去年まで使っていた、愛猫サヨリの冷房ハウスを処分した。内部スペースが狭く室温が下がりすぎるのだ。僕もだけれど、お年寄りを冷やすのはよくない。少し暑いくらいが丁度いい。僕の暑さへの耐性が強いのか? 事務所の室温はマックス32度くらいである。去年の経験では、マックス35度まで室温が上昇する見込みである。とはいえ、壁面は東向き。午前中よりも室温が上がる心配もない。そして、猫の体温は38~39度。28度を目標に、僕は新たな猫ハウスを考えていた。
これはお役に立ちそうだ……。
六月に猫用のアルミ板をホムセンで二枚買った。一枚、1300円くらいだったと記憶している。事務所に敷いて、手を当てるとアルミの表面は冷え冷えだった。そこがスタートラインである。
ところがどっこい、サヨリはそれに乗ろうとしない。友人からもらったプールばかりで転がっている。それはそれで喜ぶべきことである。友人もうれしいだろう。けれど七月も後半に入ると、そうも言ってはいられない。毎年のように十年に一度の猛暑である。僕の外出中に室温が異常上昇しないとも限らない。なんらかの策は必要だった。
発泡スチロールの箱に氷を入れてアルミ板を乗せてみよう。
10日ほど前。発泡スチロール箱の中に氷を入れて、その上にアルミ板を乗せてみると、結露してしまう。猫は水が嫌いだ。それはサヨリとて同じこと。つまり……乗らない。絶対、乗らにゃい。サヨリから、そんな強い意志を感じてしまう。そこでアルミ板の上にすだれを敷くと、いい感じの手触りになった。この状態でも、購入した氷板が一日余裕でもってくれるのが有り難い(笑)
上部と側面周りを何かで囲えば、空気の温度も下げられそうだ……事務所を見渡すと、相棒からの段ボール箱に目が止まる。サイズ的にはイケそうだった。段ボールが湿気を吸って、湿度を下げてくれる効果へも期待できる。さつまいもだって、じゃがいもだって、段ボールと古新聞で湿気を避けているのだ。理屈としては合っている。ふたつの段ボールを合体させると、室内空間も広く取れるだろう。てか、秋にはこの段ボールで寝ていた猫である。お気に召さないワケがない。
つーことで、試作ハウスをセッティングしてみると、外気温32度に対し、段ボール内の温度は27度にまで下がった。氷の量を増やせば、もっと冷えるのは明らかだ。だって、そうでしょ? 実験中は氷少なめなのから(汗)
それでは、組み立てたハウスをバラしてみましょう!
冷えた空気を逃さないよう、全面を覆う毛布をはぐると段ボールがこんにちは。富士山イラスト入りの、ゆうパックの段ボールを布テープで合体させました。写真で見ると天地が逆なのが失敗ですね(汗) 今回は画像が多いので、久々にブログ風で書いてみます。こんな記事の書き方が久しぶりで懐かしい……(笑)
段ボールを持ち上げると、サヨリが不機嫌な顔して登場します。ごめんね、ごめんね、でも……しょうがないじゃん(汗) 許してね(笑)
数時間ほど、サヨリはハウスの中にいましたが、室内の温度は30度を切っていました。四つある発泡スチロール箱満タンに、氷を入れれば更に温度を下げられますね(笑)
サヨリには少し移動してもらって、すだれをめくるとアルミ板。アルミの放熱性と熱伝導率の高さで段ボール箱内の温度を下げるしくみです。ちなみにこのアルミ板の四隅には、シロクマのイラストが描かれています。僕がアルミ板を買った理由……分かる人だけ察して下さい。
今は氷板を購入して発泡スチロール箱に入れていますが、経費が掛かるので凍ったペットボトル(アクエリとかポカリとか)を入れる予定です。他に、畑で採った野菜を冷やそうと考えています。箱の中はパンパンの方が氷が長持ちするでしょうから……たぶん。
手前と奥とを繋ぐ穴は、奥側の空気が逃げないように小さくしました。ちょっとした洞窟のようですね(笑)
氷の確保さえ万全ならば、サヨリは去年よりも快適な夏を過ごせるでしょう。とはいえ、現在のサヨリさんはご立腹なご様子。なので、お名残惜しいですが現場からは以上です(笑)
コメント
とても快適そう。これなら無事に夏を過ごせますね。知人のKさんは「シロクマハウス」と勝手に名付けていましたよ(笑)
シロクマハウス、いい名前ですね(笑)
サヨリさんにも元気で夏を乗り切ってほしいです。