新作は、ブログ王の十年後の世界である。のんと放課後クラブの面々は二十八歳。ツクヨは二十歳の世界を描く。とはいえ新作では、ブログ王の面々は脇役である。つまり新作では、ツクヨ世代の新たな登場人物たちの物語である。試験的にスピンオフに、彼らのエピーソードを紛れ込ませたりもしている。スピンオフでは本編から過去の物語を書いてきたけれど、リクエストがあったので、ブログ王から新作までの十年間を第二章として書き始めた。過去記事にも似た話を書いたと思う。 ───025 喫茶グリム  ここからが、第二章の位置づ...
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生きた文章とは?

以前の僕は、執筆テクニックだけを追い求めていた。哀愁とか情景とかの類に興味もなかった。SEO(検索エンジン最適化)を駆使して、それっぽい文章にフックを絡めて記事を書いていた。なにはともあれ、検索上位表示が最優先。アフィリエイトするなら王道の手段で、今日もサヨリは元気です(笑)  キジとら(このブログ)を書き始めて八年が経過した。過去記事を遡れば、書き始めてから二年ほどの期間。それに準じた文章を書いている。その証拠に、今でも古い記事へのアクセスが幾分かあり、さらに売上も発生している。アフィリ界隈での常識〝記事は資産〟の具現化だ(笑) 今でもそれを続けていれば、収入面でそれなりの結果を得ていたのか...
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名作か? それとも迷作か?

日曜日、新作の滑り出しを確定させた。とはいえ、いつも最初が難しい。いつまで経っても決まらない。下手すりゃ最後まで決まらねぇ(汗)  プロローグと第一話の原稿を、そっくりそのまま相棒へ送る。締め切りなしの期限なし。ゆっくり読んで下さいね。そんなぶらり散歩気分で送ったけれど、翌日に回答メールが飛んできた(汗)  プロローグは短文で、エピローグも短文で、第一話は長文で、今日もサヨリは元気です(笑) プロローグはフックの役目で、第一話は主人公とヒロインの紹介だ。今回は登場人物がガチで多い。主要キャラの全員を登場させたパターンは、すでに相棒に送信済み。けれど、どう考えても今回は長丁場を避けられない。初回...
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のんちゃんのブログ王は、しれっと第二章へ突入しました

小説を書き上げた達成感の裏側で、モヤモヤした不完全燃焼な気持ちがあった。僕はプロじゃないのだから、ここは好きにやらせてもらおうか(笑) そんな気持ちで、描ききれなかったアレコレを、スピンオフで書き始めた。てか、このまま終わるのが寂しくて、今日もサヨリは元気です(笑)  オッツーには悲しい過去がある。桜木には次元を超越した背景がある。ツクヨのパパには深い愛があって、じいちゃんには叶わぬ恋が……。それを書き進めていれば、本編への熱だって冷めないだろう。処女作だから、てか、長編だもの。どれだけ伸びても構わない。どこまで行っても構わない。  ちょいちょいと、本編から未来の話も書いたけれど、基本的に過去...
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週末は読書をしよう

毎日毎日飽きもせず、ブログで何かしらの文章を書き続けている僕だけど、実はその……えっと……まぁ……読む行為が苦手である。とてもとても苦手なのだ。単行本を読み終えるまで何日もの時間を要する。小松左京先生の〝日本沈没〟は、一ヶ月くらいの時間を要した。それに加えて、一年前から読み始めたのに、未だに読み終えられない本もある。これもまた、若い頃から読む訓練を怠って生きてきた結果なのだろう。音読は大事だな。ってか、僕らの時代に音読って言葉なんてあったっけ? そんな僕が小説を書いているのだから、自分でも笑ってしまう。  すべてが夢なのかもしれない。そう、何度も思ったけれど、僕が小説を書く世界線は、どうやら現...
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飼い猫信長と野良猫家康は苦肉の策

水曜日に投稿した〝飼い猫信長と野良猫家康(出会い)〟は、これまで温めた物語……ではなかった。締切に追い込まれた結果、偶発的に生まれたイレギュラーが彼らである。だって、そうでしょ? ポンポンといい感じのストーリーなんて思いつかない。言葉が通じない人間と猫との組み合わせにも無理がある。エグい描写のホラーなら、何本か書けるしアイディアもある。でもそれは、僕のスタイルじゃない。少なくとも、それを書くのは今じゃない。水曜日の投稿当日。筆が止まって何も浮かばず、今日もサヨリは元気です(笑) うん、ピンチだ(汗) ───二匹の猫が会話する。  その発想へ辿りつたのは、仕事を終えた午後の五時。仮にこの案で書き...
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オールA? 文体診断ロゴーンやってみた

去年の今頃、僕はショート・ショートを書いていた。いきなり小説なんて化け物なんか、書ける自信がなかったからだ。今の僕にはハードルが高い。だから、短い物語で練習しよう。ブログ王の構想を練りながら、短いお話を重ねれば、そのうち上手くもなるだろう。その延長線上に邂逅があった。  とはいえ、僕の人生プランに小説を書く予定など皆無である。だから、準備など何もない。右も左も分からない。相棒の力を借りながら、小説のヒントを弄まさぐりながら、僕はSNSの中でも模索していた。そこで知ったのが〝文体診断ロゴーン〟である。それは、己の文章を診断してくれるプログラム。頻繁に小説系アカで見かけるワードに、僕が興味を抱いた...
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小説アイディアのパクりパクられ問題について

僕の相棒は心配性である。とてもとても心配性である。それは、キャリアと経験に基づいて、僕よりもずっと先を見据えているから。著作権についてもそうである。とはいえ、何も知らない僕である。知らぬ間に、無意識に、ちょっとした思い付きで、僕がやらかす可能性だって否めない。その確率がかなり高くて、いつも心配ばかりかけている。だからいつもいつだって、感謝の気持ちで両手を合わせて、今日もサヨリは元気です(笑) ───その逆も。  僕はブロガーとして小説を書いている。書いたものをネットに送り出すのがブロガーのお仕事だから、書いたらポンポン更新している。そうしないとやる気が失せて、復活までに時間を要する。筆が止まる...
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ねぇ、もしかして……おじいちゃん?

小説は誰にでも書ける。僕にもカタチになったのだから、老若男女の誰にでも。書くのが人とは限らない。その気になれば、人工知能だって小説が書けてしまうのだ。文章、イラスト、YouTube動画に至るまで。近い将来、創作物のほとんどがAIに奪われる可能性も高いだろう。機械にビン洗いの仕事を奪われた、母をたずねてマルコのように。これも時代の流れである。友人が喜びさえすればよい僕には、AIなんて無関係な話だけれど(汗)  どうしてそうなるのか? そうなってしまうのか? その根本が金である。売り上げとか、予算とか、経費の類に他ならない。出版業界において小説とは商品である。売れる作品を書籍化するのがお仕事だ。ど...
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いつまでも、スピンオフを書く理由?

金髪頭に僕は言う。 「お前は、スーパーサイヤ人か?」  こんな感じで、取りあえずツッコむ。  それは、金色に髪を染めて、髪の毛をツンツン立ち上げて、何だよ───それ? これを短くすれば、僕の場合これになる。スーパーサイヤ人の一言で、強く見えたり、凄く見えたり、急に雰囲気が変わったり……誰しもが、様々な場面で使える便利なワード。鳥山明先生の大発明で、今日もサヨリは元気です(笑)  小説を書き始める前。  僕のブログの中を読み返せば、悟空、ベジータ、フリーザ様……多くの人気キャラクターを例え話に使っていた。発情期ですかぁ~この野郎! 銀さんだって外せない。それを使って当然だ。ダイレクトに僕の意図が...
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人は文字を読みませんよ

───人は文字を読みませんよ(笑)  僕はスマホの向こうに笑って言った。  お前、小説を書いてるくせに何てことを言うんだよ? 何様だ?───読者の皆さんから総ツッコミを受けそうだけれど、ネットショップに限定すれば、これが正解だと僕は思う。だって、そうでしょ? 文字だけのネットショップでお買い物をする気になりますか? エロい情報や売ってはいけないお薬。少し前に話題になった闇バイトの類たぐいであるのなら、それはそれでアリでしょう。逆に画像なんて邪魔だから。そこに、有るのか無いのかが問題だから。けれど、ネットで何かしらの商品を販売するのなら、どう考えても画像は必須なのです。  こんな話を書いているの...