月曜日、本を読んでいると謎のめまいに襲われた。グルグルと天井が回って立ってられない……。ふと〝脳血栓〟の文字が頭に浮かぶ。それを考える年齢でもある。でも、そうでもない気もするのだが?
───推しの子か? 推しの子なんだな?
心当たりがあるとすれば〝推しの子〟だ。日曜日、コミックス全16巻と小説版(二冊)の一気読みには、自分でも無茶があると思っていた。薄いからという理由だけで、春琴抄(谷崎潤一郎)まで読んだのだから、これまでの経験上、常軌を逸する行動だったのは明らかだ。知恵熱ならぬ知恵めまい。アクアマリンに、めまいがしたとて当然だろう。アイドルは、人を酔わせてナンボだし。
けれど、原因はまったく別のところにあった。それからも、本を読む度にめまいがする……老眼鏡の度数が合っていなかったのだ。度数がキツイ……。
僕が使う老眼鏡の度数は〝1.5〟と〝2.0〟である。日常的に老眼鏡の世話になることは皆無だけれど、読書の時だけは必要で、裸眼では文字が潰れてまったく読めない。新しい老眼鏡が必要だけれど、これは不幸でもなんでもない。今回の事象を鑑みれば、老眼がよくなったとも言えるのだ。そう考えれば悪い話でもない───さりとて、新たな老眼鏡が必要だ!
つーことで、老眼鏡を求めてホムセンへGO! ホムセンの中にあるダイソーで老眼鏡を買って、用事もないのにちゅーる動画をジ~っと眺める。あゝ……泣いちゃう。いそいそと店を出る時、春の息吹に気がついた。入口の隅っこで、茄子の苗が並んでいる。
今日は寒い一日であった。外に並ぶはずの苗が店内で並んでいたのだ。茄子の隣にトマトやピーマンの苗も並んでいる。70円そこそこなら、買って帰ってもよかったけれど、畑の受け入れ態勢が整っていない。ならば、もう少し先で買えばよいだろう。もう少し気温が上がってからでも構わない。
野菜は種から育てたい主義だけれど、この数年間、きゅうりもトマトも猛暑ばかりで夏までもたない。暑さで7月になると木が弱る。種からだと時期が遅れる。こんな理由から、去年からは苗を買って育てている。失敗しても、70円だから気も楽だ。保険として、苗を一本余計に買えばいい。
去年は、猛暑とカメムシのダブルパンチで、踏んだり蹴ったりの夏だったけれど、今年はどんな夏になるのだろう。新鮮な野菜と、甘いスイカとメロンを味わいたいのよ。時は来たれり! 畑を動かす時期が来た! 先ずは、土を耕そう。
ネットでは、7月になると隕石が地球に落っこちて、人類滅亡という話題で溢れている。けれど、こちとらノストラダムスを生き延びた世代である。そんな、まやかしなんて気にもしない。夏の準備を軽んじてはいけない───だから明日から、畝の準備を始めよう!
季節は待ってくれないのだから(笑)
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