畑の話

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小玉スイカの立体栽培(2025)

キュウリ、プリンスメロン、カボチャ……ウリ科の野菜は、あたかも雨上がりの雑草の如く、ある日を境に一気に成長するらしい。 日差しの強さと気温の上昇に誘われるように、グングンと小玉スイカが蔓を伸ばす。西のプリンスメロンに続けとばかりに、蔓が支柱を覆いつくす勢いだ。来週になれば、天井までも覆いつくすことになるのだろう。 ちょっと楽しみ(笑) スイカ栽培は、本葉5枚で親蔓つるを摘心し、元気な子蔓を4本伸ばし、孫蔓の管理に入る。けれど支柱はお祭り騒ぎ。どれが子だか孫だか分からない。こんなの、畑の学級崩壊じゃないか! 毎年、同じことの繰り返し。アニキにやり方、訊いときゃよかった(汗)───うん、わけわから...
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なんだこれは! ミニトマトがうますぎる

2025年6月19日(木) 完熟房なりを目指して、収穫に我慢に我慢を重ねたミニトマト。ところがどっこい、映える姿になる前に、赤い実が落ちていた……(汗) 残念だけれど諦めて、ミニトマトに手を伸ばす───収穫だ。 ミニトマトだとはいえ、初物である。長寿の初物七十五日と言われるのだから、こりゃまた、随分長生きができそうだ(笑) 肥料過多でヘンテコになったホーム太郎(大玉トマト)も、一個だけ収穫し、大玉ゼロだけは回避ができた。これ、喰えんの? ちょっと不安だ……。 なんてったっけ? 品種名が思い出せない。けれども、スーパーマルナカの店頭で、何百株も販売されていた苗である。同じ品種のミニトマトが、そこ...
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このままじゃ、キュウリの消費が追いつかなくて……

僕はキュウリ栽培が下手である。なんでだろう? 最初は採れても、しばらくすると失速する。うどんこ病になったり、葉っぱが虫食いで穴だらけになったり、急に枯れてしまったり……7月になるとやる気を失う。それが、うちのキュウリであった。 たくさん採れても困るのだから、キュウリはそれくらいで丁度いい(笑)自己消費には十分で、キュウリ作りを楽しめるだけで御の字だ。そんなぶらり散歩気分で、今年は二本の苗を植えた。今年は何本採れるかな? 毎日、数本採れるだけで、小さな幸せを感じられるものである(笑) 2025年6月17日(火) 昨日はキュウリが五本も採れた。たったの五本だけれど、僕としては豊作だ。次の収穫は、三...
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畑仕事の昼食は、主にバナナとキュウリです(汗)

───食中毒になるのは、最も愚かな行為である。 その考えになったのは、目の前で食中毒になった光景を見たからだ。さしずめそれは、恐怖以外の何ものでもなくて「恐ろしいものを見た!」って感じである。 それは忘れもしない、中学1年の梅雨明けの頃。一緒に弁当を食べていたクラスメイトに異変が起きた。ボリボリと、無言で首を搔き始めたと思ったら、見る見る顔に発疹が現れて、そのまま病院送りになったのだ。それを目の当たりにした僕は、心配よりも恐怖が勝った。 1980年といえば、13日の金曜日を始めとした、ホラー映画大ブームの年である。放課後の教室では毎日のように、女子たちがキューピットさんをやっていて、全国を恐怖...
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立体栽培している小玉スイカが、支柱の背を超えました

2025年6月13日(金) 13日の金曜日といえば、西洋では不吉な日だと言われている。80年代のホラー映画で、これでもかとすり込まれた恐怖だけれど、それはそれ、これはこれ。マイナス思考に引っ張られては、折角の一日が勿体ない。プラス思考で今日もやる(笑)───スイカの蔓が伸びてるやん! 昼休みに畑に行くと、小玉スイカの一本が、僕の背丈を遙かに超えて、アニキの身長まで伸びていた───モデル体型の一間いっけんだ(180センチ)。その後を追う4本も、ロボコンくらいがんばって、デンデンガンガン伸びてくれたらうれしいな。デンデンガンガンが分かるアナタ。そりゃもう、ホイデンガンでお友だちです(笑) 長く伸び...
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畑に植えたカスミソウが、想像以上にデカすぎて……

2025年6月10日(火) 今日は一日雨が降る。降りしきる雨の中、僕が畑に出向いたのは、イチゴとキュウリの収穫に加えて、どうやら肥料過多らしい、大玉トマトを観察するためだった。大玉トマトにつては、昨日の記事に書いたので、それについては割愛します。 今日の主役はカスミソウ。 カスミソウを畑に植えた。 亡き愛猫を偲んで植えた。 こんなに大きくなるのは予想外。 雨の影響なのか、なんなのか? カスミソウがブワっとなっている。なんつーの? ブワっとなって、畑の通路を塞いでいるのだ。そうなることを予測して、細い支柱とテグスを使って、カスミソウをグルグル巻きにしていたのだが、それでは到底、歯が立たなかったよ...
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これがトマトの肥料過多?

あの日の言葉に、気づいていれば……。 いつもそう、いつだってそう。トマト、キュウリ、ナス、スイカ……どんな苗でも、最初は順調そうに育つもの。いくばかの実をならせて、ボクを喜ばせてくれるけど……ところがどっこい、すっとこどっこい。梅雨に入ると話が変わる。何かしらのトラブルが発生するのだ。これが分かるアナタ、そりゃもうお友だちです(笑)「あら、トマトの茎が太いのね……」 これは、五月の初旬に言われた助言だ。この時、気づけばよかったけれど、個人的な諸事情で、心身ともにボロボロで、僕はトマトのサインを見逃した。太い茎と巻く葉っぱ。その異形の姿に浮かぶのは、肥料過多の症状だ。つまり、土に肥料を入れすぎた...
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この黄色いテントウムシは、何者じゃ?

6月4日の昼休み。 畑の野菜を見回っていると、なんだこれ? 僕はナスの前でたゆとうた───ナスの葉に、見たこともない黄色いテントウムシがいるのだが……。 この虫は捕殺すべきか、どうしましょう? 黄色いテントウムシは、風の噂で益虫だと耳にしたことがある。幸せを呼ぶ虫だとも。とはいえ、謎の食害に瀕しているナスである。この虫が犯人候補にあがるのも、これもまた必然だけれど、無益な殺傷などしたくない。ここは写真に残して、僕は先人たちのアドバイスに従うことにした。この道、何十年ものベテランさんに、「このテントウムシ、見たことある?」 スマホの写真を見せると、ふたつのパターンの回答が得られた。「初めて見た」...
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トウモロコシの老化苗を、ダメ元で畝に植えた。

2025年、春───通年よりも気温が低い。野菜の成長が、中山七里の〝さよならドビュッシー〟くらい読めなくて……てか、頼みの綱のYahoo!天気がハズレに外れた。朝、明日の予報が100パーセント〝雨〟だったのに、夕方になると、しれっと50%になるのも慣れっこで、下手すりゃお日さまマークに変わっている。朝令暮改ちょうれいぼかいとはこのことだ。この春の天候は、岬洋介だってお手上げだ(笑) とはいえ、この春の寒さは明らかだ。通年よりも、桃の摘果が一週間遅く始まった。桃の実が、ある程度育たなければ、間引きの判断ができないからだ。一週間だけの遅れなのに、未だにゴールは遥かに遠く。いつ終わんの? って感じで...
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摘心したキュウリの親づるを、挿し木苗にできるかな?

───「キュウリは孫づるから採れ!」これは、近所のキュウリ農家からの教えである。 毎日のように、キュウリを収穫している僕なのに、昨日もその農家から、採りたてキュウリをいただいた。何年経っても、ひよっ子だ。調子に乗って「ハウスのスイカくれ!」というと「自分で作れ!」と言われて、くれなんだ……。 2025年6月4日(火)。キュウリの背丈が僕を超えた。長身のアニキよりも背が伸びた。まぁ、あんなに小さかったのに、こんなに立派になっちゃって(笑) だから、親づるの摘心をしようじゃないか。 そうすれば、ジャンジャンと親づるから子づるが伸びて、子づるを葉っぱ二枚で摘心すれば、わっさわっさと孫づるが伸びる。そ...
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実が小さいのだが? 春ジャガ収穫(ダンシャク)2025

───2025年5月30日(土) 桃の摘果の合間で、春ジャガ(ダンシャク)の収穫を終えた。はっきりと言ってしまえば、こんなに? そう思うほどの不満足。なんつーの? 芋が小さい。実は先週、お試しで二本ほどの苗を掘ってみたけれど、芋が小さくて昨日まで温存したのだ。でもやっぱり、数はあれども小芋ばかり……。それも、種芋にさえ使えぬサイズが気に入らない。写真分だけしか採れていないのだから、ことジャガイモに関しては初めての失敗だった。 小芋なら皮付きで、油で揚げればとてもうまい。それはそうだし、そんな話を耳にする一方で、小さなジャガイモには毒がある。そんな噂も聞いている。だから、それなりのサイズでなけれ...
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今年の苺は大満足(笑)

───2025年4月30日(水) 野菜の支柱を竹に切り替えました。というのも、三年使う予定だった支柱がポキポキと折れ始めたからです。百均で購入すればよいのですが、折れた支柱の処分に困るので、山から竹を切って使うことにしました。朽ちた竹を菌ちゃん農法の畝の材料にすれば、現金の支出と処分の手間が省けます。畑の見かけが貧相に見えますが、そこは割り切ってやりましょう。野菜が育てば、葉っぱで支柱が隠れてしまうのですから(笑)よつぼし(苺) 去年、一昨年と、数粒だけをちまちま食べていた苺ですが、今期は大人食いができそうです。理由は分かりませんが、土が合っていたような気がします。 ランナーが出る向きを合わせ...
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初収穫!よつぼし苺、食べました(2025)

───2025年4月24日(木) 前回の畑の近況報告へのアクセスが思いの外よかったので、味を占めてシリーズ化しようと思います。週に一度のペースなら、野菜の成長度合いがよく分かります。サツマイモの収穫時期(十月中旬)くらいまで、記事ネタに困ることもなさそうです(笑)よつぼし(苺) 今年で三度目のよつぼし苺。本日、待望の初収穫でございます(笑) 大きな粒のサイズなら、スーパーで見る苺に引けを取りません。みんな大好き、ショートケーキの上の苺よりも大きいです。全部このサイズになればいいのにな……大きな実を作るには、花の段階で間引くのでしょうか? 洗って冷やして食べてみると……当たり前ですけれど、やっぱ...
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よつぼし苺の実が赤く色づいた(2025)

───2025年4月22日(火) 畑のゴミの廃棄の準備で、今日は畑に寄りました。使い終わった、不織布・ビニールシート・マルチや折れた支柱が主なゴミです。小さな畑ですから、ゴミの量は大したものではありません。ですが、数が少ないうちに処理をするのが楽なので、そうしています。 水曜日は雨の予報が出ているので、水をやることもなければ、笹の処理も概ね終了。これといった用事もありませんから、鬼の居ぬ間に畑の洗濯です(笑) そんな、ぶらり散歩気分で畑を見れば───苺(よつぼし)が赤い! 食うべきが、食わざるべきか……そこが問題ではありますが、赤い実の裏側。日の当たらない部分がまだ青く、かといって、熟せば虫の...
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苺がそろそろ(2025)

───2025年4月18日(金) 畑の近況報告をば。今回は、数が多いのでブログ風で(笑)よつぼし(苺) もうちょい頑張れば、よつぼし苺が食えますなぁ(笑) 気のせいでないのなら、今年は実がたっぷりって予感がします。小さい実を間引きしたとて、数の確保はできそうです。土がよかったのかもしれませんね。 一本だけ生き残った、初代の苗も元気です。実は小さいので観賞用です。ランナーを育てて来年リベンジ(笑)茄子 葉っぱが切れてバラバラになった苗は、そのまま枯れてしまったので、新たな苗を購入して植えました(八十円)。どちらも、もうちょい元気がほしいところ……。九条ネギの勢力に負けてるのかな?トマト トマトも...
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強風続きで、ナスの葉っぱがバラバラです

───2025年4月10日(木) 夏野菜の準備もひと段落。さりとて、種の発芽が気になって、畑に行くと事件です! アイキャッチ画像でお気づきだろうか? 辻斬つじぎりに襲われたかのように、ナスの葉っぱが切れてます!───このバラバラ事件の犯人は、やはりハキリの野郎だろうか? 第一容疑者に浮上したのがハキリムシ。こいつは苗の葉っぱを切り落とす。とても手癖の悪い虫で、去年はマスクメロンの新芽を軒並みやられた。その苦い記憶が蘇るのだけれど。この現状……果たして、ハキリ野郎の仕業だろうか? ここまで育ったナスの茎。それを切る猛者もさともなれば、ゴジラ上陸くらいの脅威である……そんなことって、ある? そもそ...
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スイカの種まき(2025)

───2025年4月8日(火) ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば……もうちょっと、風流に鳴いてくれないか? 山の麓ふもとでせわしなく、カラスとホトトの大合唱。おまけに暴風だって、春何番だよ?……営業妨害も甚だしい(汗) それに加えて玉ねぎの葉が倒れてる……つまり、待ったなし! これそまさしく、収穫のサインなのである。 やりたくないけど、やりますかぁ! おやおや……アスパラガスは初物だ(笑) 玉ねぎを収穫すると、畝うねがひとつ空き家になった。実に寂しい……サツマイモを植えるべく、古い黒マルチを剥がして、牡蠣殻かきがら石灰を振り撒いた。そして丹念に土を耕し、新たに黒マルチを施した。蔓ボケするから...
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トマト、ナス、キュウリ、ピーマンの苗の定植(2025)

2025年4月6日(日) 桜吹雪を眺むれば、そろそろ頃合いの気配を感じた。やっとけ……か? いずれにせよ、今週は夏野菜の定植をしなければならず、どうせなら早く済ませたい。そんなぶらり散歩気分で、スーパー(マルナカ)とホムセン(ダイキ)で、トマト、ナス、キュウリ、ピーマンの苗を一本ずつ購入した。スーパーは70円台でホムセンは80円台の苗ばかり。この10円の差が後に響くか否か? 今年も興味本位の実験である(笑) 値段が値段だけに品種がよくわからない。ピーマンは京みどり。トマトは共にホーム桃太郎。スーパーのナスは千両二号で、ホムセンのナスには中長ナスと書いてあった。200円代台、300円台の苗もある...
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夏野菜の土作り(2025)

今日は、全国的に春分の日である。 自然をたたえ生物をいつくしむ日に、夏野菜の準備をするのもおつなもの。午後から畝にすき込む鶏糞を買いに、最寄りのホムセンへ出掛けたのだが……致命的なミスを僕は犯した───ポッケに入れたはずの財布がないじゃないか! お金がないのだから鶏糞が買えなくて、今日はやけに道が混んでいて、引き返すのが億劫で、いっそのこと、今日の作業を中止にしよう! そんな、おざなりな……渋々、とんぼ返りで財布を探して、ようやく畑に到着したのが午後三時。なんつーか、畝が三つに笹の根を駆除する予定だけれど、二時間しか時間が取れない。気合を入れてギアを上げて、やれるだけやってみよう。さりとてこの...
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ホムセンで見つけた茄子の苗

月曜日、本を読んでいると謎のめまいに襲われた。グルグルと天井が回って立ってられない……。ふと〝脳血栓〟の文字が頭に浮かぶ。それを考える年齢でもある。でも、そうでもない気もするのだが?───推しの子か? 推しの子なんだな? 心当たりがあるとすれば〝推しの子〟だ。日曜日、コミックス全16巻と小説版(二冊)の一気読みには、自分でも無茶があると思っていた。薄いからという理由だけで、春琴抄(谷崎潤一郎)まで読んだのだから、これまでの経験上、常軌を逸する行動だったのは明らかだ。知恵熱ならぬ知恵めまい。アクアマリンに、めまいがしたとて当然だろう。アイドルは、人を酔わせてナンボだし。 けれど、原因はまったく別...