土曜日、休み、抜けるような青空。今日しかない、洗濯だ!。
───ズボン、シャツ、靴下、パンツ…。
全力でため込んだ洗濯物。これだけあれば十分だろう。僕は、高松市指定ゴミ袋に詰め込んだ。
───コインランドリーへ行くために。
ウィキの情報によると日本初のコインランドリーは1966年(昭和42年)5月、東京北区の銭湯「加賀浴場」に設置され…との記載があった。僕が知らなかっただけで、コインランドリーの歴史は古かった。ちなみに昭和42年は1967年だけれども(疑)。
僕の学生時代のコインランドリーは、映画やテレビの中にのみ存在するマッチングアプリで、都会の若者たちの出会いの場。ついさっき、急に視力が落ちました。もう、アナタしか見えません。そんなトレンディ感があった。
今日の目的は洗濯だけれど。
───エアコン効いてる、トイレもある、椅子もある、静か。よし、イケる。
初めてのコインランドリーは新鮮そのものである。機器に記載されている説明書きを読みながら、僕はその手順に従った。
洗濯機に洗濯物を入れて、蓋を閉めて、両替をして、300円を入れて…。何をしても初めてとは楽しいものである。
僕はグルグルと回る洗濯槽を、水と洗剤が奏でる泡を物珍しく眺めていた。BGMは泡のメリーゴーランド。久保田の「LA・LA・LA・LOVE SONG」に決まってる。
───洗濯物が整うまでの待ち時間。
ひと記事仕上げるつもりだった。記事ネタはここである。問題は何ひとつ無かった。その筈だったけれど、状況が変わる。店内掃除が始まったのだ。お姉様がチラチラと僕を見ていのがガラスの反射でよく分かる。
───さっきね、ゴミ袋に洗濯物を入れてる変なおっさんがおってね、無言で何か書いてるの…キショくない?。
そんな未来しか見えて来ない。外はこの陽気である。そうだ、畑に行こう。まずはマルチの購入だ。洗い上がった洗濯物を乾燥機に移してから畑の用事を済ませよう。
───無理は良くない…。
30分後、洗濯層の前に立つ。この子、賢いね。ちゃんと洗濯終わってる。当たり前の小さな感動。
移動用のキャスター付きのカートに洗濯物を移し、反対側の乾燥機の中に洗濯物を放り込む。400円を投入し、洗濯費用は総額で野口。今日は楽しいから良いのだけれど、お得感は感じられない。
───広末涼子がバブルへGOしたやつだよね、これ。
さすが業務用である。乾燥機の中を覗くと大人が入れそうなサイズで、愛猫のハウスにも丁度よさげ。物珍しそうな顔で洗濯物が回る姿を、やっぱり眺めてしまう自分が不思議に思えて、今日もサヨリは元気です。
畑の状況は昨日の記事のとおりで、気持ち良い40分を僕は過ごした。太い九条ねぎと大きなピーマンがお土産である。
40分後。乾燥機は、その役目を終え沈黙で僕を待つ。となりの乾燥機は僕が乾燥を始める前から沈黙だった。この子は、いつまで沈黙なのだろう?。そんな事を考えながら乾燥機の中に手を突っ込むと常夏のトロピカル。
カラッとした常夏のタオルが気持ちいい。へぇ、こうなるんだ。洗濯機が壊れたら、ランドリーも良いかも知れない。
───ご満悦である。
ランドリーの中央には大きな机が設置されていて、そこで洗濯物を畳むのであろう。それくらいは僕にも分かる。
ユニクロスタッフように手際よく衣類をたたみながら、高松市指定のゴミ袋の中にブツを詰め込む。冷えた指先に、ぽかぽかの肌触りが気持ち良い。
───さて、お昼のうどんを作ろうか。
滅多に洗濯しない僕だけれど、コインランドリーの洗濯は楽しめた。そう、そう。今度はコタツ布団を洗いに来よう。あれなら洗いがいもあるだろう。
何が言いたいのかと言うと、高松市指定のゴミ袋に入れた洗濯物。乾燥が終わると膨らんでゴミ袋の中に入りきれませんでした。
───洗濯物、めっちゃ膨らみます(汗)。
コメント
まわる ま~わる メリーゴーランド♪ あ、コインランドリーね。乾燥機に過剰表記なし。その名も、ふわふわ乾燥機って、書いてありますものね。出来立てホヤホヤ、ふわふわの洗濯物。♪息が止まるくらいの甘いくちづけをしようよって、いや、照れるけどね。そういうの経験不足だから。でも、ほんとに、その位の勢いで顔をうずめたくなるほどの、気持ちの良い仕上がりになりますよね(笑)。あとね、靴専用のコインランドリー、これ、良いですよ。
ほんと、ほんと。洗剤が違うのか?、それともマシン性能の差が出たのか?。フワフワホッカホカに仕上がりました。靴の洗濯機も1機だけ隅っこにありました。パワフルそうで良さげですね(笑)。