畑の話

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摘心したキュウリの親づるを、挿し木苗にできるかな?

───「キュウリは孫づるから採れ!」これは、近所のキュウリ農家からの教えである。 毎日のように、キュウリを収穫している僕なのに、昨日もその農家から、採りたてキュウリをいただいた。何年経っても、ひよっ子だ。調子に乗って「ハウスのスイカくれ!」というと「自分で作れ!」と言われて、くれなんだ……。 2025年6月4日(火)。キュウリの背丈が僕を超えた。長身のアニキよりも背が伸びた。まぁ、あんなに小さかったのに、こんなに立派になっちゃって(笑) だから、親づるの摘心をしようじゃないか。 そうすれば、ジャンジャンと親づるから子づるが伸びて、子づるを葉っぱ二枚で摘心すれば、わっさわっさと孫づるが伸びる。そ...
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実が小さいのだが? 春ジャガ収穫(ダンシャク)2025

───2025年5月30日(土) 桃の摘果の合間で、春ジャガ(ダンシャク)の収穫を終えた。はっきりと言ってしまえば、こんなに? そう思うほどの不満足。なんつーの? 芋が小さい。実は先週、お試しで二本ほどの苗を掘ってみたけれど、芋が小さくて昨日まで温存したのだ。でもやっぱり、数はあれども小芋ばかり……。それも、種芋にさえ使えぬサイズが気に入らない。写真分だけしか採れていないのだから、ことジャガイモに関しては初めての失敗だった。 小芋なら皮付きで、油で揚げればとてもうまい。それはそうだし、そんな話を耳にする一方で、小さなジャガイモには毒がある。そんな噂も聞いている。だから、それなりのサイズでなけれ...
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今年の苺は大満足(笑)

───2025年4月30日(水) 野菜の支柱を竹に切り替えました。というのも、三年使う予定だった支柱がポキポキと折れ始めたからです。百均で購入すればよいのですが、折れた支柱の処分に困るので、山から竹を切って使うことにしました。朽ちた竹を菌ちゃん農法の畝の材料にすれば、現金の支出と処分の手間が省けます。畑の見かけが貧相に見えますが、そこは割り切ってやりましょう。野菜が育てば、葉っぱで支柱が隠れてしまうのですから(笑)よつぼし(苺) 去年、一昨年と、数粒だけをちまちま食べていた苺ですが、今期は大人食いができそうです。理由は分かりませんが、土が合っていたような気がします。 ランナーが出る向きを合わせ...
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初収穫!よつぼし苺、食べました(2025)

───2025年4月24日(木) 前回の畑の近況報告へのアクセスが思いの外よかったので、味を占めてシリーズ化しようと思います。週に一度のペースなら、野菜の成長度合いがよく分かります。サツマイモの収穫時期(十月中旬)くらいまで、記事ネタに困ることもなさそうです(笑)よつぼし(苺) 今年で三度目のよつぼし苺。本日、待望の初収穫でございます(笑) 大きな粒のサイズなら、スーパーで見る苺に引けを取りません。みんな大好き、ショートケーキの上の苺よりも大きいです。全部このサイズになればいいのにな……大きな実を作るには、花の段階で間引くのでしょうか? 洗って冷やして食べてみると……当たり前ですけれど、やっぱ...
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よつぼし苺の実が赤く色づいた(2025)

───2025年4月22日(火) 畑のゴミの廃棄の準備で、今日は畑に寄りました。使い終わった、不織布・ビニールシート・マルチや折れた支柱が主なゴミです。小さな畑ですから、ゴミの量は大したものではありません。ですが、数が少ないうちに処理をするのが楽なので、そうしています。 水曜日は雨の予報が出ているので、水をやることもなければ、笹の処理も概ね終了。これといった用事もありませんから、鬼の居ぬ間に畑の洗濯です(笑) そんな、ぶらり散歩気分で畑を見れば───苺(よつぼし)が赤い! 食うべきが、食わざるべきか……そこが問題ではありますが、赤い実の裏側。日の当たらない部分がまだ青く、かといって、熟せば虫の...
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苺がそろそろ(2025)

───2025年4月18日(金) 畑の近況報告をば。今回は、数が多いのでブログ風で(笑)よつぼし(苺) もうちょい頑張れば、よつぼし苺が食えますなぁ(笑) 気のせいでないのなら、今年は実がたっぷりって予感がします。小さい実を間引きしたとて、数の確保はできそうです。土がよかったのかもしれませんね。 一本だけ生き残った、初代の苗も元気です。実は小さいので観賞用です。ランナーを育てて来年リベンジ(笑)茄子 葉っぱが切れてバラバラになった苗は、そのまま枯れてしまったので、新たな苗を購入して植えました(八十円)。どちらも、もうちょい元気がほしいところ……。九条ネギの勢力に負けてるのかな?トマト トマトも...
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強風続きで、ナスの葉っぱがバラバラです

───2025年4月10日(木) 夏野菜の準備もひと段落。さりとて、種の発芽が気になって、畑に行くと事件です! アイキャッチ画像でお気づきだろうか? 辻斬つじぎりに襲われたかのように、ナスの葉っぱが切れてます!───このバラバラ事件の犯人は、やはりハキリの野郎だろうか? 第一容疑者に浮上したのがハキリムシ。こいつは苗の葉っぱを切り落とす。とても手癖の悪い虫で、去年はマスクメロンの新芽を軒並みやられた。その苦い記憶が蘇るのだけれど。この現状……果たして、ハキリ野郎の仕業だろうか? ここまで育ったナスの茎。それを切る猛者もさともなれば、ゴジラ上陸くらいの脅威である……そんなことって、ある? そもそ...
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スイカの種まき(2025)

───2025年4月8日(火) ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば……もうちょっと、風流に鳴いてくれないか? 山の麓ふもとでせわしなく、カラスとホトトの大合唱。おまけに暴風だって、春何番だよ?……営業妨害も甚だしい(汗) それに加えて玉ねぎの葉が倒れてる……つまり、待ったなし! これそまさしく、収穫のサインなのである。 やりたくないけど、やりますかぁ! おやおや……アスパラガスは初物だ(笑) 玉ねぎを収穫すると、畝うねがひとつ空き家になった。実に寂しい……サツマイモを植えるべく、古い黒マルチを剥がして、牡蠣殻かきがら石灰を振り撒いた。そして丹念に土を耕し、新たに黒マルチを施した。蔓ボケするから...
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トマト、ナス、キュウリ、ピーマンの苗の定植(2025)

2025年4月6日(日) 桜吹雪を眺むれば、そろそろ頃合いの気配を感じた。やっとけ……か? いずれにせよ、今週は夏野菜の定植をしなければならず、どうせなら早く済ませたい。そんなぶらり散歩気分で、スーパー(マルナカ)とホムセン(ダイキ)で、トマト、ナス、キュウリ、ピーマンの苗を一本ずつ購入した。スーパーは70円台でホムセンは80円台の苗ばかり。この10円の差が後に響くか否か? 今年も興味本位の実験である(笑) 値段が値段だけに品種がよくわからない。ピーマンは京みどり。トマトは共にホーム桃太郎。スーパーのナスは千両二号で、ホムセンのナスには中長ナスと書いてあった。200円代台、300円台の苗もある...
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夏野菜の土作り(2025)

今日は、全国的に春分の日である。 自然をたたえ生物をいつくしむ日に、夏野菜の準備をするのもおつなもの。午後から畝にすき込む鶏糞を買いに、最寄りのホムセンへ出掛けたのだが……致命的なミスを僕は犯した───ポッケに入れたはずの財布がないじゃないか! お金がないのだから鶏糞が買えなくて、今日はやけに道が混んでいて、引き返すのが億劫で、いっそのこと、今日の作業を中止にしよう! そんな、おざなりな……渋々、とんぼ返りで財布を探して、ようやく畑に到着したのが午後三時。なんつーか、畝が三つに笹の根を駆除する予定だけれど、二時間しか時間が取れない。気合を入れてギアを上げて、やれるだけやってみよう。さりとてこの...
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ホムセンで見つけた茄子の苗

月曜日、本を読んでいると謎のめまいに襲われた。グルグルと天井が回って立ってられない……。ふと〝脳血栓〟の文字が頭に浮かぶ。それを考える年齢でもある。でも、そうでもない気もするのだが?───推しの子か? 推しの子なんだな? 心当たりがあるとすれば〝推しの子〟だ。日曜日、コミックス全16巻と小説版(二冊)の一気読みには、自分でも無茶があると思っていた。薄いからという理由だけで、春琴抄(谷崎潤一郎)まで読んだのだから、これまでの経験上、常軌を逸する行動だったのは明らかだ。知恵熱ならぬ知恵めまい。アクアマリンに、めまいがしたとて当然だろう。アイドルは、人を酔わせてナンボだし。 けれど、原因はまったく別...
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よつぼし苺の花が咲く(2025)

2025年3月14日(金)……世間では、ホワイトデーと呼ばれる日であるらしいのだが、特別なことなど何もなく、気になるのは明日からの雨。暖かいのと畑の具合が気になって、仕事終わりに畑に寄ると、ホトケノザが花満開! この世に大切なのは愛し合うことだけとばかりに、春の風におしべとめしべが揺れている。 それはいいけど、松崎かっ? ってくらい、茂りすぎ。ホトケノザの勢いに、マンバ(高菜)の成長が負けそうだ───ちょっとだけでも、間引かなければ! 明日と明後日は雨予報。雨の日に畑を弄るのは、一般的によろしくないと言われている。湿った畑の上を歩くと、土を練った状態になって土壌が固くなるからだ。つまり、今日を...
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冬の雑草、ホトケノザ

畑に生えた雑草の種類で、土の状態が分かるらしい……。 畑を始めた2022年。畝以外の土は固く、雑草とは無縁の状態だった。当時は、コロナ禍であり、三密が叫ばれていた。まぁ、普通に人とも会えず、外出することも少ない。軽い運動を兼ねて、せっせと畑の土質改良に取りかかる。 世界中で暗雲が立ち込めた時期である。下手をすれば、食料危機の恐れもある。多少なりとも、備えあれば憂いなし。それに加えて、ブログを毎日更新していたのだから、記事に華でも添えましょう。そんなぶらり散歩気分で畑を始めると、大喜びしたのが友人だった。後で知った話だけれど、友人の畑の腕前はプロ級だった。嫌でも会話が盛り上がる。 何もかも、神の...
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春じゃがいも(ダンシャク)の植え付け 2025

2025年2月25日(火) 春じゃがいもの植え付けを実施した。じゃがいもの品種はダンシャクである。当初の予定では、月曜日のショート・ショートのシナリオに合わせるつもりだった。 けれど、雪は降るわ、寒いわ、冷えるわで、無理して風邪でもひいたら本末転倒なのだから、植え付け作業は大事を取って見送った。ミッションの実行を一日ずらすと、晴天のぽかぽか日和で、これはこれでよかったのかもしれない(笑) 種芋の芽出しは完了している。調子がよければ、二週間もすれば地上に新葉を出すことだろう。小説のように、畑に幼女は現れなかったけれど、これはこれで楽しめた。玉ねぎを収穫した後で、じゃがいもを食べられることだろう。...
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大根の収穫(2025)

僕の周りの人たちの話では、この冬は、野菜の成長が悪いのだとか……。僕もそれを、自分の畑で感じていたけど、その原因が分からない。幾らこの冬が寒くても、そこまで寒いか? と訊かれたら、そうでもなくて、定期的に雨も降った。野菜がうまく育たない。その原因は謎である。 とはいえ、植えた大根を放ってもおけず、今日、めでたく収穫した。小ぶりな二、三本を、こっそり残して。もちろん、それは自分用だ。大根だって、スーパーで買えば高い。てか、どうしたよ? 野菜の高騰。おでんさえもが、高級食に思えてきた(汗) 以前にも書いたけれど、ふたつの畝で大根の種をまいた。まずは、嫌な予感がした畝から。 年末に、大根をお試しで抜...
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このままじゃ、畑が笹にやられてしまう……

───大変なことになってしまった……。 再々、冬の畑に行くことはないのだが、年内にやらねばならぬこともある。シンジ君の「僕がエヴァに乗ります!」しなければ……きっと来春。地下から忍び寄る脅威によって、畑がとんでもないことになってしまうのは、火を見るよりも明らかだ。地底を蝕む厄介者───笹の駆逐作業である。こやつらが拗こじれる前に手を打たねば、畑が笹軍団に実効支配されてしまうのだ。年末でなんやかんやあるけれど、これはもう、自分を諫いさめながらの〝時は来たれり!〟なのである。 異変に気づいたのは、この九月にまで遡らなければならない……畑を始めてから去年まで。幾分かの笹の存在を確認していた。けれど、...
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大根の試し採り(2024)

2024年12月12日。 去年の大根は、葉っぱを根こそぎ虫に食われて、それはもう散々でした。葉っぱがないから育ちやしない。この冬も気温の高い日が続きます。つまり、期待値はかなり低くて、それでも、ふたつの畝に大根の種をまきました。きっと虫の餌食だな、夏野菜もしっかり虫に食われたし……その絶望的な予測に反して、今年の葉っぱは───めっちゃ元気です(笑) 畝を隠すように覆い茂った葉を見るだけで、大根への期待が爆上がりするのも、これもまた、野菜の価格高騰の煽りを食らった僕にとって、朗報以外の何物でもありません。つまり、この冬は大根買わねぇ! それだけでも有り難く、出汁をしっかり吸い取った、おいしいおで...
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十日ぶりに畑に行った

ため池に咲く雨の花。畝うねの上にはマルチの絨毯じゅうたん。この猛暑が嘘のように、日差しも和らぎ、落ち着いた気温にかまけて、十日ほど畑をサボっていました。本音を言えば、友人と愛猫と。想い出たっぷりな畑が、僕の足を遠ざけました。でも、それはそれ。これはこれ。状況の確認だけはしておかないと……。 玉ねぎは予定どおり、大根もまだまだ先。よつぼしと高菜(まんば)も順調そのもの。案の定、畑に大きな変化はありません。害虫の被害が見られないのが、思いの外ラッキーでした。「お久しぶりです。イノシシ、どんな感じっすか?」「出るでぇ~」 たまたま隣の畑の人がいたので、イノシシの状況を尋ねると、やっぱり被害はあるよう...
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畑で採った、サツマイモの試し食い(2024)

みなさんは、冬の食べ物と言えば、何を思い浮かべるのでしょう? やっぱり、コタツでミカンでしょうか? 温かなコタツで食べるミカンはとても美味で、膝の上に猫でもいれば、胃袋も心も癒やされます。それは、日本の冬のイメージぴったりです。それともやっぱり、お鍋でしょうか? 家族と、同僚と、仲間たちと語らいながら、同じ鍋をつつき合う。これもまた、とても楽しいひと時です。 この冬は、もう少し先でしょうけれど、体が芯から冷える寒い夜。ふと……僕は、アニメのひとコマを思い出します。令和のサザエは、どうなのでしょう? 未だに、お魚くわえたドラ猫や、逃げるカツオの背中を、サザエは追い続けているのでしょうか? 若い人...
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玉ねぎ苗の定植完了(2024)

この冬は、畑を休むつもりでした。サツマイモの収穫を終わらせて、来春まで畝うねを寝かせよう。玉ねぎのタネすら撒まかず仕舞いで、今さら何もできません。だからこの冬は、よつぼしと大根だけ……そのつもりでいましたが、ホームセンターで気が変わりました───まだゲームは終わっていない。ばったり玉ねぎの苗を見てしまうと、そんな気になったのです。少しだけ、やる気というのが芽吹きました。 わけの分からぬ物価高。来年の春、玉ねぎだって更にお高くなるのでしょう。運良く育てばめっけものです。395円で45本、〝育てやすい玉ねぎ〟の謳うたい文句に釣られました。春玉(早生)と、玉しずく(極早生)。気分が落ち込んでいるとき...