強風続きで、ナスの葉っぱがバラバラです

畑の話
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───2025年4月10日(木)

 夏野菜の準備もひと段落。さりとて、種の発芽が気になって、畑に行くと事件です! アイキャッチ画像でお気づきだろうか?

 辻斬つじぎりに襲われたかのように、ナスの葉っぱが切れてます!───このバラバラ事件の犯人は、やはりハキリの野郎だろうか? 第一容疑者に浮上したのがハキリムシ。こいつは苗の葉っぱを切り落とす。とても手癖の悪い虫で、去年はマスクメロンの新芽を軒並みやられた。その苦い記憶が蘇るのだけれど。この現状……果たして、ハキリ野郎の仕業だろうか?

 ここまで育ったナスの茎。それを切る猛者もさともなれば、ゴジラ上陸くらいの脅威である……そんなことって、ある? そもそもだけれど、ハキリの野郎は葉の残骸を残さない。葉っぱは、キレイさっぱりなくなるはずだ。

───腑に落ちぬ……

 もみ殻をかき分けて、切断面を確認すると、どうやら別の可能性が見えてきた。今週続いた暴風である。葉っぱが強風に煽られて、茎を固定していたクリップと擦れて切れたのだろう。にしても、見事にバッサリという感じである……なんか、バラけた葉っぱを見ていると、メラメラと腹が立ってきた。

「どうしたん?」

 隣の畑で声がする。隣人だ。

「ナスの葉が切れてやんの。風やろか?」

 ガッカリ声で答えると

「うちも、だいぶんやられてたわ。風やろな、これ」

 互いの見立てが一致した。謎は解けたよ、ワトソン君───畑をやってりゃ、この程度のことなら日常で、カリカリしても始まらない。でも、やっぱ腹立つ。

「苗、植え替えんの?」

 僕の問いに

「いや、復活するやろ? ナスは強いからなぁ~」

 隣人は、安気に答える。

 ナスは一番花から下の葉を、基本的には落とすもの。ここは数日様子を見てから、植え替えを検討するのが、趣味菜園のセオリーだ。こちらの見解も一致した。まだ取り返しがつかなぬわけでもない。だから、一週間ほど様子を見よう。プロ農家であるのなら、速攻で植え替えだけれど、家庭菜園なら慌てる必要がまるでない。ここは逆に〝けん〟である。様子を見ながら流れを掴もう。

 だって、そうでしょ? これはこれで、折角のチャンスだよ。復活すれば儲けものだ。復活劇は記事ネタにもなる。くたびれた葉っぱと、新たに芽吹いた小さな葉っぱに期待を込めて、諦めるのには、まだ早い。

 隣の苗は無傷だし(笑)

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